【伊勢丹新宿店】工芸とアートの境界を楽しむ!気鋭の工芸作家にフィーチャーする「Design meets Art -KOGEI-」を8月31日(土)より開催いたします。

デザインとアートが交錯する空間で、工芸作家たちの創造力を体感。新しいライフスタイルの可能性が広がります。

■会期: 2024年8月31日(土) ~ 9月10日(火)
■会場: 伊勢丹新宿店本館5階 センターパーク/ザ・ステージ#5
特設サイト: https://www.mistore.jp/store/shinjuku/shops/living/park/shopnews_list/shopnews_0188.html 


伊勢丹新宿店では、2024年8月31日(土)~9月10日(火)の期間中、本館5階 センターパーク/ザ・ステージ#5にて、ライフスタイルの次なる豊かさを求め、工芸作家にフィーチャーしたイベント「Design meets Art ーKOGEIー」を開催いたします。
「工芸」とは、一般的に実用性と美的価値とを兼ね備えたものを総称する言葉として広く使われてきました。しかし、最近では美術、工芸、デザイン、アートといった分野の垣根を超えて、それぞれが緩やかに繋がっているものづくりをアーティスト自らが求める動きが盛んになっています。この動きは、現代の暮らしにおける「用」と「美」の構成要素を社会との関わりの中で見つめ直し、時にはアーティスト自らの活動を再構築する試みと言えます。
今回のイベントでは、同時代のアーティストによる、「用=生活工芸」と「美=アートピース」の二つのアプローチによる作品をご紹介し、アーティストごとに異なる「KOGEI」の捉え方にフォーカスした作品の数々をご紹介いたします。
デザインとアートの垣根を超えた、アーティストの作品をご紹介
■原嶋 亮輔 氏(古道具・木)

<原嶋亮輔> Bloom Your Things “Daruma” 23,100円 (約W12×D10.2×H13.8cm)

原嶋 亮輔 氏は、長い時間を経て立ち現れる、寂れた古道具や古民芸が纏う時間の流れに心を惹かれるという考えから、古道具や古民芸をテーマに作品を制作しています。いまここにあり、これからもあり続けてほしい物語の一端として作品に仕立てています。

プロフィール


石川県・金沢を拠点にデザイナー/アーティストとして地域の工芸・産業に関わりながら制作活動を行っています。2022年より、金沢クラフトビジネス創造機構の工芸ディレクターとして、工芸作家や工房などのビジネスサポートにも従事しています。



■ 今西 泰赳 氏 (陶磁器)

<今西泰赳> cell cluster 143,000円 (約W26×D17×H15cm)  細胞塊 片口 11,000円 (約W12.5×D9.5×H8cm) 細胞塊 酒器 17,600円(約直径8×H5cm)

今西 泰赳 氏は、「細胞の増殖」と「生命エネルギー」をテーマに、独自に調合した土と釉薬、また九谷焼の技法などをハイブリッドに使用して自己表現作品を制作しています。見る角度、光によっても表情を変える作品は、いつも新しい発見を与えてくれます。



プロフィール


奈良県生まれ。筑波大学 生命環境科学研究科でミトコンドリアを中心とした、がんや老化、免疫機序などを研究し、長年の研究生活の中で感銘を受けた「細胞の増殖」と「生命エネルギー」、その力強さとダイナミックさをテーマに創作活動を行っています。





【原嶋 亮輔 氏 × 今西 泰赳 氏 × 弊社バイヤー 鼎談  工芸とアートのあいまいさを探る】
ライフスタイルの次なる豊かさを求め、工芸作家にフィーチャーしたイベント「Design meets Art ーKOGEIー」開催にあたり、生活工芸とアートワーク、それぞれの側面から作品をご紹介し、工芸とアートのあいまいさを探る今回の試みについて、石川県の作家のキュレーター兼作家として参加する原嶋 亮輔 氏、陶芸作家の今西 泰赳 氏と弊社バイヤーが語ります。

記事はこちら  
https://www.mistore.jp/shopping/feature/shops_f2/themoments2024aw_life_sp.html


■藤田 和 氏 (漆)

<藤田 和> 海遊皿 550,000円(約W27×D27×H2cm)
藤田 和 氏は、金沢の豊かな自然に囲まれながら制作活動を行っています。漆とガラス、金銀や鮑などの貝殻を組み合わせることで、これまでにない華やかで重層的な表現の作品を目指しています。草花を描いた軽やかな線がガラスを彩る食器や、水中を覗き込むような作品をお楽しみください。





■富永 一真 氏(ガラス)

<富永一真> 殴雨 nagusame 99,000円 (約直径10×9.5cm)
富永 一真 氏は、大阪出身で現在は金沢を拠点に活動しています。強い雨が窓に当たって景色が歪む様子から着想をえて「殴雨 nagusame」など、独自のガラス作品を手掛けています。





■田中 里姫 氏(ガラス)
田中 里姫 氏は、熱と重力の自然な力によって、やわらかな形状に変化したガラスの作品を制作しています。薄いガラスの研ぎ澄まされた緊張感と、光を透過し反射する様子は、他者の心象を呼び起こし、その知覚を強調します。




<田中里姫> 心象のかさね 88,000円 (約W21×D15×H14cm)


■KAORI JUZU 氏(七宝)

<KAORI JUZU>108 POINTS OF VIEW 5,800,001円(約W72.5×D72.5×H2.5cm)
KAORI JUZU氏は、日本人には馴染み深い「108」という数字にインスピレーションを得て「108 POINTS OF VIEW」を制作しました。それまでの制作時に生じた金属端材を再利用し、108点全て異なる作品の制作に没頭することが、アーティスト自身も当時感じたコロナ禍が引き起こす不安や恐れのみならずマテリアルの浄化ともなり、整然と並ぶ108点が織りなす “intense simplicity”。その静かな力強さは見る者を世界の反響や喧騒から遠く離れた異次元へと誘います。




■安部 仁美 氏(竹)
安部 仁美 氏は、女子美術大学 短期大学部 生活デザイン専攻で染色を学んだ後、MAISON MARTIN MARGIELA日本旗艦店の立ち上げメンバーとしてチームに参加。その後は、大分県竹工芸訓練支援センターにおいて竹工芸の基礎を学び、のちに竹工芸家として活動しています。日常と非日常のあいだにあるようなもの、余白を残し遊び楽しむことが制作のテーマにあり、竹という素材の特性、伝統的な籠編みの技法を軸として制作しています。




<安部 仁美>フリンジバスケット 96,800円(約W34×D8×H14cm)

■山岸 紗綾 氏(漆)

<山岸 紗綾> 空落物 165,000円
山岸 紗綾 氏は、自身の身の回りに起こる季節の変化や時間の動きを、そこにある草花や木々、水や光や匂いによって教えられ、そこから受け取った留めておきたい情景の一つ一つを、素材の力を借りて形造っています。木を削り、漆を塗り重ね、蒔絵や螺鈿、卵殻などといった漆芸の伝統的な加飾技法を使い、小さな彫刻やJewelryを主に制作しています。





■金保 洋 氏(漆)
金保 洋 氏は、ウルシの木から採取される樹液が人の手を介することで漆として成立する、循環的とも取れる行為から生じる美しさと、その精神性を形にすることを目指しています。石膏をベースに漆を塗り込んだ作品では、無機質な白い石膏が漆によって徐々に有機性を帯びながら変容し、その過程が様々な色彩を伴って表出しています。



Photo:Tadayuki Minamoto (c) courtesy Galerie Mingei - Paris ※上記、金保氏の画像はイメージです。



【出展作家一覧】 ※順不同 
原嶋 亮輔(古道具・木)/ 今西 泰赳(陶磁器)/ 藤田 和(漆)/富永 一真(ガラス)/田中 里姫(ガラス)/ KAORI JUZU(七宝)/ 安部 仁美(⽵)/ 山岸 紗綾(漆)/ 金保 洋(漆) 


※出展作家が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
※価格は全て税込みです。
※写真はイメージです。

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