体硬いから無理か…と諦める前に!股関節の柔軟性アップを目指す「動ストレッチ」
バレエやヨガで見る、きれいな開脚。「180度開くのは無理としても、開脚ポーズをしてみたい!」とひそかに憧れている方も多いかもしれません。開脚にトライするときに、じっと股関節を伸ばすストレッチをしがちですが、実は力技で無理やり伸ばすのは危険なのだそう。
ヨガインストラクターのyuukaさんによると、開脚にかかわる股関節の柔軟性を上げるには、“動ストレッチ”を取り入れるとよいそうです。今回は、yuukaさんに動ストレッチについて教えてもらいました。
じっと伸ばすストレッチはさらに硬くなる!?
ストレッチにはじっとして伸ばす“静ストレッチ”と、動きの中で伸ばしていく“動ストレッチ”があります。
静ストレッチは硬いところをキープしながら伸ばしていくのですが、苦しくなって息が止まったり、痛みでイライラしたりすると、余計に筋肉が硬く緊張する可能性があります。
そこで筆者がおすすめするのは、体を優しく動かしながら伸ばしていく動ストレッチです。股関節が硬い方ほど、これから紹介する動ストレッチを試してみてくださいね。
1:内ももを気持ちよく伸ばす
出典: GATTA
まずは、内ももを気持ちよく伸ばすストレッチから。
(1)四つん這いの姿勢から、両ひじを下ろします。両ひざを左右に大きく開きましょう。
(2)息を吸います。息を吐きながらお尻を後方へ引き、お腹を床に近づけていきます。このとき腰をそらしすぎないように注意してください。
(3)太ももの内側が気持ちよく伸びる位置まででOK。
(4)息を吸いながら両ひじを下ろした四つ這いの姿勢まで緩め、元の態勢に戻ります。
(5)息を吐きながら再びお尻を後方へ引きながら内ももを伸ばします。
(6)この動きを10回程度繰り返します。
2:揺らしながら股関節をほぐす
出典: GATTA
次は、揺らしながら股関節をほぐしていきます。
(1)両脚を可能な範囲で開きます。
(2)脚を開くのも辛い場合は、ひざを曲げて脚の開く幅を小さくしましょう。
(3)両手を体の前の床に下ろします。
(4)息を吸いながら、お腹を上に伸ばします。
(5)息を吐きながら、骨盤を無理のない範囲で前に倒します。
(6)息を吸いながら骨盤を元の位置に戻し、再び息を吐きながら骨盤を前に倒します。
(7)呼吸に合わせて骨盤と股関節の周りをほぐしていくイメージで、心地よい範囲で揺らします。
(8)10~20回ほど続けましょう。
ほぐれてきたら動きを少しずつ大きくしながら、範囲広げていきましょう。
いかがでしたか? 股関節のような硬くなりがちな部位を伸ばすのはきついもの。じっとキープして行う“静ストレッチ”よりも、揺らしながら呼吸に余裕がある程度の強度で行う“動ストレッチ”のほうが、無理なく行うことがきでます。
今回ご紹介した“動ストレッチ”で股関節の柔軟性を手に入れて、あこがれの開脚を目指してみてくださいね!