22歳未満の若年層ユーザーが85%。コミュニティアプリ『Yay!』が専門性を持つNPOと連携し相談室を設立

株式会社ナナメウエは、認定NPO法人D×Pと、特定非営利活動法人BONDプロジェクトと協力して、孤立する10~20代の若年層に向けた相談室をコミュニティアプリYay!内に設置し、若者の精神的な問題に対して支援を行います。


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株式会社ナナメウエ(本社 東京都港区赤坂 代表取締役 石浜嵩博)は、認定NPO法人D×P(ディーピー)(大阪市 理事長 今井紀明、以下D×P)、特定非営利活動法人BOND(ボンド)プロジェクト(渋谷区 代表者 橘ジュン、以下BONDプロジェクト)と連携し、同社が開発・運営する匿名コミュニティアプリ「Yay!(イェイ)」(以下Yay!)にて若年層に向けた相談窓口を設置しました。

新型コロナウイルス感染症が世界中に広がるなか、都市封鎖となった地域で様々な相談の件数が増えてきています。WHO(世界保健機関)からも、外出禁止措置の影響で「家庭内暴力が増加している」として、各国に対策を求めています。
日本国内でも、外出や出勤の自粛が続き、家庭内にいる時間が増えてきています。家庭内不和や暴力、収入の減少や精神的ストレスから自死を選ぶ人が増えるのではないかと懸念もされています。

政府や自治体から発表されている支援の多くが金銭や物資である中、「人々の精神的な問題に対する支援」をプラットフォームであるYay!が、専門性があるNPOと連携して行います。
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今回は初回の連携パートナーとして、不登校・中退を経験する10代の進路・就職などの相談を受けているD×Pと、自宅が精神的な拠り所となりえない10~20代の女性のサポートや保護を行うBONDプロジェクトに支援していただきます。

多くの若者が利用しているYay!のサークル機能を利用して相談室の設置や、アプリ内にLINEの相談窓口の設置を通じて、オンライン上で相談やコミュニケーションを重ね、困難に直面する10代をサポートします。
それぞれのNPOが専門性を活かし、必要によっては相談者の情報共有や相談者をNPO間で引き継ぎサポートすることも検討しています。

Yay!について
中学生以上の全年齢層を対象とした匿名性のコミュニティアプリです。テキスト・画像・動画での コミュニケーションに加え、「誰でも通話」という複数人での通話が楽しめるのが大きな特徴です。また「サークル機能」では、同じ趣味や興味を持つユーザー同士で交流することが可能です。安全な居場所をつくるため、人的パトロールとAIシステムによる自動パトロールに加え、機能制限によるユーザーの保護にも力をいれています。

株式会社ナナメウエ 石浜嵩博より
新型コロナウイルス感染症による学校の休校等は、今の10代にとって初めてに近い生活の危機です。大人の事情で休校が遅れ、自らが感染するかもしれないといった不安を抱えて日々を過ごしています。ようやく休校になった後も、勉強、他人との関わり、家庭の事情等で、精神的に追い込まれてしまうケースが多く確認できています。
2月と比べると利用者数が30%以上増えており、1日にプラットフォームを利用する時間も長時間に渡っています。そうした状況のもと、自分たちがユーザーに対してできることの1つが、相談窓口を設置し、ユーザーの精神的な支えになるということでした。
Yay!を通じて一人でも未来ある若者が、不安から開放され、コロナ以前の生活と何も変わらなく過ごせますように。
今後も外部からの協力も得ながら、プラットフォームとして孤独をなくし若者の未来を守るための支援をしてきます。

認定NPO法人D×P 今井紀明氏より
新型コロナウイルス感染症による学校の休校が発表されてから、D×Pが行うLINE相談事業の登録数は134人と昨年の同じシーズンと比べると6倍と増加しています。(※3/1~4/15までの集計)「ちょっとした雑談や悩みを話せる人ががいない」「アルバイトのシフトを減らされてしまって生活が苦しい。」などの相談もあり、新たに孤立する10代も増えてきていると感じます。
これまでも引きこもり状態で家族以外の人とコミュニケーションを取りづらかった10代など孤立していた相談者もいましたが、相談をきっかけに在宅ワークを始めるなどのアクションも起きてきています。対面で関わることが難しいなかでも、オンラインでできることがあると可能性を感じます。
D×Pは、2012年から通信・定時制高校のなかに入り、学内でプログラムやカフェを運営してきました。この取り組みが難しい今、同じように10代が集まるオンラインの居場所作りが重要だと考えています。コミュニティの中で関係性をつくり、困った時に相談できる、雑談から始まって何かしたいときに機会を提供できる仕組みを作っていきたいです。

特定非営利活動法人BONDプロジェクト 橘ジュン氏より
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、繁華街ではさまざまな施設が休業となっています。家族や恋人からのDVで家を出ざるを得なかったり、困難な問題を抱えている若年女性たちが安心して過ごせる居場所が狭まっています。家を出た女の子が「泊めて」とSNS上に書き込んで、泊めてくれる大人を探している投稿などが多く見られます。被害に遭わないで!犯罪などに巻き込まれないで!という思いから、BONDプロジェクトでは女の子たちの声を聞いて、SOSに耳を傾け、一緒に考えて、必要な支援先に繋ぐ役目でありたいと思っています。女の子たち、よかったら声を聞かせてね。

【会社概要】
株式会社ナナメウエ
Yay!サイト : https://yay.space/
WEBサイト:https://nanameue.jp/ja
株式会社ナナメウエは、2015年からSNSサービスを企画運営しているベンチャー企業です。好きなことでつながるコミュニティサービスYay!は2020年1月よりサービスが提供されており、一日の投稿コンテンツが400万回を超えるなど、すでに日本最大級のオンラインコミュニティサービスに成長しています。

認定NPO法人D×P(ディーピー)
WEBサイト:http://www.dreampossibility.com/
通信・定時制高校の高校生のサポートに特化したNPOです。高校生に「人とのつながり」と「働き、生きる場」を提供することを目指し、現在大阪・京都・兵庫・滋賀・札幌・岡山などでプログラムを提供。オンライン上ではラインで全国からの相談を受けており、昨年では年間約1,000名の高校生をサポートしています。

特定非営利活動法人BONDプロジェクト
WEBサイト:https://bondproject.jp/
10代20代の生きづらさを抱える女の子の支援をしています。家庭問題、虐待、いじめ、学校の事、性に関する事、死にたい気持ちなど、全国から寄せられる相談を、LINE・メール・電話・面接相談にて聞かせてもらっており、他機関とも連携をしながら、女の子たちが自分で自分の道を選び歩んでいけるよう応援しています。
街頭パトロール、ネットパトロール等アウトリーチ活動にも力を入れており、必要に応じ、一時保護、自立に向けての支援も行っています。