家庭用美顔器、女性の所有率3割超。
株式会社ナリス化粧品(代表者:村岡弘義 本社:大阪市福島区)は、20~59歳の全国の女性、2,125名に、家庭用美顔器についてアンケートを実施しました。当社は、2001年に家庭用美顔器「メガビューティ」を初めて発売し、今年で20年になります。「おこもり美容」のような新ワードが生まれ、家庭での美容熱が高まったと言われている昨今、実態を把握するために、今回の調査を行いました。(実施期間:1次調査2月22日~2月25日、2次調査3月3日~10日 調査方法:インターネットによるアンケート調査 N=2,125 ※項目によってN数が異なります。)
2021年4月20日
【調査トピックス】
1. 家庭用美顔器、女性の所有率は3割超。
若年層の所有率、20代は約4割。年を重ねるにつれ所有率は下がるものの、50代でも2割超。
2. 20代女性の約6割が、ここ1年で家庭用美顔器を購入。
ここ1年で家庭用美顔器を購入した女性、全体では3割超。20代前半では約6割。20代後半でも5割超。年を重ねるほど少なくなる傾向。
3. 家庭用美顔器を使用する理由「化粧品の効果を上げたい」「サロンに行くよりも経済的」「サロンに行く代わり」の順。すべて約3割。
最も「化粧品の効果を上げたるため」に使用しているのは、30代前半で、4割超。
「癒しになるから」「贅沢な気持ちになるから」「美顔器を使用するのが好きだから」といった肌よりも心にはたらきかける使用理由も2割超。
4.化粧品と一緒に使う美顔器ユーザーの方が、化粧品を使用せずに使う美顔器ユーザーよりも、美顔器をよく使用している。
使用頻度、最も多いのは、「2~3日に1度」で約2割。化粧品と一緒に使用する美顔器を使用している女性の方が定期的に美顔器を使用している。
5. 所有する家庭用美顔器の価格、1万円~2万円程度が最多。
【調査結果】
1.家庭用美顔器、女性の所有率は3割超。
20歳~59歳の女性、2,125名に、家庭用美顔器の所有の有無について聞きました。全体としては「持っていない」女性が7割近く多数ですが、化粧品と一緒に使う美顔器も化粧品を使用せずに使う美顔器も両方持っている女性や、2台以上所有する女性も一定数存在することがわかりました。年齢別に見てみると、20代前半では5割超と若年層の方が、家庭用美顔器を持っている女性が多く、年齢を重ねるにつれ、所有率が下がっていくことがわかります。また、2台以上所有する女性も若年層が多く、年齢を重ねるにつれ、所有率は下がる傾向が見られます。 美顔器には、化粧品と一緒に使用するものと、化粧品を使用せずに使うもの、大きく2種類に分類できますが、化粧品と一緒に使用する美顔器を持っている女性は16.9%、化粧品を使用せずに使う美顔器を持っている女性は9%で、化粧品と一緒に使う美顔器ユーザーの方が多数派であるようです。尚、化粧品と一緒に使う美顔器も、化粧品を使わずに使う美顔器も両方持っている女性は5.2%です。
2、20代女性の約6割が、ここ1年で家庭用美顔器を購入。
初めて美顔器を入手した時期を聞きました。「わからない/覚えていない」女性を除くと、「半年以上1年未満」とここ最近購入した女性が12.1%と1位です。また、1年未満に、美顔器を入手した女性は35.4%です。年齢別に見てみると、20代前半では、約6割の女性が1年以内に、初めて美顔器を入手したと答えており、20代後半でも半数以上の女性が、1年以内に、初めて美顔器を購入したと答えていることから、おこもり美容のアイテムとして美顔器が選択された可能性が高いと思われます。
3、家庭用美顔器を使用する理由、
「化粧品の効果を上げたい」「サロンに行くよりも経済的」「サロンに行く代わり」の順。すべて約3割。
美顔器の使用理由について聞きました。1位は「化粧品の美容効果を上げたいから」で34.3%。次いで、「サロンに行くよりも経済的だから」30.7%、「サロンに行く代わりとして」26.8%と続きます。直接的に肌にはたらきかける理由に続いて、「癒しになるから」24.9%「ぜいたくな気持ちになれるから」22.2%「美顔器を使用するのが好きだから」20.7%と心にはたらきかける理由も目立ちます。
また、使用理由を年代別に見てみると、全体1位の「化粧品の美容効果を上げたい」を最も美顔器を使用する理由として挙げているのは、30代前半でした。
4、化粧品と一緒に使用する美顔器ユーザーの方が、化粧品を使用せずに使う美顔器ユーザーよりも、美顔器をよく使用している。
家庭用美顔器の使用頻度について聞きました。以前から、美顔器はダイエット用具と並んで、持っていたり、買ったものの使わなくなったという女性の声をよく聞いていたので、実際の使用頻度はどのようなものか、調べることが目的でした。全体で、「使用していない」と答えた女性は、15.4%で、予想よりも多くの女性が、購入した美顔器を使用している実態がわかりました。使用していない女性は高齢層になるほど、増える傾向にあります。最も多い使用頻度は、「2日~3日に一度使用している」という女性で約2割です。次いで「毎日使用している」女性で、15.7%。1週間に1度以上の頻度で使用している女性は、5割を超えており、予想よりも美顔器の使用が定着していることがわかりました。家時間が長くなったことも影響しているように思われます。
また、化粧品と一緒に使う美顔器か、化粧品を使用せずに使う美顔器か、美顔器の種類によって、使用頻度が変わるのか否か、確認しました。不定期で気が向いた時に使うという女性が、化粧品と一緒に使う美顔器所有者で、14.8%、化粧品を使用せずに使う美顔器所有者で、33.8%。ボリュームゾーンの2~3日に1度使用する女性が、化粧品と一緒に使用する美顔器所有者では47.1%に対し、化粧品を使用せずに使う美顔器所有者では、22.6%で、化粧品と一緒に使用する美顔器所有者の方が圧倒的です。化粧品と一緒に使用する美顔器の方が、定期的にケアをしている実態が伺えます。
5. 所有する家庭用美顔器の価格、1万円~2万円程度が最多。
所有する家庭用美顔器の種類別に、その価格について聞きました。(複数所有している女性には、最も価格の高いもの。)化粧品と一緒に使う美顔器も、化粧品を使わずに使用する美顔器も、最も多い価格帯は、1万円から2万円程度でした。美顔器の種類を問わず、5,000円までの比較的安価な美顔器の所有者は、若年層が多く、5,000円から3万円までくらいの価格帯になると、高齢層の所有者が多いと言えますが、3万円以上の高価格帯になると、年齢による傾向はみられません。また、10万円以上の家庭用美顔器を持っていると答えた女性は、ともに3%以上存在しました。
◆全体を通した考察
当社が、初めて、化粧品と一緒に使用する家庭用美顔器「メガビューティ」を発売した2001年当時は、家庭用美顔器は、非常に珍しく、外観を見ても「何なのかわからない」と言われることが多い時代でした。20年が経ち、家庭用美顔器は、世の中に浸透、忙しい女性にとって、エステサロンに行く代わりであったり、日々の癒しであったり、多くの女性の毎日に浸透し、寄り添っていることがわかります。働く女性、また働くママの増加により、家庭用美顔器は浸透したと考えてきましたが、今回の調査で、この1年で初めて家庭用美顔器を購入した女性の多さに驚きました。おうち時間の増加はおうち時間をより豊かなものにしたい、ちょっとした贅沢感を味わいたいという気持ちがそうさせたのかもしれないと想像します。エステサロンに行きづらいと考える女性の増加、また、より賢い消費をしたいと考える女性の増加、また美容意識の若年化と、今後も家庭用美顔器の需要は増加するものと考えます。機械メーカーでなく、美顔器の開発も行う化粧品会社として、そのようなユーザーの意識をしっかりと受け止め、一緒に使う化粧品の更なる研究や相乗効果を上げる化粧品開発、美顔器開発に取り組みたいと考えます。
2021年4月20日
【調査トピックス】
1. 家庭用美顔器、女性の所有率は3割超。
若年層の所有率、20代は約4割。年を重ねるにつれ所有率は下がるものの、50代でも2割超。
2. 20代女性の約6割が、ここ1年で家庭用美顔器を購入。
ここ1年で家庭用美顔器を購入した女性、全体では3割超。20代前半では約6割。20代後半でも5割超。年を重ねるほど少なくなる傾向。
3. 家庭用美顔器を使用する理由「化粧品の効果を上げたい」「サロンに行くよりも経済的」「サロンに行く代わり」の順。すべて約3割。
最も「化粧品の効果を上げたるため」に使用しているのは、30代前半で、4割超。
「癒しになるから」「贅沢な気持ちになるから」「美顔器を使用するのが好きだから」といった肌よりも心にはたらきかける使用理由も2割超。
4.化粧品と一緒に使う美顔器ユーザーの方が、化粧品を使用せずに使う美顔器ユーザーよりも、美顔器をよく使用している。
使用頻度、最も多いのは、「2~3日に1度」で約2割。化粧品と一緒に使用する美顔器を使用している女性の方が定期的に美顔器を使用している。
5. 所有する家庭用美顔器の価格、1万円~2万円程度が最多。
【調査結果】
1.家庭用美顔器、女性の所有率は3割超。
20歳~59歳の女性、2,125名に、家庭用美顔器の所有の有無について聞きました。全体としては「持っていない」女性が7割近く多数ですが、化粧品と一緒に使う美顔器も化粧品を使用せずに使う美顔器も両方持っている女性や、2台以上所有する女性も一定数存在することがわかりました。年齢別に見てみると、20代前半では5割超と若年層の方が、家庭用美顔器を持っている女性が多く、年齢を重ねるにつれ、所有率が下がっていくことがわかります。また、2台以上所有する女性も若年層が多く、年齢を重ねるにつれ、所有率は下がる傾向が見られます。 美顔器には、化粧品と一緒に使用するものと、化粧品を使用せずに使うもの、大きく2種類に分類できますが、化粧品と一緒に使用する美顔器を持っている女性は16.9%、化粧品を使用せずに使う美顔器を持っている女性は9%で、化粧品と一緒に使う美顔器ユーザーの方が多数派であるようです。尚、化粧品と一緒に使う美顔器も、化粧品を使わずに使う美顔器も両方持っている女性は5.2%です。
2、20代女性の約6割が、ここ1年で家庭用美顔器を購入。
初めて美顔器を入手した時期を聞きました。「わからない/覚えていない」女性を除くと、「半年以上1年未満」とここ最近購入した女性が12.1%と1位です。また、1年未満に、美顔器を入手した女性は35.4%です。年齢別に見てみると、20代前半では、約6割の女性が1年以内に、初めて美顔器を入手したと答えており、20代後半でも半数以上の女性が、1年以内に、初めて美顔器を購入したと答えていることから、おこもり美容のアイテムとして美顔器が選択された可能性が高いと思われます。
3、家庭用美顔器を使用する理由、
「化粧品の効果を上げたい」「サロンに行くよりも経済的」「サロンに行く代わり」の順。すべて約3割。
美顔器の使用理由について聞きました。1位は「化粧品の美容効果を上げたいから」で34.3%。次いで、「サロンに行くよりも経済的だから」30.7%、「サロンに行く代わりとして」26.8%と続きます。直接的に肌にはたらきかける理由に続いて、「癒しになるから」24.9%「ぜいたくな気持ちになれるから」22.2%「美顔器を使用するのが好きだから」20.7%と心にはたらきかける理由も目立ちます。
また、使用理由を年代別に見てみると、全体1位の「化粧品の美容効果を上げたい」を最も美顔器を使用する理由として挙げているのは、30代前半でした。
4、化粧品と一緒に使用する美顔器ユーザーの方が、化粧品を使用せずに使う美顔器ユーザーよりも、美顔器をよく使用している。
家庭用美顔器の使用頻度について聞きました。以前から、美顔器はダイエット用具と並んで、持っていたり、買ったものの使わなくなったという女性の声をよく聞いていたので、実際の使用頻度はどのようなものか、調べることが目的でした。全体で、「使用していない」と答えた女性は、15.4%で、予想よりも多くの女性が、購入した美顔器を使用している実態がわかりました。使用していない女性は高齢層になるほど、増える傾向にあります。最も多い使用頻度は、「2日~3日に一度使用している」という女性で約2割です。次いで「毎日使用している」女性で、15.7%。1週間に1度以上の頻度で使用している女性は、5割を超えており、予想よりも美顔器の使用が定着していることがわかりました。家時間が長くなったことも影響しているように思われます。
また、化粧品と一緒に使う美顔器か、化粧品を使用せずに使う美顔器か、美顔器の種類によって、使用頻度が変わるのか否か、確認しました。不定期で気が向いた時に使うという女性が、化粧品と一緒に使う美顔器所有者で、14.8%、化粧品を使用せずに使う美顔器所有者で、33.8%。ボリュームゾーンの2~3日に1度使用する女性が、化粧品と一緒に使用する美顔器所有者では47.1%に対し、化粧品を使用せずに使う美顔器所有者では、22.6%で、化粧品と一緒に使用する美顔器所有者の方が圧倒的です。化粧品と一緒に使用する美顔器の方が、定期的にケアをしている実態が伺えます。
5. 所有する家庭用美顔器の価格、1万円~2万円程度が最多。
所有する家庭用美顔器の種類別に、その価格について聞きました。(複数所有している女性には、最も価格の高いもの。)化粧品と一緒に使う美顔器も、化粧品を使わずに使用する美顔器も、最も多い価格帯は、1万円から2万円程度でした。美顔器の種類を問わず、5,000円までの比較的安価な美顔器の所有者は、若年層が多く、5,000円から3万円までくらいの価格帯になると、高齢層の所有者が多いと言えますが、3万円以上の高価格帯になると、年齢による傾向はみられません。また、10万円以上の家庭用美顔器を持っていると答えた女性は、ともに3%以上存在しました。
◆全体を通した考察
当社が、初めて、化粧品と一緒に使用する家庭用美顔器「メガビューティ」を発売した2001年当時は、家庭用美顔器は、非常に珍しく、外観を見ても「何なのかわからない」と言われることが多い時代でした。20年が経ち、家庭用美顔器は、世の中に浸透、忙しい女性にとって、エステサロンに行く代わりであったり、日々の癒しであったり、多くの女性の毎日に浸透し、寄り添っていることがわかります。働く女性、また働くママの増加により、家庭用美顔器は浸透したと考えてきましたが、今回の調査で、この1年で初めて家庭用美顔器を購入した女性の多さに驚きました。おうち時間の増加はおうち時間をより豊かなものにしたい、ちょっとした贅沢感を味わいたいという気持ちがそうさせたのかもしれないと想像します。エステサロンに行きづらいと考える女性の増加、また、より賢い消費をしたいと考える女性の増加、また美容意識の若年化と、今後も家庭用美顔器の需要は増加するものと考えます。機械メーカーでなく、美顔器の開発も行う化粧品会社として、そのようなユーザーの意識をしっかりと受け止め、一緒に使う化粧品の更なる研究や相乗効果を上げる化粧品開発、美顔器開発に取り組みたいと考えます。