Study:大阪関西国際芸術祭 2025、アーティスト50名以上・18カ国のアーティスト・5組のキュレーターを発表
~奥中章人、シュウゾウ・アヅチ・ガリバー、谷川俊太郎、のん、マウリツィオ・カテランらが参加、万博会場と大阪一帯をアートでつなぐ~
Study:大阪関西国際芸術祭 実行委員会(株式会社アートローグ内 本社:大阪府大阪市、代表取締役CEO:鈴木大輔)は、Study:大阪関西国際芸術祭2025の参加アーティストの第二弾を発表いたします。
アートの力で大阪・関西万博と街をつなぐ国際芸術祭「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」に、国内外から多彩なアーティストが集結。奥中章人、シュウゾウ・アヅチ・ガリバー、谷川俊太郎、のん、マウリツィオ・カテランなど、ジャンルを超えた表現者たちが大阪の各地で作品を展示します。
※フルオープン(万博会場含む)は、2025年4月13日(日)に開幕します。
※本芸術祭のチケットでは、大阪・関西万博に入場できませんのでご注意ください。
「Study:大阪関西国際芸術祭」チケット購入サイト:https://osaka-kansai.art/pages/ticket
文化芸術・ 経済活性化や社会課題の顕在化を意味する「ソーシャルインパクト」をテーマに開催する今回は、2025年2月19日時点で総勢50名以上・18カ国、5組のキュレーターが参加します。詳細は「参加アーティスト一覧」をご参照ください。
なお、本芸術祭の全体概要、各会場コンセプトについては、同日のプレスリリース「大阪・関西万博と同時期に開催!「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」、各会場のコンセプトと展示詳細など最新情報を発表」も合わせてご参照ください。
■参加キュレーター
マキシミリアン・レッチェ「Reshaped Reality」展 チーフキュレーター
1984年生まれ。2015年よりドイツ、テュービンゲンの文化交流研究所のディレクターとして、近現代美術分野の国際展の開催に力を注ぐ。アメリカ・ボストンのエマーソン大学、イタリア・ミラノのルイジ・ボッコーニ商業大学で教養と経営学を学んだ後、2011年にライプツィヒ大学、ロンドン・ビジネススクール、ヴロツワフ大学のエラスムス・ムンドゥス・コンソーシアムからグローバル・スタディーズ修士号を授与される。世界各地で「ハイパーリアリズム彫刻の50年」(オーストラリア・ナショナルギャラリー)、「Back to Paradise」(ウィーン・レオポルド美術館)、「La Boheme, Toulouse-Lautrec and the Masters of Montmartre」(ハレ/ザーレのモリッツブルク美術館)など40以上の展覧会を企画・監修。
岸本 光大「Re: Human ─ 新しい人間の条件」展キュレーター
1988年大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。アートプロジェクトのコーディネーター、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAのキュレーターを経て現職。芸術作品を「生」と不可分なふるまいの痕跡として捉え、自身の作品制作と展覧会企画運営の両面から得た視点や経験を基盤に、現代美術のキュレーションを行う。近年の企画展に、イザドラ・ネヴェス・マルケス展、石原友明展「SELFIES」、「Slow Culture」シリーズなど。
プロダクション・ゾミア / 藪本 雄登「喫茶あたりや」展キュレーター
プロダクション・ゾミアは、アーティストやキュレーター、そのほか芸術に関わるアジアの専門家ネットワークとして2021年に結成。 近年の活動に、「水の越境者(ゾーミ)たち -メコン地域の現代アート」(2021年、船場エクセルビル、大阪)を企画。「ゾミア」とは、東南アジア大陸部(ベトナム、カンボジア、ラオス、 タイ、ミャンマー)及び中国南部の山岳地帯とその地の人々を意味し、オランダの歴史家ウィレム・ファン・シェンデルがチベット語やミャンマー語の「Zomi(高地人)」に因んでそのように定義した(ジェームズ・C・スコット『ゾミアーー脱国家の世界史』)。
佐久間 洋司「思弁的な音楽/New Storytelling」展キュレーター
1996年生まれ。大阪大学ではバーチャルビーイングや未来社会デザインの研究に取り組む。2025年大阪・関西万博では大阪パビリオンのディレクターとして「未来のバーチャルビーイング」を展示予定。大阪大学と科学技術振興機構の共同研究プロジェクトである未来社会デザインに係る調査研究の研究代表者も務める。2021年にはムーンショット型研究開発事業の調査研究でチームリーダーを務めた。現在、大阪商工会議所 未来社会創成委員会 座長、人工知能学会 未来世代学会タスクフォース 委員長、日本SF作家クラブ会員ほか。2022年に日本オープンイノベーション大賞文部科学大臣賞を受賞、2023年にForbes JAPAN 30 UNDER 30に選出。大阪大学社会ソリューションイニシアティブ 特任研究員、2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会 ディレクター
仲野 泰生1955年 東京に生まれる。1981年横浜国立大学大学院(美術教育学)修了。修論のテーマは「芸術による教育。エデュケーション スルー アート」1994年川崎市岡本太郎美術館準備室を経て、1999年川崎市岡本太郎美術館の学芸員となる。川崎市市民ミュージアムの企画情報室長(2005年、2006年)を経て、2007年から川崎市岡本太郎美術館の学芸課長。2016年3月同美術館を定年退職。メキシコ・ベラクルス大学で「写真家・今道子」展を企画。2017年4月より一般社団法人京都二条国際文化芸術交流会理事長
■参加アーティスト
【会場:2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)未来社会ショーケース事業 アート万博 パブリックアート内 「Study:大阪関西国際芸術祭 / EXPO PUBLIC ART」】
Photo Tadashi HAYASHI
奥中 章人美術家。1981年京都府生まれ、同地在住。あおいおあ / AO Institute of Arts 共同代表。 木津川市山城総合文化センター 体感アート講座 主宰。静岡大学教育学部を卒業した奥中は、静岡県立美術館ならびに知的障害者の社会福祉施設にて美術遊びの講師を務めたのちに近現代の思想を学び美術家となった。国内外の助成を得てフランス・韓国・中国のAIRで長期研修を受ける。各地の地域アートで研鑽を積み、体験的な巨大作品やワークショップ開発をする美術家として国内外で発表している。 主な経歴として、2024/WHAT MUSEUM《奥中章人「Synesthesia ーアートで交わる五感ー」展》、2023/清流の国ぎふ芸術祭ArtAwardINTHECUBE/北村明子賞・寺内曜子賞のW受賞、2022年/Study:大阪関西国際芸術祭、2021/北九州未来創造芸術祭ARTforSDGs、2019/LUXELAKESA4美術館ARIE国際レジデンスプログラム(野村財団芸術文化助成)、2017/六甲ミーツ・アート主催者特別賞、モスクワ国際ビエンナーレ・パラレルプログラム《YearningforTheSky》、川口市立アートギャラリー・アトリア《アートで解明!空気の正体》、2016/木津川アートグランプリ+市民賞など。
アトリエにて
冨長 敦也大阪府大阪市生まれ。1986年金沢美術工芸大学大学院修了。能勢黒御影石石切場(大阪府豊能郡)にて制作を始める。1997年ポーラ美術振興財団在外研修助成を受けイタリアに滞在、制作。(~98年)2013年Love Stone Projectを世界各地で活動開始。第25回UBEビエンナーレ現代日本彫刻展にて大賞受賞、国内外で個展。2021年よりLove Stone Project-Naganoを長野県立美術館にて実施。
2月19日時点で4組が参加予定。詳細は「アーティスト一覧」を参照
【会場:大阪文化館・天保山(安藤忠雄建築)】
●「Reshaped Reality」展
(C) Allen JonesCourtesy of the artist and Institute for Cultural Exchange, Tübingen
アレン・ジョーンズ (イギリス)1937年生まれ。アレン・ジョーンズは英国のポップアートにおける第一人者の一人である。1955年から1960年までロンドンで絵画とリトグラフを学び、やがて絵画の3次元性と純粋な彫刻形式の中間にあるような新しい表現方法を作り出し、キャンバスの2次元性と長方形性の制約からの解放を目指した。アメリカでのいくつかの滞在経験では、新商品の広告、イラストレーション、販売方法、アメリカン・ポップ・アートの出現など、彼の作品に強い影響を与えた。 ジョーンズは、エロティックな女性の描写でよく知られており、特に彼の作品「Hatstand, Table, and Chair」は、現代のフェミニストの注目を集めただけでなく、道徳や女性であることの意味について、より普遍的な問いを投げかけ続けている。
26組が参加、詳細は「アーティスト一覧」を参照
【会場:西成エリア】
Study:大阪関西国際芸術祭Vol1.展示作品“詩人の部屋”
谷川 俊太郎 “詩人の部屋”ココルームのお部屋「詩人の部屋~谷川俊太郎が書き、あなたも書く部屋」として出展。詩人・谷川俊太郎さんがこの部屋のテーブルに向かい、作った詩「ココヤドヤにて」を展示。芸術祭会期中にルームツアーを開催。
Aung Myat Htay / アウン・ミャッテー(ミャンマー)1973年、ミャンマー・マンダレー生まれ。アーティスト、インディペンデント・キュレーター。幼少の頃より父親のもとでブロンズ彫刻の修行に励む。国営美術学校で美術教育を受け、ヤンゴンの芸術文化大学にて美術学士を取得。アメリカ、ヨーロッパ、アジアで国際的なレジデンスを行い、さらに研究を重ねる。
美術講師として活動しながら、現代美術に見られる表現の自由の可能性を探求し、伝統的な造形に現代的な感覚を取り入れ、社会的なメッセージを表現している。SOCAオルタナティブ・アート・ラーニング・プログラムの創設者であり、ミャンマーのアートコミュニティではアーティスト兼キュレーターとしてもよく知られている。
近年の主な展示に、「Consciousness of Realities」(2019年、Myanm/art Gallery Space, ヤンゴン、ミャンマー)、「Dining-Room Opera」(2014年、Rooster Gallery、ニューヨーク、アメリカ)、「Calling Memory」(2012年、黄金町バザール2012、横浜、日本)など。
2月19日時点で14組程度が参加予定、詳細は「アーティスト一覧」を参照
【会場:船場エリア】
川田 知志1987年大阪府生まれ、京都府在住。2013年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。大学でフレスコ画を学び、ホテルや市役所など様々な公共空間で制作、発表。都市近郊の均質化した景色をモチーフにしながら現代社会を記憶する壁画を目指し活動している。近年の主な個展に「築土構木」(ザ・トライアングル、京都市京セラ美術館、京都、2024年)、「彼方からの手紙」(ARTCOURTGALLERY、大阪、2022年)、主なグループ展に「MOTアニュアル2024 こうふくのしま」(東京都現代美術館、東京、2024年)「ホモ・ファーベルの断片―人とものづくりの未来―」(愛知県陶磁美術館、2022年)など
シュウゾウ・アヅチ・ガリバー ⽢い生活 1995 / A.T.C.G. / インターコース [東京バージョン] マルセル・デュシャン(1887-1968)とエルヴィン・シュレーディンガー(1887-1961)に捧げる 1993-95 インスタレーション、ミクストメディア サイズ可変 (C)︎certotokyo
シュウゾウ・アヅチ・ガリバー1947年滋賀県生まれ、東京都在住。64年にハプニング等の美術活動を始め、関西拠点の美術家集団〈The Play〉 への参加や、フルクサスとの交流を経て、90年代以降は主にヨーロッパで活動を展開する。身体のスケールや構造、ヒトの生物学的基盤(DNAなど)の記号性や、あらゆる象形をめぐるパフォーマンス、立体作品、ドローイングを発表している。作品は一貫して存在や自己を問い、あらゆる既存の枠組みを超えた本質的な問題へと誘う。
近年の主な個展に「Shuzo Azuchi Gulliverʼs Cinematic Illumination」(ニューヨーク近代美術館、2020年)、「シュウゾウ・アヅチ・ガリバー EX-SIGN」(滋賀県立近代美術館、2010年)など。主なグループ展に「恵比寿映像祭 - 時間を想像する」(東京都写真美術館、2020年)、「On a bien accroche」(Maison Gregoire、ベルギー、2018年)、「1968年激動の時代の美術」(千葉市美術館、2018年)、「エクスパンデッド・シネマ再考」(東京都写真美術館、2017年)など。
2月19日時点で10組程度が参加予定、詳細は「アーティスト一覧」を参照
【会場:国立民族学博物館(万博記念公園内)】
のん兵庫県生まれ。俳優・アーティスト。音楽、映画製作、アートなど幅広いジャンルで活動。主演映画『さかなのこ』で、第46回日本アカデミー賞「優秀主演女優賞」を受賞。2020年から、継続的にリボンアートを発表。「やんばるアートフェスティバル」:巨大リボンアート「ちょうちょとガジュマル」(2021)自身が脚本・監督・主演を務めた映画「Ribbon」内の、主人公いつかが描いたリボンアートを制作(2022)『のんRibbon展 -不気味で、可愛いもの。』(GALLERY X BY PARCO・渋谷):「都会のちょうちょ」(2022)『ikuno art stay 2023 non ribbon art』:219体のこけしにリボンを纏わせた「試作 真っ赤童の部屋」(2023)『のん Ribbon展 怪しくて、可愛いもの。』(仙台PARCO):伝統工芸「こけし灯篭」「赤べこ」とコラボレーション(2023年)。「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」に招待アーティストとして参加。2024年「第16回 伊丹十三賞」受賞。
【パフォーミングアーティスト】
新種のImmigrationsB / 遠山正道氏(株式会社スマイルズ代表 / 株式会社The Chain Museum代表取締役)2023年10月結成。遠山正道のポエムにギター・ドラム・テルミンが即興的に絡む新種のバンド。2024年5月 GROOVETUBE FESにて初ライブ。ラジオやアートイベント(六本木アートナイト、BENTEN ART NIGHT KABUKICHO)、能舞台、クラブイベント出演など、次々と活動の場を広げている。野宮真貴との共演曲をはじめ、これまでに1枚のアルバムと14曲のシングルを配信リリース。
参加アーティスト一覧(50音順)
■「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」(https://osaka-kansai.art/)開催概要
■芸術祭全体会期:2025年4月11日(金)~2025年10月13日(月)
名称 Study:大阪関西国際芸術祭 2025
英語表記 Study: Osaka Kansai International Art Festival 2025
芸術祭展覧会
会期:2025年4月11日(金)~2025年10月13日(月)
会場:大阪・関西万博会場内 / 大阪文化館・天保山(旧サントリーミュージアム)・ベイエリア / 中之島エリア(大阪府立国際会議場)、船場エリア / 西成エリア / 大阪キタエリア / 松原市ほか
※フルオープン(万博会場含む)は、2025年4月13日(日)に開幕します。
※本芸術祭のチケットでは、大阪・関西万博には入場できませんのでご注意ください。
日韓合同の国際アートフェア「Study × PLAS : Asia Art Fair」
プレビュー:2025年7月20日(日)※VIP、招待者、プレス関係者のみ
一般公開:2025年7月21日(月)~23日(水)
会場:大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)
クリエイティブビジネスコンテスト「StARTs UPs(スターツアップス)」
会期:2025年7月23日(水)
会場:大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)
【主催】
大阪関西国際芸術祭実行委員会(株式会社アートローグ内)
https://osaka-kansai.art/pages/summary#organization
総合プロデューサー:鈴木大輔(株式会社アートローグ 代表取締役CEO)
【大阪関西国際芸術祭 実行委員会】
主 催:大阪関西国際芸術祭 実行委員会(株式会社アートローグ内)
会 長:山極壽一(総合地球環境学研究所所長)
副会長:鳥井信吾(サントリーホールディングス株式会社 代表取締役副会長
理事長:鈴木大輔(株式会社アートローグ代表取締役CEO)
常任理事:小川理子(パナソニック ホールディングス株式会社 参与)、辰野光彦(辰野株式会社 代表取締役社長)、田中邦裕(さくらインターネット株式会社 代表取締役社長)、堂目卓生(大阪大学 教授・総長補佐)中井貫二(千房株式会社 代表取締役社長)
理事:廣瀬茂夫(関西経済同友会 事務局長)、ウスビ・サコ(元京都精華大学学長)
顧問:宮部義幸(関西経済同友会 代表幹事)
【パートナーシティ】松原市
【協賛】(2025年2月19日時点)
東京建物株式会社 / さくらインターネット株式会社 / 株式会社大伸社ディライト / 辰野株式会社 /株式会社新澤醸造店 / カゴヤ・ジャパン株式会社 / 山城芸術財団 / 株式会社甲南アセット / ロート製薬株式会社
【後援・協力:海外】(2025年2月19日時点)
駐日ベルギー大使館 / 在大阪イタリア総領事館 / 駐大阪韓国文化院 / 在日フランス大使館 ・アンスティチュ・フランセ / スイス大使館 / ブリティッシュ・カウンシル / 在大阪オーストラリア総領事館 / 在大阪・神戸米国総領事館 / ドイツ連邦共和国総領事館* (*天保山・Reshaped Reality(仮)展のみの後援 ) / 駐日欧州連合代表部 (EEAS) / 2025年大阪・関西万博ノルディック・サークル / 2025年大阪・関西万博オランダパビリオン / 2025年大阪・関西万博モナコパビリオン
【後援・協力:国内】(2025年2月19日時点)
関西領事団 / 大阪商工会議所 / 公益財団法人 大阪観光局 / 一般社団法人大阪外食産業協会 /
JR西日本グループ / 大阪市此花区役所 / 一般社団法人関西経済同友会 / 大阪市西成区役所 / 関西広域連合 / LINEヤフー株式会社 / IRISデータラボ株式会社(Atouch)
※プログラムや詳細は変更になる可能性があります。
■会社概要
株式会社 ARTLOGUE(株式会社アートローグ)
・代表者:株式会社アートローグ 代表取締役CEO 鈴木大輔
・本社所在地:大阪府大阪市北区
・設立日:2017年7月7日
・事業内容:「Study:大阪関西国際芸術祭」の企画・運営 / WEBメディア「ARTLOGUE」「Art Tourism」など企画・運営
Study:大阪関西国際芸術祭 実行委員会(株式会社アートローグ内 本社:大阪府大阪市、代表取締役CEO:鈴木大輔)は、Study:大阪関西国際芸術祭2025の参加アーティストの第二弾を発表いたします。
アートの力で大阪・関西万博と街をつなぐ国際芸術祭「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」に、国内外から多彩なアーティストが集結。奥中章人、シュウゾウ・アヅチ・ガリバー、谷川俊太郎、のん、マウリツィオ・カテランなど、ジャンルを超えた表現者たちが大阪の各地で作品を展示します。
※フルオープン(万博会場含む)は、2025年4月13日(日)に開幕します。
※本芸術祭のチケットでは、大阪・関西万博に入場できませんのでご注意ください。
「Study:大阪関西国際芸術祭」チケット購入サイト:https://osaka-kansai.art/pages/ticket
文化芸術・ 経済活性化や社会課題の顕在化を意味する「ソーシャルインパクト」をテーマに開催する今回は、2025年2月19日時点で総勢50名以上・18カ国、5組のキュレーターが参加します。詳細は「参加アーティスト一覧」をご参照ください。
なお、本芸術祭の全体概要、各会場コンセプトについては、同日のプレスリリース「大阪・関西万博と同時期に開催!「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」、各会場のコンセプトと展示詳細など最新情報を発表」も合わせてご参照ください。
■参加キュレーター
マキシミリアン・レッチェ「Reshaped Reality」展 チーフキュレーター
1984年生まれ。2015年よりドイツ、テュービンゲンの文化交流研究所のディレクターとして、近現代美術分野の国際展の開催に力を注ぐ。アメリカ・ボストンのエマーソン大学、イタリア・ミラノのルイジ・ボッコーニ商業大学で教養と経営学を学んだ後、2011年にライプツィヒ大学、ロンドン・ビジネススクール、ヴロツワフ大学のエラスムス・ムンドゥス・コンソーシアムからグローバル・スタディーズ修士号を授与される。世界各地で「ハイパーリアリズム彫刻の50年」(オーストラリア・ナショナルギャラリー)、「Back to Paradise」(ウィーン・レオポルド美術館)、「La Boheme, Toulouse-Lautrec and the Masters of Montmartre」(ハレ/ザーレのモリッツブルク美術館)など40以上の展覧会を企画・監修。
岸本 光大「Re: Human ─ 新しい人間の条件」展キュレーター
1988年大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。アートプロジェクトのコーディネーター、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAのキュレーターを経て現職。芸術作品を「生」と不可分なふるまいの痕跡として捉え、自身の作品制作と展覧会企画運営の両面から得た視点や経験を基盤に、現代美術のキュレーションを行う。近年の企画展に、イザドラ・ネヴェス・マルケス展、石原友明展「SELFIES」、「Slow Culture」シリーズなど。
プロダクション・ゾミア / 藪本 雄登「喫茶あたりや」展キュレーター
プロダクション・ゾミアは、アーティストやキュレーター、そのほか芸術に関わるアジアの専門家ネットワークとして2021年に結成。 近年の活動に、「水の越境者(ゾーミ)たち -メコン地域の現代アート」(2021年、船場エクセルビル、大阪)を企画。「ゾミア」とは、東南アジア大陸部(ベトナム、カンボジア、ラオス、 タイ、ミャンマー)及び中国南部の山岳地帯とその地の人々を意味し、オランダの歴史家ウィレム・ファン・シェンデルがチベット語やミャンマー語の「Zomi(高地人)」に因んでそのように定義した(ジェームズ・C・スコット『ゾミアーー脱国家の世界史』)。
佐久間 洋司「思弁的な音楽/New Storytelling」展キュレーター
1996年生まれ。大阪大学ではバーチャルビーイングや未来社会デザインの研究に取り組む。2025年大阪・関西万博では大阪パビリオンのディレクターとして「未来のバーチャルビーイング」を展示予定。大阪大学と科学技術振興機構の共同研究プロジェクトである未来社会デザインに係る調査研究の研究代表者も務める。2021年にはムーンショット型研究開発事業の調査研究でチームリーダーを務めた。現在、大阪商工会議所 未来社会創成委員会 座長、人工知能学会 未来世代学会タスクフォース 委員長、日本SF作家クラブ会員ほか。2022年に日本オープンイノベーション大賞文部科学大臣賞を受賞、2023年にForbes JAPAN 30 UNDER 30に選出。大阪大学社会ソリューションイニシアティブ 特任研究員、2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会 ディレクター
仲野 泰生1955年 東京に生まれる。1981年横浜国立大学大学院(美術教育学)修了。修論のテーマは「芸術による教育。エデュケーション スルー アート」1994年川崎市岡本太郎美術館準備室を経て、1999年川崎市岡本太郎美術館の学芸員となる。川崎市市民ミュージアムの企画情報室長(2005年、2006年)を経て、2007年から川崎市岡本太郎美術館の学芸課長。2016年3月同美術館を定年退職。メキシコ・ベラクルス大学で「写真家・今道子」展を企画。2017年4月より一般社団法人京都二条国際文化芸術交流会理事長
■参加アーティスト
【会場:2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)未来社会ショーケース事業 アート万博 パブリックアート内 「Study:大阪関西国際芸術祭 / EXPO PUBLIC ART」】
Photo Tadashi HAYASHI
奥中 章人美術家。1981年京都府生まれ、同地在住。あおいおあ / AO Institute of Arts 共同代表。 木津川市山城総合文化センター 体感アート講座 主宰。静岡大学教育学部を卒業した奥中は、静岡県立美術館ならびに知的障害者の社会福祉施設にて美術遊びの講師を務めたのちに近現代の思想を学び美術家となった。国内外の助成を得てフランス・韓国・中国のAIRで長期研修を受ける。各地の地域アートで研鑽を積み、体験的な巨大作品やワークショップ開発をする美術家として国内外で発表している。 主な経歴として、2024/WHAT MUSEUM《奥中章人「Synesthesia ーアートで交わる五感ー」展》、2023/清流の国ぎふ芸術祭ArtAwardINTHECUBE/北村明子賞・寺内曜子賞のW受賞、2022年/Study:大阪関西国際芸術祭、2021/北九州未来創造芸術祭ARTforSDGs、2019/LUXELAKESA4美術館ARIE国際レジデンスプログラム(野村財団芸術文化助成)、2017/六甲ミーツ・アート主催者特別賞、モスクワ国際ビエンナーレ・パラレルプログラム《YearningforTheSky》、川口市立アートギャラリー・アトリア《アートで解明!空気の正体》、2016/木津川アートグランプリ+市民賞など。
アトリエにて
冨長 敦也大阪府大阪市生まれ。1986年金沢美術工芸大学大学院修了。能勢黒御影石石切場(大阪府豊能郡)にて制作を始める。1997年ポーラ美術振興財団在外研修助成を受けイタリアに滞在、制作。(~98年)2013年Love Stone Projectを世界各地で活動開始。第25回UBEビエンナーレ現代日本彫刻展にて大賞受賞、国内外で個展。2021年よりLove Stone Project-Naganoを長野県立美術館にて実施。
2月19日時点で4組が参加予定。詳細は「アーティスト一覧」を参照
【会場:大阪文化館・天保山(安藤忠雄建築)】
●「Reshaped Reality」展
(C) Allen JonesCourtesy of the artist and Institute for Cultural Exchange, Tübingen
アレン・ジョーンズ (イギリス)1937年生まれ。アレン・ジョーンズは英国のポップアートにおける第一人者の一人である。1955年から1960年までロンドンで絵画とリトグラフを学び、やがて絵画の3次元性と純粋な彫刻形式の中間にあるような新しい表現方法を作り出し、キャンバスの2次元性と長方形性の制約からの解放を目指した。アメリカでのいくつかの滞在経験では、新商品の広告、イラストレーション、販売方法、アメリカン・ポップ・アートの出現など、彼の作品に強い影響を与えた。 ジョーンズは、エロティックな女性の描写でよく知られており、特に彼の作品「Hatstand, Table, and Chair」は、現代のフェミニストの注目を集めただけでなく、道徳や女性であることの意味について、より普遍的な問いを投げかけ続けている。
26組が参加、詳細は「アーティスト一覧」を参照
【会場:西成エリア】
Study:大阪関西国際芸術祭Vol1.展示作品“詩人の部屋”
谷川 俊太郎 “詩人の部屋”ココルームのお部屋「詩人の部屋~谷川俊太郎が書き、あなたも書く部屋」として出展。詩人・谷川俊太郎さんがこの部屋のテーブルに向かい、作った詩「ココヤドヤにて」を展示。芸術祭会期中にルームツアーを開催。
Aung Myat Htay / アウン・ミャッテー(ミャンマー)1973年、ミャンマー・マンダレー生まれ。アーティスト、インディペンデント・キュレーター。幼少の頃より父親のもとでブロンズ彫刻の修行に励む。国営美術学校で美術教育を受け、ヤンゴンの芸術文化大学にて美術学士を取得。アメリカ、ヨーロッパ、アジアで国際的なレジデンスを行い、さらに研究を重ねる。
美術講師として活動しながら、現代美術に見られる表現の自由の可能性を探求し、伝統的な造形に現代的な感覚を取り入れ、社会的なメッセージを表現している。SOCAオルタナティブ・アート・ラーニング・プログラムの創設者であり、ミャンマーのアートコミュニティではアーティスト兼キュレーターとしてもよく知られている。
近年の主な展示に、「Consciousness of Realities」(2019年、Myanm/art Gallery Space, ヤンゴン、ミャンマー)、「Dining-Room Opera」(2014年、Rooster Gallery、ニューヨーク、アメリカ)、「Calling Memory」(2012年、黄金町バザール2012、横浜、日本)など。
2月19日時点で14組程度が参加予定、詳細は「アーティスト一覧」を参照
【会場:船場エリア】
川田 知志1987年大阪府生まれ、京都府在住。2013年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。大学でフレスコ画を学び、ホテルや市役所など様々な公共空間で制作、発表。都市近郊の均質化した景色をモチーフにしながら現代社会を記憶する壁画を目指し活動している。近年の主な個展に「築土構木」(ザ・トライアングル、京都市京セラ美術館、京都、2024年)、「彼方からの手紙」(ARTCOURTGALLERY、大阪、2022年)、主なグループ展に「MOTアニュアル2024 こうふくのしま」(東京都現代美術館、東京、2024年)「ホモ・ファーベルの断片―人とものづくりの未来―」(愛知県陶磁美術館、2022年)など
シュウゾウ・アヅチ・ガリバー ⽢い生活 1995 / A.T.C.G. / インターコース [東京バージョン] マルセル・デュシャン(1887-1968)とエルヴィン・シュレーディンガー(1887-1961)に捧げる 1993-95 インスタレーション、ミクストメディア サイズ可変 (C)︎certotokyo
シュウゾウ・アヅチ・ガリバー1947年滋賀県生まれ、東京都在住。64年にハプニング等の美術活動を始め、関西拠点の美術家集団〈The Play〉 への参加や、フルクサスとの交流を経て、90年代以降は主にヨーロッパで活動を展開する。身体のスケールや構造、ヒトの生物学的基盤(DNAなど)の記号性や、あらゆる象形をめぐるパフォーマンス、立体作品、ドローイングを発表している。作品は一貫して存在や自己を問い、あらゆる既存の枠組みを超えた本質的な問題へと誘う。
近年の主な個展に「Shuzo Azuchi Gulliverʼs Cinematic Illumination」(ニューヨーク近代美術館、2020年)、「シュウゾウ・アヅチ・ガリバー EX-SIGN」(滋賀県立近代美術館、2010年)など。主なグループ展に「恵比寿映像祭 - 時間を想像する」(東京都写真美術館、2020年)、「On a bien accroche」(Maison Gregoire、ベルギー、2018年)、「1968年激動の時代の美術」(千葉市美術館、2018年)、「エクスパンデッド・シネマ再考」(東京都写真美術館、2017年)など。
2月19日時点で10組程度が参加予定、詳細は「アーティスト一覧」を参照
【会場:国立民族学博物館(万博記念公園内)】
のん兵庫県生まれ。俳優・アーティスト。音楽、映画製作、アートなど幅広いジャンルで活動。主演映画『さかなのこ』で、第46回日本アカデミー賞「優秀主演女優賞」を受賞。2020年から、継続的にリボンアートを発表。「やんばるアートフェスティバル」:巨大リボンアート「ちょうちょとガジュマル」(2021)自身が脚本・監督・主演を務めた映画「Ribbon」内の、主人公いつかが描いたリボンアートを制作(2022)『のんRibbon展 -不気味で、可愛いもの。』(GALLERY X BY PARCO・渋谷):「都会のちょうちょ」(2022)『ikuno art stay 2023 non ribbon art』:219体のこけしにリボンを纏わせた「試作 真っ赤童の部屋」(2023)『のん Ribbon展 怪しくて、可愛いもの。』(仙台PARCO):伝統工芸「こけし灯篭」「赤べこ」とコラボレーション(2023年)。「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」に招待アーティストとして参加。2024年「第16回 伊丹十三賞」受賞。
【パフォーミングアーティスト】
新種のImmigrationsB / 遠山正道氏(株式会社スマイルズ代表 / 株式会社The Chain Museum代表取締役)2023年10月結成。遠山正道のポエムにギター・ドラム・テルミンが即興的に絡む新種のバンド。2024年5月 GROOVETUBE FESにて初ライブ。ラジオやアートイベント(六本木アートナイト、BENTEN ART NIGHT KABUKICHO)、能舞台、クラブイベント出演など、次々と活動の場を広げている。野宮真貴との共演曲をはじめ、これまでに1枚のアルバムと14曲のシングルを配信リリース。
参加アーティスト一覧(50音順)
■「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」(https://osaka-kansai.art/)開催概要
■芸術祭全体会期:2025年4月11日(金)~2025年10月13日(月)
名称 Study:大阪関西国際芸術祭 2025
英語表記 Study: Osaka Kansai International Art Festival 2025
芸術祭展覧会
会期:2025年4月11日(金)~2025年10月13日(月)
会場:大阪・関西万博会場内 / 大阪文化館・天保山(旧サントリーミュージアム)・ベイエリア / 中之島エリア(大阪府立国際会議場)、船場エリア / 西成エリア / 大阪キタエリア / 松原市ほか
※フルオープン(万博会場含む)は、2025年4月13日(日)に開幕します。
※本芸術祭のチケットでは、大阪・関西万博には入場できませんのでご注意ください。
日韓合同の国際アートフェア「Study × PLAS : Asia Art Fair」
プレビュー:2025年7月20日(日)※VIP、招待者、プレス関係者のみ
一般公開:2025年7月21日(月)~23日(水)
会場:大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)
クリエイティブビジネスコンテスト「StARTs UPs(スターツアップス)」
会期:2025年7月23日(水)
会場:大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)
【主催】
大阪関西国際芸術祭実行委員会(株式会社アートローグ内)
https://osaka-kansai.art/pages/summary#organization
総合プロデューサー:鈴木大輔(株式会社アートローグ 代表取締役CEO)
【大阪関西国際芸術祭 実行委員会】
主 催:大阪関西国際芸術祭 実行委員会(株式会社アートローグ内)
会 長:山極壽一(総合地球環境学研究所所長)
副会長:鳥井信吾(サントリーホールディングス株式会社 代表取締役副会長
理事長:鈴木大輔(株式会社アートローグ代表取締役CEO)
常任理事:小川理子(パナソニック ホールディングス株式会社 参与)、辰野光彦(辰野株式会社 代表取締役社長)、田中邦裕(さくらインターネット株式会社 代表取締役社長)、堂目卓生(大阪大学 教授・総長補佐)中井貫二(千房株式会社 代表取締役社長)
理事:廣瀬茂夫(関西経済同友会 事務局長)、ウスビ・サコ(元京都精華大学学長)
顧問:宮部義幸(関西経済同友会 代表幹事)
【パートナーシティ】松原市
【協賛】(2025年2月19日時点)
東京建物株式会社 / さくらインターネット株式会社 / 株式会社大伸社ディライト / 辰野株式会社 /株式会社新澤醸造店 / カゴヤ・ジャパン株式会社 / 山城芸術財団 / 株式会社甲南アセット / ロート製薬株式会社
【後援・協力:海外】(2025年2月19日時点)
駐日ベルギー大使館 / 在大阪イタリア総領事館 / 駐大阪韓国文化院 / 在日フランス大使館 ・アンスティチュ・フランセ / スイス大使館 / ブリティッシュ・カウンシル / 在大阪オーストラリア総領事館 / 在大阪・神戸米国総領事館 / ドイツ連邦共和国総領事館* (*天保山・Reshaped Reality(仮)展のみの後援 ) / 駐日欧州連合代表部 (EEAS) / 2025年大阪・関西万博ノルディック・サークル / 2025年大阪・関西万博オランダパビリオン / 2025年大阪・関西万博モナコパビリオン
【後援・協力:国内】(2025年2月19日時点)
関西領事団 / 大阪商工会議所 / 公益財団法人 大阪観光局 / 一般社団法人大阪外食産業協会 /
JR西日本グループ / 大阪市此花区役所 / 一般社団法人関西経済同友会 / 大阪市西成区役所 / 関西広域連合 / LINEヤフー株式会社 / IRISデータラボ株式会社(Atouch)
※プログラムや詳細は変更になる可能性があります。
■会社概要
株式会社 ARTLOGUE(株式会社アートローグ)
・代表者:株式会社アートローグ 代表取締役CEO 鈴木大輔
・本社所在地:大阪府大阪市北区
・設立日:2017年7月7日
・事業内容:「Study:大阪関西国際芸術祭」の企画・運営 / WEBメディア「ARTLOGUE」「Art Tourism」など企画・運営