2021年2月5日(金)発売!数量限定NARSの「クローデットコレクション」
NARSの創設者兼クリエイティブディレクター François Nars(フランソワ・ナーズ)のミューズであり、唯一無二の母であるClaudette(クローデット)にインスパイアされた限定コレクションが、ハートやスター、クローバー、バタフライなどのプリント柄のパッケージで登場します。
1970年代、パリの左岸Paris Rive Gauche(パリ・リヴ・ゴーシュ)のノスタルジックで自由な精神を彷彿とさせる、シェードのひとつひとつは大胆な発色と、こだわり抜いた色彩、そして底知れぬ愛情を表現しています。フランソワ・ナーズのビューティのヴィジョンの原型とも言えるコレクションです。
全4アイテム12種|2021年2月5日(金)全て数量限定発売
■ NARS オーデイシャスリップスティック
全4色│税込価格 各4,290円(本体 各3,900円+税)[数量限定]
"ア・ミューズ・ブーシュ" ー ひと口のお楽しみ。
高級感溢れるサテンのつやでカルト的人気を誇る『オーデイシャスリップスティック』から、
フランソワの人生の中で最もインスピレーションを与えてくれた女性: 母 Claudette Augustine(クローデット・オーギュスティーヌ)、祖母二人 Léa(レア)とGinette(ジネット)にちなんで名付けられた限定4シェードが登場。サテンのようになめらかなグライドが可能で唇に溶け込み、ひと塗りで大胆な発色を叶えます。
また保湿力に富み、乾燥しにくくにじみにくいリップスティックです。リップのボディには、NARSのロゴがエンボスされています。
■ NARS オーデイシャス シアーマット リップスティック[数量限定]
全6色│税込価格 各4,290円(本体 各3,900円+税)
※00267, 00269は、NARSカウンター、NARS ビューティ・ スクエア、NARS取扱各ECサイト、
@cosme SHOPPING、NARS Cosmetics オフィシャルサイト限定発売
『オーデイシャスリップスティック』のセンシュアルなフォーミュラが、ソフトフォーカスな仕上がりで登場。ひと塗りごとに繊細な発色とミディアムシアーのカバー力、そして花びらのように柔らかでパウダリーな仕上がりを叶えます。
■ NARS クローデット ブラッシュデュオ
全1種│税込価格 5,720円(本体 5,200円+税)[数量限定]
※カウンター、NARS ビューティ・ スクエア、NARS取扱各ECサイト、セミセルフ店舗、@cosme SHOPPING、NARS Cosmetics オフィシャルサイト限定発売
チークからシックに。
洗練されたブラッシュデュオで、自然な血色感のあるルックを叶えます。カルト的人気を誇るベストセラーアイテム『ブラッシュ』のフォーミュラは、つけ心地が軽く、自然に紅潮したようなに頬を彩ります。マイクロナイズドパウダーはソフトでブレンドを可能にします。重ねづけをしてビルドアップ可能なシェードは、どんな肌にも自然になじみ健康的な血色感のあるルックに仕上げます。
■ NARS サンジェルマンデプレ アイシャドーパレット
全1種│税込価格 6,490円(本体 5,900円+税)[数量限定]
※カウンター、NARS ビューティ・ スクエア、NARS取扱各ECサイト、@cosme SHOPPING、NARS Cosmetics オフィシャルサイト限定発売
視線を釘付けに。マット、サテン、シマーのテクスチャーであたたかみのあるニュートラルな6シェードがひとつのパレットに。NARS独自のリキッドバインディングシステム*が、ひと塗りで鮮やかな発色をもたらします。
*リキッドバインディングシステム: パウダーとリキッドを混合し、プレストしたもの。これまでのパウダーをプレストしただけのものに比べ、なめらかさや肌への密着感、発色を高めます。
FRANÇOIS NARS Q&A
フランソワ・ナーズ NARS創始者/クリエイティブ・ディレクター
Q.最も古いお母様についての記憶は何ですか?
正確にいつだったか、そしてどんな容姿だったかを確実に思い出すのは難しいな。
でも、母はとても美しくて、どこに行ってもいつも注目されていたのを覚えているよ。とにかく母はいつもとてもゴージャスな女性だったよ。
Q.お母様がメーキャップをする姿を覚えていますか?
母はあまり濃いメイクをしたことがなかったけれど、とても自然なメイクが好きで、僕もそれが好きで、とても素敵だと思っていたよ。
マスカラでまつ毛をきれいに整えたり、チークをつけたりするのが好きだったと思う。ファンデーションなど肌を覆ってしまうようなものが好きではなかった。元々、肌が綺麗なのであまりつけなくてもいいと思ってたよ。僕がメーキャップをするようになってからは、僕の方が母のメーキャップをしていたかもしれない。
Q.初めてお母様にメーキャップをしたのはいつですか? また、その時のメーキャップルックを覚えていますか?
ファッションやメーキャップが好きになった70年代前半に、母のメーキャップにトライし始めたと思う。VOGUEやFrench ELLEのメーキャップを再現したりしていたよ。母はとても美しい緑の瞳なので、一番楽しかったのはアイメーキャップ。雑誌や写真を見て、当時流行していたスモーキーアイをどうやってつくっているのかを研究してたよ。それを母に再現してみて、街に買い物に行かせたり、友達に会いに行かせたりして、周りの感想を聞いたりしてね。大概母の友達は「オーマイゴッド! とっても美しいわ! 」と賞賛するから、それが励みになって、少しずつメーキャップにのめり込んでいったよ。
Q.どのようにしてコレクションが作られたのでしょうか? コレクションアイデアは、お母様と一緒に考えたのでしょうか?
僕のアイデアを、母に提案した。母はとてものんびりしていて人見知りなので、NARSにコレクションを頼つくってもらいたいと言う勇気などなかったけれど、チームのみんなにアイデアを伝えたところ、みんながいいアイデアだと賛成してくれたんだ。だから僕が母にアイデアを提示し、母が本当に自分の名前を入れたいと思うようなコレクションラインナップを一緒に考えたよ。パッケージについても話し合って、全体のコンセプトについても本当に協力し合ってクリエイトしたよ。
Q.パッケージデザインのインスピレーションは何ですか? そしてどのようにしてこれらのカラーを選んだのですか?
母が70年代に着ていたドレスのプリントだよ。母に似合うと思う色、母が着ていて心地よく、気に入っている色を選んだんだ。母の気分を盛り上げてくれる、時代を超越した色。僕も当時の母の年頃になって、母の好みも自分の好みも分かっているから、とても簡単な作業だった。母は僕を信頼しているし、僕も然り。母がこのコレクションに何を求めているのか分かっていたよ。
Q.撮影はどうでしたか?
パリのホテルで撮影したよ。母はとてもプロフェッショナルで、一生懸命に仕事をしてくれたんだ。想像できると思うけれど、母の歳の女性が一日中撮影をこなすのは大変なことだよね。それでも母は完璧にこなしてくれたんだ。朝から撮影を始めて、夕方6時には撮影を終えたよ。もちろん、撮影されることにとても緊張していたし、25歳とか30歳の時は簡単でも、母の年齢になると尚更緊張すると思う。でも母は信じられないほど素晴らしい表情をしてたし、僕のチームが母の周りでサポートしてくれていたので、とても安心して撮影に臨めた。母は、とても素晴らしい時間を過ごしたと思うし、またやりたいと思うよ。
Q&A WITH CLAUDETTE, François Nars Mother and Muse
クローデット/フランソワ・ナーズの母・ ミューズ
Q.コレクションのデザインは、大胆なプリントと洗練されたディティールを重視した
70年代のリヴ・ゴーシュ時代を彷彿とさせるものですが、このスタイルはフランソワ
同様、あなたの人生の中でも重要だったのでしょうか?
フランソワは、14歳・・ いや12歳の時には既にファッション雑誌を読んでいて、いつも
イヴ・サンローランの服を指差していたわ。 「 ママ、トゥールーズに行かなくちゃ !
リヴ・ゴーシュの店がオープンしたんだ。試着しないと! 」と言われて行ったの。
彼はそれらを、今まで見た服の中で一番美しい服だと思っていて、私はそのオート
クチュールの服を全て買ったわ。
Q.パリにはよく行かれましたか?
ええ、もちろん。特にフランソワが18歳でパリに引っ越してからはね。フランソワは、たとえ行ったことがなくても誰よりもパリのことを知っていたのよ。当時はメーキャップアーティストリーの学校は存在していなかったので、メーキャップは今のように認識されていませんでした。
しかし、フランソワは、パリで最も偉大なメーキャップアーティストを知っていたわ。私はサンジェルマンに小さなアパートメントを見つけて、しばらくフランソワと一緒に過ごしたの。ある日、フランソワが「ママ来て、メーキャップしに行こう ! 」と言って、2~3人の素晴らしいメーキャップアーティストに会いに行きました。そして何度か訪ねる度に、アシスタントが必要かどうかを尋ねたわ。そして、ゲランのOlivier Echaudemaison(オリヴィエ・エシャウデメゾン)に出会ったの。彼はとてもチャーミングで、私のことをイタリア人に見えると言っていたわ。アシスタントが必要かどうか聞いてみると、ちょうど当時のアシスタントに子供が生まれたばかりで、翌日にはショーを控えているとのことで「明日の朝、息子さんに来るように言っておいて! 」 と言ってくれました。
フランソワがその若さでどれだけファッションに精通しているかを知った時、オリヴィエはとても感激したそうです。それが全ての始まりで、それ以来フランソワは常に仕事を抱えているわね。
Q.フランソワとのパリでの一番の思い出は何ですか?
パリに定住して間もなく、フランソワは人里離れた通りにあるサンローランの一族全員が通っているような、小さな素敵なレストランを見つけました。フランソワは私を誘って「きっといいレストランに違いないし、そこで彼らに会えるかもしれない!」と言っていたわ。ある日レストランでは、Marina Schiano(マリーナ・シアーノ)がPierre Bergé(ピエール・ベルジェ)とディナーをしていて、彼女はリヴ・ゴーシュの素晴らしいパイロットジャケットを着ていたの。その後、マリーナがフランソワの親友となり、彼女はフランソワに同じジャケットをプレゼントしたのです。
Q.フランソワはよくあなたのことを「最初で最高のミューズ」と言っていました。どのようにして彼の才能を開花させたのでしょうか?
私はいつもエレガントで、謙虚に言ってちょっとしたセンスがありました。化粧はほとんどしませんでした。目もとは軽く、チークとリップグロスを少しつけるくらい。いつもフランソワには「あまりつけないで ! 」と言っていたほど、大胆なメーキャップをするのが好きではなかったの。また、ルースパウダーが大好きだったのだけど、フランソワは「もう誰もパウダーなんてつけていない。」と言っていたわ。あと、「ファンデーションを作るときは、本当に軽くて透明感のあるものにしてね。」と言っていたわ。
Q.若い女性たちへアドバイスをお願いします。
あなたのフレッシュさを失わないで。若いときはそれだけで見栄えがするのに、なぜ若さを誇張するの?
フランソワが私にメーキャップを施せば10歳は若く見えますが、もちろんそれはフランソワのメーキャップだからよ。時間をかけてプロのアドバイスを借りて、自分でメイクをするのはかなり得意だけどね。
フランソワのメーキャップの強みはアイメーキャップ。たまに私は自分でメーキャップをするけれど、目もとは彼に任せます。自慢するつもりはないけれど、私もメーキャップはかなり上手だからフランソワにたくさん教えたのよ。でも、画家に描き方を教えることができないように、スキルは教えることができても、本能的な感覚は教えられないものです。
Q.フランソワは、発売前のNARSの商品を送ってくれたことはありましたか?
いつもスキンケアアイテムは欠かさず送ってくれるわ。また、私の好みを知っているからアイシャドーパレットを送ってきて、「ママに合う色が全部入っているよ。」と言ってくれたこともありました。チークも同様にね。「ママのことは心の中で全部知っているよ。」と選んでくれるのよ。
Q.このコレクションはあなたのアイデアですか? それともフランソワのアイデアですか? どのようにして生まれましたか?
両方よ。お話をいただいた時、今の私には難しいのではないかと少し不安になりながらも「いいですよ。」と答えました。コレクションの内容については、話をして決めたのですがコレクションの全てが大好きです。ドットやハートなどすべてのモチーフに私が持っていたもの、そして愛していたものが表現されていて、とても洗練されているのよ。
Q.あなたのアティチュードやスタイルを表現するとしたら、どう表現しますか?
シンプルさと、動きのあるドレスや綺麗なラインのスーツ、シルクのネイビー色のブラウスが好きでした。
ある夜、ディナーに出かけた時、Karl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)がレストランにいたの。その時私は、黒のスカートに合わせて、黒と白のチェック柄のジャケットを着ていたことを覚えているわ。それはとっても素晴らしくて素敵なコーディネートだったわ。フランソワが「ママ、カールが僕たちの方を見ているよ! レストランを出る時は先を歩いて。」 と言ったので、私は彼の言う通りにカールの前を最初に通り過ぎました。その後フランソワは、「全員がママを見つめていたよ! 」と言っていたわ。
Q.非常に多忙な息子さんとの関係をどのように説明しますか?
私と夫(フランソワの父)の面倒をよく見てくれているわ。ビタミン剤を送ってくれたり、いつも気遣ってくれるの。忙しくても、私たちのこと、家族全員のこと、そしてNARSの仲間のことを忘れないでくれるとても寛大な息子よ。フランソワはみんなを幸せにするのが大好きなのよ。