2つのバームをまぜる「うるおいシールドファンデ」が新登場!

カネボウ化粧品のトータルメイクアップブランド「COFFRET D’OR(コフレドール)」は、2020年9月29日(火)、現代の肌仕上がりを叶える粉技術のルーツと進化から、ファンデーションにおける粉の重要性を学べる勉強会、題して『オンライン粉塾』を開催しました。


『粉塾』は、2018年秋から開催しているコフレドールが日々研究を続けるベースメイクアイテムの粉の技術を軸に、とっておきの粉知識を持ち帰っていただくための、ちょっぴりコアでマニアックな粉勉強会です。

当日は、これまで多くのベースメイクのヒットアイテムを生み出してきた“粉博士”こと佐野宏充(さのひろみつ)研究員、“粉ソムリエ”こと佐野章子(さのしょうこ)研究員が登壇し、 現代ファンデーションの礎となった粉技術について、「パウダー」と「乳化」の2大剤型を軸に日本の粉歴史から掘り起こし、ファンデーションにおける“粉ごしらえ”の重要性を伝えるトークセッションを行いました。

さらに、“粉”についての見識が深く、“チーム粉塾”として第1回目の『粉塾』よりご登壇いただいているヘア&メイクアップアーティストの長井かおり氏に今回もご登場いただき、『うるおいシールドファンデ』を用いて、3 STEPで仕上げる長井さん直伝のシーン別メイクデモンストレーションも実施いたしました。
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“粉歴史”から学ぶ、ファンデーションにおける“粉ごしらえ”の重要性



研究員 ベースメイク担当 佐野宏充(さのひろみつ)

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20年を超えるベースメイク研究のスペシャリスト
粉の個性を知り尽くし、粉に真摯に向き合い続けるカネボウの“粉博士”

研究員 ベースメイク担当 佐野章子(さのしょうこ)

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入社よりベースメイク研究一筋
ファーストタッチで粉の特性を見極める、カネボウの “粉ソムリエ”

現代ファンデの粉技術のルーツは、1980年代の‟根本的な粉の性質を超える粉ごしらえ”にあった

1980年代というのは、様々な業界で技術の進歩や新素材が出てきた時代でした。化粧品業界もその頃は基本機能が充実し、より高い機能性を目指していた時代でした。パウダー剤型では80年代初めに出てきた‟シリコーン”による粉体の表面処理が先駆けの粉技術と考えます。これに次いで乳化剤型も80年代後半に本格的な機能性の追求が始まります。この時代に‟粉の性質”がガラッと変わり、現代ファンデの粉技術の基礎となっていきます。

そもそも“粉の性質”とは‟粉は水になじみやすい”という根本的な性質のことです。水分の影響を受けやすい粉は、水に濡れると色が変わったりドロドロになったりします。ファンデーションで言えば、色ぐすみやくずれている状態ですが、2020年の今、多くのファンデーションは基本的に汗や水に強く、メイクくずれ防止効果を備えており、顕著に色がくすんだり、くずれる商品は無いと言っても過言ではありません。でもそれは、80年代のこの‟根本的な粉の性質を超える粉ごしらえ”という技術革新の大きな一歩があったからなのです。

パウダー剤型の“粉の性質を超える粉ごしらえ”

粉の性質を覆す『水をはじく粉』の登場により、汗をかいてもくずれにくいパウダーファンデに進化

粉体が主体のパウダー剤型は、汗・水になじんでくずれやすいという粉本来の性質が最も現れやすい剤型です。しかし1980年代初頭、撥水性の高いシリコーン素材の登場で粉体の表面をコーティングする粉ごしらえ ができたことにより、水になじみやすい粉の性質を変えた『水をはじく粉』が誕生します。以前の粉に比べ、汗・水への強さや使用感が格段に向上し、それまでの粉の常識を覆し、パウダーファンデーションの品質は飛躍的に向上しました。この新たな粉ごしらえによる『水をはじく』という性質を利用した、汗をかいてもくずれにくく水使用も可能な2WAYタイプを皮切りに、その後も肌へのなじみやすさなど様々な粉ごしらえへと発展していきます。そしてこれらの粉ごしらえは、今のコフレドールのパウダーファンデーション品質に繋がっています。

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乳化剤型の‟粉の性質を超える粉ごしらえ”

粉を『水に触れさせない』粉ごしらえにより、汗・水にも負けない化粧もちのよさが格段に向上!

まず「乳化」とは、本来は混ざり合わないはずの「水」と「油」がうまく混ざり合っている状態のことを言い、これに「粉」が加わったものが乳化ファンデーションです。乳化剤型には大きくO/W処方(オイルインウォーター・水の中に油)とW/O処方(ウォーターインオイル・油の中に水)があります(左下図)。1980年代中頃ぐらいまでは、O/W処方が主流でした。水の中に油がいる状態なのでみずみずしい使い心地ですが、水の中に粉がいるので粉が汗・水と混ざりやすく、くずれやすいという課題もありました。

そんな中、1980年代後半に入りW/O処方がより強化され乳化剤型にも大きな転換点が訪れます。W/O処方では、油の中に水がいる状態ですが、この時期にさらさらとした感触の新たな油が登場し乳化技術の進化とあいまって、ベタつきにくい心地よい滑らかな品質へと大きく進化しました。また粉が油の中にいるので粉が水に触れず、汗・水に強く化粧持ちが格段に向上しました。これこそが、粉を『水に触れさせない』粉ごしらえです。
このW/O処方の強化とそれによる化粧持ちの格段の向上が、この当時の乳化剤型における大きな転換点となり、今のコフレドールの乳化ファンデーション品質へと繋がっています。
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『水をはじく粉』『水に触れない粉』の誕生によって飛躍的に進化した粉職人たち

1980年代に起こった粉技術の革新を経て、進化したのは剤型だけではありません。粉職人たちの意識にも変化が起こり、世の中にない新たなファンデーションを生み出そうというモチベーションと機運が高まりました。1980年代以降の粉職人たちによる活気にみちた開発の時代、新たな粉体や表面処理技術などの粉ごしらえが続々と登場し、多種多様な剤型のファンデーションが誕生しました。『水をはじく粉』と『水に触れない粉』、この2つのエポックメイキングな粉ごしらえをきっかけに、‟粉ごしらえ”と‟粉職人”共にドラスティックな進化を遂げていきます。生み出されたさまざまな剤型のファンデーションは、選ぶのも楽しくなるような今のコフレドールのアイテムに繋がっています。


新商品『うるおいシールドファンデ』開発のこだわり


コフレドール初のバームタイプが登場!2つのバームをまぜる‟うるおいシールドファンデ”
『モイスチャーロゼファンデーションUV』2020年10月16日発売


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この秋、コフレドールの目指す肌は、うるおいに満ちて、 まるで上気したような肌の明るさと血色を感じさせる“うるみ上気肌”。この仕上がりを叶える、新バームファンデーション 「うるおいシールドファンデ」が登場します。秋冬の間も、うるおいで肌をしっとり守り、ほわっと温もりのある幸せ印象の“うるみ上気肌”へ。
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モイスチャーロゼファンデーションUV
全4種 10g スポンジ付き
SPF50・PA++ ※ケースは別売り

うるおいシールドファンデ『モイスチャーロゼファンデーションUV』は、渦巻き状のピンクの「うるみエッセンスバーム」とベージュの「なめらかカバーバーム」が、見た目にも使うたびにワクワクするようなファンデーションです。実はこの2つのバームには、開発担当大槻のこだわりがたくさん詰まっています。

コフレドール 開発担当 大槻絵美(おおつきえみ)

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入社以来、開発一筋。
立ち上げから現在に至るまでコフレドールを担当。
一貫して大切にしていることは、客観的なモノづくり。

「うるおいシールドファンデ」開発のこだわり1.:ワクワクときめく渦巻き状の2つのバーム

渦巻きを体現するこの2つバームはそれぞれ違った機能・役割を備えています。ピンクの「うるみエッセンスバーム」は湯上りのようなうるおい感と、ぽっと上気したようなツヤを生み出すバーム。保湿成分のほか、 “ロゼサテンパール”や密着性の高い板状粉体が配合されており、肌なじみよくほのかにピンクがかったツヤ肌を演出します。ベージュの「なめらかカバーバーム」はカバー粉体や顔料をうるみエッセンスバームより多く配合。毛穴や色むらなどの肌トラブルをきちんとカバーしてくれます。この2つのバームにより、自然にトーンアップした「うるみ上気肌」を簡単に仕上げることができます。
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「うるおいシールドファンデ」開発のこだわり2.:2つのバームをまぜる濃縮・高密着な「うるおいシールド処方」

「うるおいシールドファンデ」は、2つのバームをくるっとまぜて塗布することで、肌の上でとろけるようにのび、化粧膜が濃縮されてぴたっと高密着する「うるおいシールド処方」を採用しています。2つのバームに配合された、肌すべりを良くする球状の複合パウダーやぴったりフィットする板状パウダーなどがスポンジ上でまじりあうことで肌にフィットしてなめらかにカバー。うるおい成分たっぷりの化粧膜から余分な水分が蒸発して濃縮されることで、それぞれのカバー粉体がピタッと肌に高密着します。またこれにより「下地不要」 「ベタつかない」 「SPF50・PA++」までをも叶えました。
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「うるおいシールドファンデ」開発のこだわり3.:白浮きしにくく“うるみ上気肌”をつくるピンク色設計

開発担当の大槻の難題を極めたのが、 “うるみ上気肌”の必須要素となる「うるみエッセンスバーム」のピンクの色設計です。ピンクはそもそも白浮きしやすい色ですが、白浮きしにくく、かつ各ベージュの色相に合わせたピンク色を調整し、それぞれのカラー展開で絶妙な‟うるみ上気肌”仕上がりを叶えています。
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長井かおりさんによる、シーンに応じて映えを調整できる『うるおいシールドファンデ』活用テクニック!


『うるおいシールドファンデ』で叶う、自由自在な映えメイク

自他ともに認める“粉フェチ” であるヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんには、新商品『うるおいシールドファンデ』と付属のしずく型スポンジを用いたメイクデモンストレーションで、自由自在なシーン別メイクをご披露いただきました。

ヘア&メイクアップアーティスト長井かおり氏 プロフィール

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雑誌、広告、映像など幅広いジャンルでモデルや女優のヘアメイクを手掛ける。
メイクデモンストレーションにも多く出演しており、独自のメイクテクニックが人気となり多くの女性から支持されている。“粉”についての見識が深く、その理論的な“粉”の使いこなし術に注目が集まっている。

長井さん流!シーン別『うるおいシールドファンデ』粉テク

「『うるおいシールドファンデ』は、バームならではのうるおい感はそのままに、ピタっとした密着感かつ厚塗り感のない仕上がりで、とても心地よい新しいバームファンデーションだと思います。また2つのバームの使い分けで様々な生活シーンにも対応できますよ。」(長井氏)

粉テク1.:<1 STEP>ワンマイルメイク/“あえての色むら”でエフォートレスな肌仕上がりに

おうちでリラックスしたい日やちょっとしたお出かけにぴったりのワンマイルメイクは、抜け感のある軽やかな仕上がり。スキンケアでお肌を整えた後、スポンジに『うるおいシールドファンデ』の2つのバームを全体にくるりととって、そのまま肌全体に軽く滑らせます。ピンクの「うるみエッセンスバーム」とベージュの「なめらかカバーバーム」が肌の上で溶け合い、あえての色むらが生まれることで、キメ過ぎない素肌のような自然な肌仕上がりになります。

粉テク2.:<2 STEP>お出かけメイク/“タップ塗り”で気になるところをしっかりカバー

仕事の日などのお出かけの際にお勧めなのが、ワンマイルメイクにひと手間プラスするだけできちんと感のある端正な仕上がりが叶う2 STEPメイク。ワンマイルメイクの上から、しずく型スポンジの先端にベージュの「なめらかカバーバーム」を取り、スタンプ&タップ塗りで気になる箇所をしっかりとカバー。コンシーラーのように使うことで、軽やかなのに上質な肌に簡単に仕上がります。

粉テク3.:<3 STEP>華やかメイク/ピンクを“狙い置き” ! 自然な血色感とツヤを足してメリハリを演出

より華やかに仕上げたい日には、スポンジを折り曲げてピンクの「うるみエッセンスバーム」をとり、ツヤや透明感をプラスしたい部分に狙いを定めて置き重ねます。秋冬におすすめな、ぬくもりのあるピンクのハイライトでメリハリのある仕上がりに。また、マスクを外した時の「マスクぐすみ」にも、多めにとって重ねれば、トーンアップしながらお直しまでできます。
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『粉塾』とは?

ブランド誕生10周年の節目を迎えた2018年春から、ブランドのアイデンティティーともいえるベースメイクの価値を見直すため、その品質を決定づける‘粉’に着目して開催しているイベントです。コフレドールが日々研究を続けるベースメイクアイテムの‛粉ʼの技術を軸にした、とっておきの‘粉’知識を持って帰っていただくための、ちょっぴりコアでマニアックな‛粉ʼ勉強会です。

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キレイを生み出す、コフレドールの‘粉’の真髄は「粉トライアングル」にあり!

コフレドールの粉を語るのに欠かせないのが 「粉トライアングル」です。粉資産、粉ごしらえ、粉職人の3つの要素が三位一体となることでコフレドールの‘粉’技術を叶えます。

1.粉資産
カネボウ創世記、先人たちが良い原石を追い求め厳選してきた豊富な‘粉’こそが、コフレドールのオリジナル粉体を生み出す資産となっています。
2.粉ごしらえ
お料理と同様、 ‘粉’の下ごしらえにひと手間。コフレドールは、この粉ごしらえを妥協せず丁寧に行うことで、 ‘粉’そのものの良さをさらに引き出します。
3.粉職人
カネボウの研究員は、それぞれに強いこだわりを持ったまさに‘粉’の職人。研究の川上から川下までを1人の研究員が担当するカネボウ化粧品の研究体制は、高い専門性を養っています。
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「COFFRET D’OR(コフレドール)」
「COFFRET D’OR(コフレドール)」は、“Be Playful~ 私らしく、肌を操る※”をブランドコンセプトとし、肌仕上がりを大切にしながら、多彩な色や質感を自由に楽しむメイクを訴求しています。自分本来の肌を活かして、もっと思い通りに。いくつもの色と質感を操って、もっと無限の表情に。肌からはじまる、攻めのメイクを提案してまいります。
※メイク効果により、肌印象を操ること

ブランドサイトURL: www.coffretdor.jp