【Z世代若手社員の意識調査】Z世代が選ぶ“最高の上司”、1位は困った時の「具体的サポート」。精神論より行動を重視。

最終更新日:2025-06-23

2位は「具体的に褒める」、3位「失敗後の建設的指導」。心理的安全性を確保し、具体的な行動で示す伴走型リーダーシップが求められる。

株式会社ペンマーク（本社：東京都目黒区、代表取締役：横山直明、以下ペンマーク）は、全国のZ世代の若手社会人を対象に、Z世代の就業意識調査の一環として「『最高だった』『助かった』と感じる上司の言動」に関するアンケート調査を実施しました。

多くの企業でZ世代のエンゲージメント向上が課題となる中、彼らがどのような上司の言動に感謝し、成長を実感するのか、その実態を明らかにすることを目的としました。

調査の結果、「困った時に具体的なサポートをしてくれた」（47.7%）が約半数の支持を集め1位となりました。次いで「良い所を具体的に褒めてくれた」（35.8%）、「失敗後に建設的な指導をしてくれた」（34.7%）が続き、Z世代が上司に対して、精神論や抽象的な激励よりも、日々の業務における具体的な行動と支援を強く求めていることが明らかになりました。

※本記事を引用する場合には、出典の明記をお願いいたします。
URL：https://corp.penmark.jp/news/20250623
出典：【Z世代若手社員意識調査】Z世代が選ぶ“最高の上司”、1位は困った時の「具体的サポート」。

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■調査概要
■調査サマリー
■調査結果詳細
■総括・考察
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■調査概要

調査方法：自社インターネット調査
調査対象：過去にPenmarkを利用していた全国の若手社会人
有効回答者数：176名
定義：本調査では、Z世代を「1996～2005年」生まれと定義

■調査サマリー

- 若手社員が最も“最高”だと感じる上司の言動は「困った時に具体的なサポートをしてくれた」が47.7%で最多。
- 「具体的に褒める」「失敗後に建設的な指導」も上位に。ポジティブな承認と、失敗を成長の機会と捉える姿勢が高く評価される。
- 「意見の尊重」「成長を喜んでくれた」といった人間的な関わりも重視されており、部下の伴走者としてのリーダーシップが求められている。

■調査結果詳細

「あなたが『最高だった』『助かった』と感じた上司の言動はどれですか？（複数回答）」という設問に対し、Z世代の若手社会人の回答は以下の通りとなりました。

■総括・考察

Z世代が求める理想の上司像は「伴走者」

今回の調査から、Z世代の若手社会人が上司に求める理想像が、従来の「指導者」や「評価者」から、共に走り、支える「伴走者」へと変化していることが鮮明になりました。

トップに輝いた「具体的サポート」は、部下が困難に直面した際に、ただ見守るのではなく、共に考え、手を動かし、問題を解決してくれる上司への強い信頼感を表しています。

また、「失敗後の建設的指導」が高く評価されている点は、先の調査で明らかになった「働きたくない上司（感情的・高圧的）」の姿と正反対のものです。

Z世代は失敗を恐れずに挑戦できる心理的安全性を強く求めており、ミスを責めるのではなく、次への学びとして捉えさせてくれる上司の下でこそ、成長意欲が掻き立てられるのです。

この結果は、企業における管理職の役割が大きな転換点を迎えていることを示唆します。部下を管理・統制するのではなく、彼らの能力を最大限に引き出すための環境を整え、一人ひとりの成長を支援するサーバントリーダーシップが不可欠です。

「挑戦させる」こと（11.4%）よりも、まずは「困った時に助ける」こと。この順番こそが、Z世代との信頼関係を築き、彼らのポテンシャルを解放する鍵となります。

企業は管理職に対し、業績目標の達成だけでなく、部下のエンゲージメントや成長支援を評価する仕組みを導入することや、コーチングスキル、フィードバックスキル向上のための研修を強化することが求められます。Z世代から「この人と働けて良かった」と思われる上司を育成することが、結果的に組織全体の競争力を高める最も確実な投資と言えるでしょう。

■ペンマークについて

当社は「学生の一生を豊かにする」ことをミッションに掲げ、「大学生活のDX」を推進しているスタートアップ企業です。大学生向け学習管理SNS「Penmark」を開発・提供しています。
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