夢を追う女性たちのオンライン専門店100店以上が大阪に集結した、マルシェイベント開催をレポート。

普段はオンラインでのみ販売している人気専門店が100店舗以上出店。会場ではパネルディスカッションを行い、フェアトレード商品を扱うことで社会貢献にも取り組む店主が、現地の生産者さんと中継を繋ぎました。


「とっておきのお気に入りアイテムを見つけてほしい!」との想いを込めたイベントのメインディスプレイ

「お買い物で世界を変える」を企業コンセプトに掲げるMy brand株式会社は、2024年7月13日~14日の2日間、お買い物イベント『MON☆STARクローゼット』を大阪・BPオーガニックスペース南船場にて開催しました。

今回出店した店主たちはすべて女性。彼女たちは女性としてのキャリアや、子育てと仕事の両立に悩んだのち、オンラインショップ運営という働き方に出会いました。

普段はオンラインのみのお店ばかりですが、やはり直接お客様にお会いしたい!想いを伝えたい!こだわりの商品を実際に手に取ってみてほしい!そんな想いから、年に1~2度、人気店舗が全国から集い、マルシェイベントを開催するようになり、今回最大規模の開催となりました。

世界観作り、ディスプレイまですべて各ショップオーナーが創り上げた。

そんな彼女たちが取り扱う製品の多くは、人やモノ、地球に優しく、サスティナブルで、エシカル。
ただ「可愛い」「おしゃれ」だけでなく、作り手や素材にストーリーのある商品たちにお客様も魅了され、各フロア行列の絶えない2日間となりました。



メキシコの女性が手織りで作るバッグなど、伝統工芸を活かした商品も多数並ぶ

出店者たちは元々主婦や会社員ばかり。パソコン操作やSNSが得意ではない人も、ひとつずつ学び、こつこつとオンラインショップを運営してきました。そんな、ごく普通の女性たちが、100店舗以上出店するイベントを企画、開催することは決して簡単なことではありませんでした。

半年以上前から企画創造し、プロジェクト、プロモーション、ディスプレイなど、各チームにリーダーを募り、それぞれが仕事、家事、育児などの合間を縫って時間を作り、何度もミーティングを重ねました。途中、様々な課題にぶつかりながらも、どうやったらお客様に楽しんでいただけるかを常に考えた結果、ご来場いただいたお客様から嬉しいお声や感想をたくさんいただきました。

「インスタで知って、このイベントの雰囲気がすごく好きな感じだったので来てみました」
「憧れの店主さんについに会えて、おしゃべりをしたり写真を撮ったり、夢のような時間でした」
「オンラインの争奪戦で買えなかったものを実際に見て、触れて、買うことができてすごく嬉しい!」

プロモーションのリーダーを務めた出店者は「1人ではできないことも、仲間がいれば大きなことができると改めて感動しました」と語ってくれました。


フェアトレード商品を取り扱う店主と現地(インド)のセラーさんを繋ぐパネルディスカッションの様子

アフガニスタン難民の女性が、大量の廃棄衣料をアップサイクルして作るシライワリ人形

当日会場では、海外セラーさんとも中継を繋ぎ、実際に作業をしている場所や製作の様子、商品に込めた想いや、その土地ならではのエピソードを伺うパネルディスカッションも行いました。

お客様もお買い物の足を止めて熱心に聞き入り、普段なかなか知ることのできない、作り手さんのお顔を見ることができたり、製作の裏側のエピソードを聞けたりと、「モノを買う」以上の体験もでき、とても充実の時間を過ごされていました。

7月29日発売分に掲載された記事
当日会場には、繊維・ファッション業界の最大の専門誌である
繊研新聞さんに取材にきていただきました。
各フロアの個性溢れるお店をひとつずつ熱心に取材してくださり、今回のイベント名に込めた想いなど、丁寧に記事にまとめてくださいました。

取材中、記者の方が「商品について一つ尋ねると、二つ三つと、こちらが思う以上にたくさんのこだわりや想いを伝えてくださる店主さんばかり」と話してくださったことが印象的でした。
今回のイベントを通じて、「モノ」にこだわる私たちの想いを伝えることができた瞬間のひとつでした。



今回イベントに出店した女性たちは、仕事と育児の両立、社会参画といった夢を叶え、今も挑戦し続けています。
このイベントはこれから第2回、第3回と続けていくことを予定しており、今後も女性たちが夢を持ち活躍する場となり、様々な想いを発信する場となっていきます。
MON☆STARクローゼット第1回開催の様子や、各店舗の情報、今後の予定については
公式インスタグラム公式サイトをチェックしてみてください。