~女性の健康に関するアンケート調査より~「若いうちから“かかりつけ婦人科医”がいた方が良い」89.3%が回答 しかし、女性特有の不調に対処していない現状も

大塚製薬株式会社(本社 東京都)ニュートラシューティカルズ事業部では、世界メノポーズデーに合わせて、全国の50代以上の女性206名を対象に「女性の健康に関するアンケート調査」を2020年10月14日(水)~2020年10月15日(木)の期間実施いたしました。



「かかりつけ婦人科医」がいる人の「受診のきっかけ」は検診が多く、自分自身の状態を把握するために、若いうちからかかりつけ婦人科医の必要性を感じている
一方、現状は女性特有の身体の不調に対して、とくに何も対処をしていない人が多い
女性であるがゆえに避けられない健康問題について正しい知識をもち適切に対処するために、若いうちから気軽に相談できるかかりつけの婦人科医を持つことが大切


本調査の結果は以下の通りです。

~女性の健康に関するアンケート調査~

■かかりつけ婦人科医の必要性を感じている人は多いものの実際に対処している人は少ない
実際にかかりつけの婦人科医がいる人は27.2%にとどまっています。一方で、かかりつけ婦人科医がいると回答した人のうち、若いうちからかかりつけの婦人科医がいたほうが良いと回答した人は、89.3%となりました。

〇かかりつけの婦人科医がいますか?(n=206)
~女性の健康に関するアンケート調査より~「若いうちから“かかりつけ婦人科医”がいた方が良い」89.3%が回答 しかし、女性特有の不調に対処していない現状もの1枚目の画像

〇若いうちからかかりつけの婦人科医がい
たほうが良かったと思いますか?(かかりつけ婦人科医がいると回答した人に質問)(n=56)
~女性の健康に関するアンケート調査より~「若いうちから“かかりつけ婦人科医”がいた方が良い」89.3%が回答 しかし、女性特有の不調に対処していない現状もの2枚目の画像



〇受診のきっかけ(対象:かかりつけ婦人科医がいる人 自由回答)
「がんの検診」、「子宮の病気」を理由に挙げた人が一番多くいました。「更年期の症状」「女性ホルモンの低下」「PMSが酷いため」など、女性ホルモン関連の不調で受診を始めた人も多くいました。

〇かかりつけ婦人科医がいない理由(対象:かかりつけの婦人科医がいない人 自由回答)
「特に必要がないから」「問題がないから」といった理由が83人と圧倒的に多い回答でした。

■過半数は具体的な対処も情報収集もしていない
女性ならではの身体の不調に「対処していなかった」「どちらかといえば対処していなかった」と回答した人の割合は56.8%でした。また、健康関連の情報収集に関しては、「していなかった」「どちらかといえばしていなかった」と回答した人の割合は53.9%でした。
かかりつけ婦人科医の必要性を多くが感じつつも、女性ならではの身体の不調に対して、とくに何も対処をしていない方が多くいることがわかりました。

〇女性ならではの身体の不調に対処していましたか?(n=206)
~女性の健康に関するアンケート調査より~「若いうちから“かかりつけ婦人科医”がいた方が良い」89.3%が回答 しかし、女性特有の不調に対処していない現状もの3枚目の画像

〇健康関連の情報収集を積極的にしていましたか?(n=206)

~女性の健康に関するアンケート調査より~「若いうちから“かかりつけ婦人科医”がいた方が良い」89.3%が回答 しかし、女性特有の不調に対処していない現状もの4枚目の画像

〇健康関連の情報収集を「していた」「どちらかといえばしていた」と回答した人に質問。
健康に関してどのように情報収集していましたか?
~女性の健康に関するアンケート調査より~「若いうちから“かかりつけ婦人科医”がいた方が良い」89.3%が回答 しかし、女性特有の不調に対処していない現状もの5枚目の画像

健康関連の情報収集を「していた」「どちらかといえばしていた」と回答した方の、健康に関する情報収集方法を尋ねたところ、テレビ・ラジオが65.3%、次いでインターネットSNSが54.7%という結果がでました。

■今回の調査結果を受けて
女性は初潮を迎えたときから、生理痛や生理不順など様々な悩みが始まり、その後、性感染症、子宮頸がん、不妊症、なども心配になってきます。更に40歳をすぎると、女性ホルモンの変動や低下による様々な症状、閉経後は骨粗しょう症などのリスクが生じます。

また、PMSや更年期症状といった女性特有の症状に悩む人は、誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまうケースがあります。これらに関する知識がない場合、対処をしないで我慢する人が多いのも現実です。正しい知識をもって対処するために、一歩踏み出して受診することで、心身の健康の維持や日々のパフォーマンスの向上*が期待できます。
そのためにも女性たちに、若いうちからかかりつけ医、特にかかりつけ婦人科医に相談できる環境を作ることをお勧めします。

女性の心身に現れる変化は自覚しづらいケースもあるため、あらかじめ正しい知識を持ちライフステージごとに起こりうる健康リスクを予見して、適切に対処することが重要です。
また、女性のヘルスリテラシーの向上は、インターネットなどにあふれる不確かな健康情報に惑わされることなく、必要な情報を選別し医療へのアクセスを容易にすると考えられます。
欧米に比べ日本の若い女性は婦人科医への受診に抵抗を感じる傾向が顕著ですが、毎月訪れるPMSや将来の妊娠、出産、更には更年期という体調の大きな変換期を健康に過ごし、より充実した生活を送るためにも、かかりつけ婦人科医を持ち、いつでも相談できる環境の整備が不可欠です。

大塚製薬は女性が輝き続けるために、【知って対処する】セルフケアをこれからもサポートしていきます。

*出典:特定非営利活動法人 日本医療政策機構「働く女性の健康増進に関する調査2018」
https://hgpi.org/wp-content/uploads/1b0a5e05061baa3441756a25b2a4786c.pdf

■相談できる婦人科を探したい方
更年期ラボ「女性の健康について相談できる施設」(https://facility.ko-nenkilab.jp/)から検索することができます。各クリニックのホームぺージを見ると、更年期外来・PMS/PMDD・子宮内膜症など、診療範囲がわかります。ご自身の身体の状態に合わせ、クリニックを選択してください。

■「美しく生きていくための私の未来検定」
2021年1月より「美しく生きていくための私の未来検定」をオープン予定です。これは、今回の「50~60代女性」への調査結果をベースに、「30~40代女性」がチェック形式で設問に回答しながら、「30~40代」のうちにやっておいたほうがよいことが学べるサイトです。

〇調査概要
・調査委託先:マクロミル
・有効回答数:206名
・調査対象:全国の50代以上の女性
・調査期間:2020年10月14日(水)~2020年10月15日(木)