【LINEリサーチ】成年年齢が18歳に引き下げになることについて、高校生の8割近くが「知っている」と回答 引き下げ賛成派は約4割、反対派は2割で賛成派の割合が高い結果に
LINE株式会社では、同社が保有する約536万人の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営しております。このたびLINEリサーチでは、日本全国の高校1年生~3年生の男女を対象に、2022年4月1日から行われる成年年齢の20歳から18歳への引き下げについて知っているか、また制度に賛成か反対かなどについて調査を実施しましたので、その結果をお知らせいたします。※調査結果の詳細はLINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」でご覧いただけます: https://research-platform.line.me/archives/36894018.html
■高校生の76%は、成年年齢の引き下げについて「知っている」
「2022年4月1日から、成年年齢が18歳になる」ことについて、どのくらいの高校生が知っているのか調査しました。「詳しい内容まで知っている」という人は1割程度にとどまったものの、「ある程度内容を知っている」を含めると、76%の高校生が18歳成年についての内容を知っていました。
一方で「まったく知らない」という人は3%とごく少数でした。「聞いたことがある程度」という人も含めると、9割以上の高校生が制度のことを知っていることがわかりました。また男女別でみると、女子高生に比べ男子校生のほうが制度について詳しい内容を知っている割合が高い結果が出ています。
■結婚、クレジットカード...18歳からできることをどのくらい知っている?
今回の改正では、18歳を成年と定めることにともない「18歳からできること」、「20歳にならないとできないこと」が細かく区分されました。そこで、内容ごとに高校生がどのくらい知っているのか聞いてみました。
まず「18歳になったらできること」について、TOPは「女性は結婚ができる(16歳から変更)」でした。次いで、「クレジットカード(自分名義)をつくることができる」、「携帯電話(自分名義)の契約ができる」、「一人暮らしの部屋を借りる(自分で契約する)ことができる」などの契約関連と続きます。
男女別にみると、女子高生よりも男子校生のほうが「携帯電話」や「部屋を借りる」、「ローンを組む」などの契約関連について、知っている人の割合が高いのが特徴的です。
一方、現在と同じく「20歳にならないとできないこと」について、TOPは「お酒を飲む・買える」、次いで「たばこを吸う・買える」でした。どちらも男子校生は8割近く、女子高生は9割近くが知っており、女子高生のほうがやや割合は高いものの、男女ともに多くの高校生が知っていることがわかりました。
そのほか、「競馬・競艇・競輪などの投票券を買える」や「国民年金の加入義務が発生する」、「大型・中型免許(10トン車の運転など)を取得することができる」については、半数以下と知っている割合が低くなりますが、女子高生よりも男子校生のほうがやや認知率が高い傾向です。
■18歳成年に賛成?反対?男子校生は約半数が「賛成」
18歳成年の制度について内容を知っている高校生に、この制度に賛成か反対かを聞いてみました。全体では「賛成とも反対ともいえない」がもっとも多く35%でした。
そして「賛成/どちらかといえば賛成」の賛成派は約41%、「反対/どちらかといえば反対」の反対派は約20%で、賛成派のほうが多いことがわかりました。
男女別にみると、「賛成とも反対ともいえない」中立派は、男子校生よりも女子高生のほうがやや割合が高い傾向にありました。男子校生では約5割と半数が賛成していますが、女子高生は約3割が賛成。また、女子高生は学年が上がるにつれ反対派が増えていました。
■早く成人になりたいと思う高校生はどのくらいいる?
「早く成人したいと思いますか?」という質問をしたところ、全体で約4割が「どちらともいえない/わからない」と回答し、もっとも多い結果となりました。「早く成人したいと思う」、「早く成人したいと思わない」はそれぞれ3割前後という結果でした。
男女学年別にみると、男女ともに2~3年生の「どちらともいえない/わからない」の割合が高い結果となりました。また、男子校生のほうが「早く成人したいと思う」割合が全学年で女子高生に比べて高い傾向にありました。特に1年生の男子校生では44%と半数に迫る勢いでした。女子高生も、1年生は「早く成人したいと思う」割合が他の学年と比べて高い結果が出ています。
それぞれの理由について、高校生から寄せられた声を紹介します。
<早く成人したいと思う理由>
・アルバイトや学校などに関して親のサインが必要で、親に許可を取らないとできないことが多い。成人になったらそういうことが自由になると思う(高1女子)
・大人になれば世界が広がり、新たなことを知って挑戦できるから(高1男子)
・社会の一員としての責任が生まれるし、子供では制限があることもできるようになるから(高1男子)
・いろいろな経験を早く積めるから(高1男子)
・大人になったら選挙の投票とかいろいろなことが出来るようになると思うから(高2女子)
<早く成人したいと思わない理由>
・大人といわれると責任が重くなりそう。制限が緩くなる代わりに見られることが多くなる(高1男子)
・大人になるのが怖いから。いきなり社会の海に放り出される気がする(高3女子)
・学生時代にしかできない思い出もあるから大切にしたい(高3男子)
・大人と子供の境界線をもっと楽しみたい(高3女子)
・まだ青春していたい(高1男子)
・成人になるにともない、適用される制度などについて詳しい知識がない(高3男子)
<どちらともいえない/わからない>
・早く大人になって働きたいけど、学生のうちにしかできないこともしていたい(高2女子)
・大人として認められて自由な感じはするが、その一方で責任も増えるから(高2男子)
・成人に関わらず18歳になったらある程度社会的責任を負うため、あまり変わらない(高3男子)
・学校生活を楽しみつつ充実できているので、今の時間も大切にしたいし未来への期待もあるから(高2男子)
LINEリサーチでは、今後も国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤に、様々な調査を定期的に実施してまいります。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2020年12月7日~8日
有効回収数:1,041サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならないことがあります。
【「LINEリサーチ」について】
「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。約536万人のアクティブモニターのうち10~29歳が51%を占め*、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能です。また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチ興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できます。LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、効果的に調査を実施することが可能です。
* 2020年12月時点
「LINEリサーチ」公式サイト:https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/
■高校生の76%は、成年年齢の引き下げについて「知っている」
「2022年4月1日から、成年年齢が18歳になる」ことについて、どのくらいの高校生が知っているのか調査しました。「詳しい内容まで知っている」という人は1割程度にとどまったものの、「ある程度内容を知っている」を含めると、76%の高校生が18歳成年についての内容を知っていました。
一方で「まったく知らない」という人は3%とごく少数でした。「聞いたことがある程度」という人も含めると、9割以上の高校生が制度のことを知っていることがわかりました。また男女別でみると、女子高生に比べ男子校生のほうが制度について詳しい内容を知っている割合が高い結果が出ています。
■結婚、クレジットカード...18歳からできることをどのくらい知っている?
今回の改正では、18歳を成年と定めることにともない「18歳からできること」、「20歳にならないとできないこと」が細かく区分されました。そこで、内容ごとに高校生がどのくらい知っているのか聞いてみました。
まず「18歳になったらできること」について、TOPは「女性は結婚ができる(16歳から変更)」でした。次いで、「クレジットカード(自分名義)をつくることができる」、「携帯電話(自分名義)の契約ができる」、「一人暮らしの部屋を借りる(自分で契約する)ことができる」などの契約関連と続きます。
男女別にみると、女子高生よりも男子校生のほうが「携帯電話」や「部屋を借りる」、「ローンを組む」などの契約関連について、知っている人の割合が高いのが特徴的です。
一方、現在と同じく「20歳にならないとできないこと」について、TOPは「お酒を飲む・買える」、次いで「たばこを吸う・買える」でした。どちらも男子校生は8割近く、女子高生は9割近くが知っており、女子高生のほうがやや割合は高いものの、男女ともに多くの高校生が知っていることがわかりました。
そのほか、「競馬・競艇・競輪などの投票券を買える」や「国民年金の加入義務が発生する」、「大型・中型免許(10トン車の運転など)を取得することができる」については、半数以下と知っている割合が低くなりますが、女子高生よりも男子校生のほうがやや認知率が高い傾向です。
■18歳成年に賛成?反対?男子校生は約半数が「賛成」
18歳成年の制度について内容を知っている高校生に、この制度に賛成か反対かを聞いてみました。全体では「賛成とも反対ともいえない」がもっとも多く35%でした。
そして「賛成/どちらかといえば賛成」の賛成派は約41%、「反対/どちらかといえば反対」の反対派は約20%で、賛成派のほうが多いことがわかりました。
男女別にみると、「賛成とも反対ともいえない」中立派は、男子校生よりも女子高生のほうがやや割合が高い傾向にありました。男子校生では約5割と半数が賛成していますが、女子高生は約3割が賛成。また、女子高生は学年が上がるにつれ反対派が増えていました。
■早く成人になりたいと思う高校生はどのくらいいる?
「早く成人したいと思いますか?」という質問をしたところ、全体で約4割が「どちらともいえない/わからない」と回答し、もっとも多い結果となりました。「早く成人したいと思う」、「早く成人したいと思わない」はそれぞれ3割前後という結果でした。
男女学年別にみると、男女ともに2~3年生の「どちらともいえない/わからない」の割合が高い結果となりました。また、男子校生のほうが「早く成人したいと思う」割合が全学年で女子高生に比べて高い傾向にありました。特に1年生の男子校生では44%と半数に迫る勢いでした。女子高生も、1年生は「早く成人したいと思う」割合が他の学年と比べて高い結果が出ています。
それぞれの理由について、高校生から寄せられた声を紹介します。
<早く成人したいと思う理由>
・アルバイトや学校などに関して親のサインが必要で、親に許可を取らないとできないことが多い。成人になったらそういうことが自由になると思う(高1女子)
・大人になれば世界が広がり、新たなことを知って挑戦できるから(高1男子)
・社会の一員としての責任が生まれるし、子供では制限があることもできるようになるから(高1男子)
・いろいろな経験を早く積めるから(高1男子)
・大人になったら選挙の投票とかいろいろなことが出来るようになると思うから(高2女子)
<早く成人したいと思わない理由>
・大人といわれると責任が重くなりそう。制限が緩くなる代わりに見られることが多くなる(高1男子)
・大人になるのが怖いから。いきなり社会の海に放り出される気がする(高3女子)
・学生時代にしかできない思い出もあるから大切にしたい(高3男子)
・大人と子供の境界線をもっと楽しみたい(高3女子)
・まだ青春していたい(高1男子)
・成人になるにともない、適用される制度などについて詳しい知識がない(高3男子)
<どちらともいえない/わからない>
・早く大人になって働きたいけど、学生のうちにしかできないこともしていたい(高2女子)
・大人として認められて自由な感じはするが、その一方で責任も増えるから(高2男子)
・成人に関わらず18歳になったらある程度社会的責任を負うため、あまり変わらない(高3男子)
・学校生活を楽しみつつ充実できているので、今の時間も大切にしたいし未来への期待もあるから(高2男子)
LINEリサーチでは、今後も国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤に、様々な調査を定期的に実施してまいります。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2020年12月7日~8日
有効回収数:1,041サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならないことがあります。
【「LINEリサーチ」について】
「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。約536万人のアクティブモニターのうち10~29歳が51%を占め*、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能です。また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチ興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できます。LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、効果的に調査を実施することが可能です。
* 2020年12月時点
「LINEリサーチ」公式サイト:https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/