冷え症を解消するヨガのポーズ バストアップ効果も期待できる♡

寒い時期は冷えによって体が硬くなりがち。さらに、寒さを感じたときにグッと力をいれると、筋肉がこわばってより体が硬くなってしまいます。首や肩周りが硬くなり血流が悪くなると、写真写りも悪くなるし、疲れている人に見えてしまうことも……。
血色が悪いだけでいつもよりかわいく見えなかったらもったいないですよね! ツヤツヤとした健康的な肌を目指して、今回はリンパを意識しながら体の滞った部分を流すように動いていきましょう♪

(C)LAURIER PRESS
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老廃物の出口(リンパ)をキレイにして、冷えにくい体を作ろう♡


まずは、冷えを解消し老廃物が流れやすい体にする簡単なマッサージから。冷えやむくみは、リンパの滞りによって起こりやすくなります。特に鎖骨のリンパは顔のむくみに密接にリンクしています。鎖骨周りのリンパを流してあげることで顔の血色もよくなる上に、むくみによるあご下のもたつきにも効果があります。

鎖骨(さこつ)リンパのマッサージ


鎖骨の骨は左右の胸の上にあり、横に伸びている骨のこと。体の老廃物や不要な水分を回収してくれる「リンパ」は体全体に張り巡らされていますが、リンパの出口は心臓の上、左鎖骨にあります。
まずは出口をしっかりほぐして、老廃物を排出しやすい体にしましょう!

やり方


(1)2本指でピースサインを作り、左鎖骨をはさみます

冷え症を解消するヨガのポーズ バストアップ効果も期待できる♡の3枚目の画像


(2)体の中心から肩にかけて優しくなでます。これを10回繰り返します

(3)手のひらで鎖骨全体を上から下に向かってなでます。これも10回繰り返しましょう

(4)リンパの出口は左にありますが、右のリンパも同じように流していきます

マッサージと違い、リンパは体の表面から近いところにあるので、優しくなでるだけでOK!

(5)さらに、脇の下も手で揉んでいきます。4本の指をそろえてグッと脇に指を入れ、10回もみほぐします。反対側も忘れずに行ってくださいね!

冷え症を解消するヨガのポーズ バストアップ効果も期待できる♡の4枚目の画像


脇には主要なリンパ節があり、ここが解れていくと肩こりや首凝りの解消につながっていきます。逆に言えば、肩こりがひどい方は脇の下を揉むととっても痛いと思います。痛いほど強くは揉まずに、優しく揉み解しましょう。

バストアップ効果も♡


実は脇の下には、バストを支えている筋肉があります。硬くなった脇の筋肉がほぐれてリンパの流れも良くなると、胸の血流がよくなりバストアップの効果もあるそうです。リンパマッサージは即効性があって目に見えて効果が出やすい上に、いつでもやりやすいのでぜひ気付いた時にやってみてくださいね!

老廃物の出口をほぐしたところで、次に冷えをとってデトックスできるヨガのポーズをしていきます。

冷え症を解消するヨガのポーズ バストアップ効果も期待できる♡の5枚目の画像


冷えを解消するヨガのポーズ


このポーズは、下半身をしっかり踏み込むポーズです。足の付け根にも主要なリンパ節がありますが、ひざを曲げて踏み込むことで温まり解れやすくなります。また、下半身には体全体の7割の筋肉が集中しているので、動かすと冷えに効果的なんです!

体側を伸ばすポーズ(パールシュヴァ・コーナーサナ)のやり方


(1)両足を大きく開いて立ちます
(2)右の足先を外に開いて体と並行にします。左足は右足に対して90度開きます
(3)ゆっくりと右ひざを90度になるまで曲げ、右手を右足の外側に置きます
★Point. 曲げている足のひざが内側に入りやすいので、太ももの外側で二の腕を押すようにしてひざを開きましょう

(4)左足のかかとをしっかり床におしつけるようにして踏みます
(5)左手を耳の横に伸ばして胸を開きます
(6)左足のかかとから左手の指先までを一直線に伸ばすように意識をして、さらにかかとを踏み込んでいきましょう

冷え症を解消するヨガのポーズ バストアップ効果も期待できる♡の2枚目の画像


画像にある矢印の方向に意識して、それぞれの筋肉を使うことでよりポーズが深まります!

女性は特におしりや太ももには脂肪がつきやすいですが、脂肪は冷えやすく、温まりにくいため、体のほかの箇所に比べてびっくりするほど冷たくなっていることが多いです。冷えている=血行が悪くなっている場所になるので、動かして筋肉の熱でしっかり温めてきましょう!
(品川裕花理)

この記事を書いたライター

品川裕花理
ヨガインストラクター。一児の母。女子美術大学卒。大手IT会社勤務の後、ヨガインストラクターに転身。心と身体を整える事が大好き。「美は一日にしてならず」がモットー。

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