コーデ脱マンネリ! 映画『女は女である』をお手本に60’ファッションを♡
人生という映画のヒロインは自分♡ 映画のキャラクターやかわいいファッションからヒントを取り入れて、何気ない日常も物語に変えてみませんか?
シネマファッション『女は女である』恋のマンネリを打破するアンナ・カリーナのコーデに注目♡
『女は女である』(1961)
恋してても、彼氏がいても、楽しいことばかりではないのが世の常……。センチメンタルな秋、ちょっぴり退屈している女の子も多いのではないでしょうか? そんな平凡な毎日をドラマティックに見せてくれる映画が、『女は女である』(UNE FEMME EST UNE FEMME)。
1961年公開の、ジャン=リュック・ゴダール監督による作品です。公開当時21歳だったアンナ・カリーナが主演を務めるラブコメディですが、ゴダール監督とアンナ・カリーナが結婚してから第1作目の映画でもあり、アンナのかわいさがとにかく溢れ出しています♡
この映画の衣装を担当したのが、デザイナーのジャクリーヌ・モロー。数々の有名なフランス映画で素敵な60年代ファッションを生み出してきたジャクリーヌ・モローによる、カラフルで女の子のかわいさを引き出すファッションは必見です♡
作品をチェック♡
『女は女である』あらすじ
ストリップ・ダンサーとして働くアンジェラ(アンナ・カリーナ)は、書店に勤めるエミールと同棲中。ときめきがいっぱいのラブラブ期というより、お互いの愛情に疑問を感じ始めるちょっとした倦怠期という雰囲気で、笑顔は少なめ、言い合いは多めのふたりです。
ある日、アンジェラはエミールに突然「24時間以内に子供がほしいの!」と言い出します。アンジェラの気持ちが理解できず、相手にしてくれないエミールに、アンジェラは「この世には他の男もいるの!」とピシャリ。ヤケになったエミールは、アンジェラに想いを寄せる友人・アルフレードを呼んでしまい、奇妙な三角関係が幕を開けます。アンジェラはエミールと愛を確かめ合うことができるのか?
男性にはなかなかわかってもらえない女心が描かれ、「男女のすれ違いあるある」に今観てもクスッときてしまう物語です。
お手本にしたい♡ アンナ・カリーナのコーデをチェック!
アンナ・カリーナのスナップカーディガンが主役のコーデ
スナップボタンがついた赤いカーディガンは、アンナ・カリーナのトレードマーク的アイテム♡ タイトなスカートと合わせたスタイルは、アンナの身体の曲線美を際立てています。
赤いカーディガンのボタンをぴちっと全部閉めて出掛けると、なんだか背筋も伸びて楽しいことが起こりそうな気がしてくるから不思議!
外ではトレンチコートを羽織り、家の中ではグリーンのギンガムチェックのエプロンをつけて着こなして、日常に溶け込むお洋服です。ちなみに、スナップボタンのカーディガンは、アンナ・カリーナと実際に親交が深かったアニエス・ベーで今も手に入ります♡
赤いカーディガンにタイトスカートで、アンナ・カリーナを気取ってみて。
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また、ヘアアレンジにも注目♡ アンジェラの定番は、頭のてっぺんに大きく作ったお団子ヘアですが、映画の中でささっと一瞬にして結ってしまうのがすごい!
お団子の根元に大きなリボンをつけるのも、真似したくなるレトロでコケティッシュなアレンジ♡ そして寝るときはツインテールというのも、映画ならではのロマンティックさ。実際にツインテールで寝るのはなかなかハードルが高いかもしれませんが、パジャマやネグリジェっぽいホワイトの服に、くるんと巻いた耳上のツインテールのスタイルは、ちょっとロリータ気分のときにやってみたい♡
家の中で、ルームウェアと合わせてひとりでツインテールをするのもひそかにテンション上がるかも。
アンナ・カリーナの【チェックスカート×カラーソックス】コーデ
『女は女である』のアンナ・カリーナを見ていて、ぜひとも秋冬ファッションに取り入れたいもののひとつが、鮮やかな色のカラーソックスやタイツ♪ シックかつインパクト大な赤や青を、足元の差し色に取り入れて♡ 恋人のエミールには不評のチェックスカートですが、「この男、見る目ない!」と思ってしまうほど、アンジェラにお似合いのデザイン。太めのベルトでウエストマークするのも、スタイルアップのポイントです。
この秋チェックはトレンドで、さまざまなブランドで手に入るので、ふんわり広がるシルエットの赤いチェックスカートを一着は持っていたいものです♪ 頭にリボンやカチューシャをつければ、一気に60年代ムードのできあがり♡
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ランジェリーにも注目♡
ヒロイン・アンジェラはストリップ・ダンサーということで、ランジェリーのシーンもいくつか。と言っても、下品な露出ではなく、女子から見てもきゅんとするようなガーリーなかわいさです♡ アンジェラのランジェリーは、白が基本。ブルーのリボンがアクセントになった、イノセントな印象のブラとペチコートは、そのままルームウェアにもなるし、隠すのがもったいないほど♡
セクシーな黒や赤の下着もいいけど、やっぱり白って女の子の魅力を引き立ててくれる!と再確認しちゃいます。 ストリップのシーンで、ランジェリーにセーラー服&ベレー帽を合わせたコスプレちっくなコーデもユニークでかわいい! 女子ウケは間違いないですが、どのランジェリーが好きか、男性にも参考に聞いてみたいところです。
作品をチェック♡
TSUTAYAなどで手軽にDVDもレンタルできる『女は女である』。1時間半弱というちょうどいい長さなので、マンネリを打破したいときや秋ファッションのヒントがほしいときに、気軽に観たい映画です♡
(大石蘭)
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この記事を書いたライター
大石蘭
ファッションやガールズカルチャーをメインに、女の子のかわいいを追及するライター兼イラストレーター。ウェブや雑誌のほか、ブランドコラボなど多岐にわたり活動中。