「すみだ向島EXPO 6」開催決定!墨田区北部で展開するまちなか博覧会は10/4開幕

墨田区北部の八島花エリア(八広、向島、京島、寺島、文花、立花など)で展開する地域没入型イベント!アート、建築、まちづくり、社会実験など複層的に重なる多様な表現を通して地域に接続する「まちなか博覧会」。


すみだ向島EXPO 6 キービジュアル

一般財団法人八島花文化財団(代表理事:後藤大輝)は、2025年10月4日(土)から11月3日(月・祝)の会期にて、下町の景観や生活文化が色濃く残る墨田区北部の古民家や店舗などを舞台に、第6回目となる「すみだ向島EXPO 6」を開催いたします。

東京で最も多くの長屋が残り、戦後の高度経済成長を支えた「ものづくりのまち」としても知られる墨田区北部の八島花エリア(八広、向島、京島、寺島、文花、立花など)。この地域では、下町の日常に魅せられた多様なアーティストやクリエイターが集い、古民家や店舗などを活用し、展覧会やイベント、社会実験など多岐にわたる活動を繰り広げています。それにより、下町の情景と非日常な創造的空間が混ざり合い、新たなストーリーや連鎖が生まれ、地域社会の関係性が増幅しています。

すみだ向島EXPOは、「地域に接続する」という理念のもと、この地域特有の状況を年に1度の「まちなか博覧会」として広く公開する場です。戦前から残る長屋や人情味あふれるまちなかで、いまどのような表現活動が生まれ、地域に息づいているのか。アーティストから市民団体まで、複層的に重なる多様な表現を「博覧する」ことで、地域の文化や活動、現状を可視化し、地域内の関係性を深めると同時に、来場者一人ひとりが自身のまちやくらし、そして社会全体のあり方について考える契機となることを目指します。
目次

すみだ向島EXPOについて

すみだ向島EXPOは、東京都墨田区北部の八島花エリアを舞台に、2020年から毎年10月の約1ヶ月間にわたり行われる「まちなか博覧会」です。古民家や店舗など地域に根ざした場所を会場に、100近い展示やイベントを実施。まちに潜り込むように路地を散策しながら、地域に紐づいた多様な表現やひと、景観との出会いを創出しています。

戦前の長屋や下町の生活文化が息づく地域で、その歴史や伝統と多様な人々、創造的な表現活動が共存し、新たな文化や景色が生まれる─文化継承には、こうした「ゆたかさ」が醸成される環境が必要であるという思いから、地域に接続するさまざまな試みを実践し、その取り組みを可視化し社会に提案することを目指しています。

Photo_by_福島直樹

八島花エリアについて


Photo by 中里和人
「八島花(やつしまはな)エリア」は、墨田区北部に位置する八広、向島、京島、寺島、文花、立花などの地名に由来します。戦後の高度経済成長を支えたものづくりのまちであり、歴史的な家屋と新しい建物が織りなすコントラストが、下町の生活文化の中に色濃く残る地域です。

「すみだ向島EXPO」の中心地である京島は、戦前からの長屋が東京で最も多く現存し、手仕事や職住一体のくらし、入り組んだ路地、そして個性的で人情味あふれる商店が並ぶ独自の風景が魅力です。一方で、近年では防災、不動産開発といった現代的な課題にも直面しています。こうした状況において、地域固有の文化的景観や生活様式の維持・継承、そして未来を見据えた「まちの在り方」への多角的な考察と、その具体的な展望の策定が喫緊の重要事項となっています。



みどころ

アート、建築、まちづくり、市民活動が一体となり生まれる、唯一の文化と新しい景色



舞台は、歴史や文化が色濃く残る下町関東大震災や東京大空襲の被害を免れた墨田区北部には、戦前から戦後にかけての建物が多く残り、長屋や町工場、入り組んだ路地が下町の風情を色濃く残しています。すみだ向島EXPO 6の会期中は、普段は非公開の古い家屋なども開放されます。そこへ足を踏み入れることで、この街に息づく歴史や文化を肌で感じることができます。






既存の枠組みにとらわれない、ここでしか出会えない表現この地域に魅せられた多様なアーティストやクリエイターが、日常のくらしやまちと密接に関わりながら、唯一無二の表現や作品、プロジェクトを生み出しています。 学生、大学教授、主婦など有名無名問わずさまざまな背景を持つ人々が共存し、新たな文化や活動が創造されていく ─ まち全体が「額縁」となり、そこに新たな景色が次々と立ち上がる様は、まさにすみだ向島EXPOでしか味わえない醍醐味です。






多様なひとが織りなす、「いま、ここ」で生まれる交流参加アーティストや団体は、開催地である八島花エリアの暮らしに溶け込み、活動の拠点とする地域住民であることも、すみだ向島EXPOの特徴のひとつです。「まちの人」と来場者が活発に交流することで、会期中に新たなシナジーが生まれ、スピンオフ企画が次々と生まれることも珍しくありません。地域住民、アーティスト、運営スタッフ、そして来場者の相互作用を通して生まれる、この場でしか味わえない「生きた」体験を堪能してください。



主要プログラム

U25 Art Contest


一般財団法人ユース・ホステル協会の主催で、15歳から25歳の若年層のアート・表現活動を支援するアートコンペを開催します。すみだ向島EXPOゆかりのアーティストであるソウダルア、テンギョー・クラ、小畑亮吾、そして墨田区民らが審査員となり、優秀作品を選出。選ばれた作品を、TACHIBANA TERMINALで展示します。今回のテーマは「日常の中の【自由】」。令和を生きる若者たちが、社会のしがらみから解き放たれた「解放区」として、私たちに新たな【自由】の形を提示します。
会場:TACHIBANA TERMINAL(墨田区京島三丁目23-11)
京島×台湾交流プロジェクト


現在、京島と台湾の間ではアーティストの文化交流が活発に行われています。すみだ向島EXPO 6の期間中、台湾のアーティストが京島内の複数店舗などで作品展示を行います。また、展示に加えて、ゲストハウスや民泊での滞在を通じた地域住民との交流やワークショップ、トークイベントの開催なども予定しています。京島の歴史的なまちなみや人々の暮らしと、台湾の文化や歴史、独自の創造性が交わることで、地域社会に新たな視点や気づきをもたらしてくれるでしょう。
防災アートプロジェクト2025大賞展


東京・下町の解決すべき防災課題を「魅力的な個性」と捉えて表現するアート作品を公募し、大賞をスペース北條工務店となりで展示します。多くのアーティストが防災とまちづくりとアートを融合した活動を続けてきたこの地域の歴史を受け継ぎ、防災の視点から地域の魅力を新たな表現で発信します。
主催:NPO法人向島学会
会場:スペース北條工務店となり(墨田区東向島三丁目22-10)
展示期間:2025年10月11日(土)~13日(月・祝) 10:00-21:00

出展パビリオン・出展者

出展パビリオン ─ 長屋、古民家、銭湯、町工場、ゲストハウスから大学、ギャラリー、カフェ、オルタナティブスペースまで約50会場が舞台に!
アトリエ新開|Untitled Space|Indust|ウラダナとなり|STA京島長屋|ONO bldg.(旧橘ビル)|海野貴彦商店NANZO|勝手口駅|KAB Library and Residency|旧邸稽古場|京島共同木工所|京島屋梅里|古流松瀞会 副家元教場|三角長屋|三軒長屋旧邸|下町画廊 VOL VOLARE|スケルトン|スペース北條工務店となり|すみだ向島EXPO|高垣製作所|TACHIBANA TERMINAL|TANOMOCO(仮)|千葉大学墨田サテライトキャンパス|電気湯|とらばし|ニュー曳舟荘|ノリナリノ|バーバーアラキ|爬虫類館分館|ハト屋パン店|花長屋|東向島アーティストインレジデンス|平屋別館|福神橋の下|踏切長屋|ほっぺ|元交番敷地|ものはいいよう+|八広サロン ほか
出展者・団体 ─ 地域に根ざした作家・団体や国際的に活動するアーティスト約100組が参加
赤星りき|淺野義弘|浅見俊哉|あすか|Aya|イエヴァ×ウィヴァネストペンギン|Ye Yu-nan(葉育男)|五十嵐智子|石井理康|1neko.(いちねこ)|一般財団法人東京都ユース・ホステル協会|一般社団法人ハイドロブラスト|イトノワ|Imaginative Youth Collective|imi|Lauwei Wei (魏肇儀)|ウチダリナ|STA土屋辰之助アトリエ|NPO法人向島学会|及川博勝|沖原光紀|小野龍一|小村井読人|海野貴彦|片岡サトシ|嘉藤笑子|Katherine Longly|軍司壮太|小畑亮吾|小孫哲太郎|齋木彩音|佐藤采|清水陽介|Jiang, Meng-Si (江孟禧)|Zhang Shu-wei(張書偉)|新開ジェニファー|Tai Yi Fei|田内隆利|高島史於|高橋陽子|高橋隆太|滝大雅|田中菜穂子|tanabota books(いわさきようこ+ yuki)|たのもし小槌|チーム紙飛行機大会|Chen Qing-ming(陳慶銘)|Changhua County Xiaoxi Cultural Association(彰化縣小西文化協會)|CHODEMI朝鮮大学校美術科|塚本泰三|手塚奨太|テンギョー・クラ|冨永陽仁|中里和人|中野純|奈良都民|日本工業大学 勝木研究室|Ni You-an (Wang Wu) 倪又安(王午)|野内俊裕|蓮渓芳仁|林光太郎|林南沖|晴覚(harusame)|韓亜由美|東向島アーティストインレジデンス 北川貴好|ビョルン・ベングツソン|平野みどり|福島直樹|踏切長屋住民|Hu Yu-fang(胡毓芳)|フリデリースティーブン|Huang, Jian - Huan (黃建寰)|mai|マブチユウミ|三浦秀彦|武者弓|村中裕季|八百谷英司|矢野ミチル|山田真理子|遊林文庫|横浜市立大学鈴木伸治研究室|レア・ブートン|和田稔 ほか

※8月19日現在の情報です。出展パビリオン、出展者・団体は変更となる場合があります。
※各出展者・団体によるプログラムの詳細、追加情報は順次ウェブサイトでお知らせします。

クラウドファンディング、実施中



すみだ向島EXPO 6では、現在、開催費用の一部をクラウドファンディングで募っています。
長屋や銭湯、商店街の店舗、町工場など地域のリアルな風景を展示やパフォーマンス、地域住民とのコラボレーション企画の舞台として活用するにあたって、ご支援いただいた資金は【安全な展示空間への整備】【照明・電源などのインフラ整備】【子ども向けワークショップの材料費】【多言語ガイドやバリアフリー対応の強化】などに活用させていただきます。



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開催概要

すみだ向島EXPO 6
【会期】2025年10月4日(土)~11月3日(月・祝)
【開催日】会期中の金・土・日・月(店舗等は会場の営業日に準ずる)
【時間】10:00-18:00 (一部、時間外の会場・イベント等あり) 
【会場】墨田区北部 八島花エリアにおける施設、店舗など約50箇所 
※東京都墨田区 八広、向島、京島、寺島、文花、立花ほか(最寄り駅:京成押上線京成曳舟駅、亀戸線小村井駅)
【総合受付】うちらの居間分館(東京都墨田区京島3-17-7)受付対応日時:会期中の金・土・日・月の10:00-17:30
【パスポート】一般3,500円、墨田区民・大学生2,500円、高校生以下無料
下町レジェンドツアー パスポート+2,000円
※会期中有効(キラキラ橘商店街金券付き)
※9月上旬よりPeatixにて受付開始

【主催】一般財団法人八島花文化財団
【運営】すみだ向島EXPO実行委員会
【後援】一般財団法人東京都ユース・ホステル協会NPO法人向島学会
【WEB】http://sumidaexpo.com
各会場・各プログラムの住所、開催日時は本ウェブサイトで順次更新します。
プレスリリース
d84177-12-3a14c7ec6616b2027ffdc678ef8a30bf.pdf【本件に関するお問い合わせ先】
すみだ向島EXPO実行委員会(担当:中山)
メール:sumidaexpo@gmail.com