「香水を捨てたい!」香水の正しい捨て方・捨てずに活かす方法とは?

目次

香水は捨てていいの?


いらなくなった香水って捨てていいのか迷いますよね。デザインの凝ったものなんかは、いろんな資材で作られているため、捨てるとしても分別が大変です。そして香水にはほとんどの製品にアルコールを使用しているため、間違った捨て方をすると危険なトラブルに会う可能性も。今回は、そんな香水の安全で正しい捨て方から捨てずに活用する方法まで注意点も交えてご紹介します。

香水の正しい捨て方は?


香水のボトルは特殊な形状をしているため、開けるときにちょっとしたコツがいります。アルコール成分の混じった液体も入っているため、中身の処分にも配慮が必要です。少し面倒くさいかもしれませんが、しっかりとここでご紹介する項目をチェックして安全な捨て方をマスターしてくださいね♡では、さっそく香水の正しい捨て方について見ていきましょう!

ボトルの開け方



香水瓶のボトルは液漏れしないようスプレー部分が簡単には開かないような設計になっています。そのため、普通のキャップのようにひねっても取り外すことができません。そこで、ニッパーとマイナスドライバーを使って開けていきます。

まずは開けているときに液体が飛び散ってもよいように新聞紙などの大きめの紙を敷きましょう。タオルはボトル底面がグラグラして安定しないのであまりお勧めしません。紙を敷いたら、スプレー部分の下部にあたる金具に下側からマイナスドライバーを軽く差し込んでテコの原理のようにとじられているのを浮かせます。次に、ニッパーを使って金具部分に縦に切れ目を入れます。するとフタの役割をしている金具部分がゆるむので、金具の切れ目でケガをしないよう軍手などで手を保護して引っ張って抜いてください。

中には、シリコンで栓がしてあるものもあります。これはマイナスドライバーを隙間に差し込んで、金具のときと同じくテコの原理を使うようにグイグイと押し上げてあげることで取り外すことができます♡

中身の捨て方



香水にはアルコールが含まれているので間違った捨て方をするととても危険です。香水の中身の安全な捨て方は、紙に染みこませて燃えるゴミの日に出すのがいちばんポピュラーな方法です。ゴミ袋などに軽く丸めた紙を複数入れて、そこへ香水の中身を少しずつ流し込めば、液体がこぼれることなく余計な手間が省けるのでおすすめなやりかたになります。

匂いが気になる場合は、ゴミ袋ではなく、小さ目のビニール袋やスーパーの袋などに同様の紙を入れて染みこませ、しっかりとくくって封をすれば強い香りも抑えることができるので、おすすめです。

分別とゴミの出し方



ゴミの分別方法は各自治体によって様々ですが、だいたいは以下のように分類することができます。しかし、これはあくまで一例ですので、あなたの住んでいる自治体のホームページなどできちんと確認をとって分別してください。

・容器 
 ガラス→不燃ゴミ、資源ゴミ、われもの等
 プラスチック→プラゴミ、可燃ゴミ
・金具部分→金属ゴミ、アルミなら可燃ゴミの場合もあります
・スプレーのチューブ部分→プラゴミ、可燃ゴミ
・シリコン詮部分→可燃ゴミ

香水のNGな捨て方は?



ここで、私たちがやりがちな香水の捨て方でNGなものを見ていきましょう。間違った香水の捨て方はあなたの生活に様々な支障をきたしますので、しっかりと確認をして捨てるときには注意をしてくださいね♡

中身を残したまま捨てる



「分別するのは面倒くさいなあ」と思っても、中身をそのまま容器に残して捨てるのはマナー違反です。ただのジュースや水なら、迷惑だな程度で済まされるかもしれませんが、アルコールの液体は「第4類 引火性液体」として消防法で危険物に指定されています。その名の通り大変危険ですので、もしものことがあって「莫大な金額の賠償請求をされて責任をとらなくてはならなくなった」なんてことにならないよう中身は適切な方法で抜き取ってから分別をして捨てましょう。

トイレや洗面台に流す



液体だからといってトイレや洗面台に流して処分することもおすすめできないNGな捨て方です。匂いが染みついて、ずっとその香りに悩まされることにもなりかねません。必要ない香りなのに毎日使う場所から匂ってくるなんて嫌ですよね。また、トイレに香水を流すと配管を傷めてしまう可能性もあります。修理などで不必要な出費を発生させないためにも、香水の中身は紙に染みこませて可燃ゴミに出す方法をとりましょう。

番外編として、公共の川や海などに流そうとする人も居ますが、これは不法投棄に当たりますので大変NGな捨て方です。流れていくからバレないと思っていても、どこで誰に見られているか分かりません。法的な理由以外にも、環境汚染に繋がるなど自然によくない影響を及ぼすことになりかねないので、絶対にやらないでください。

瓶をそのまま「燃えるゴミ」に捨てる


不要なゴミはなんでもかんでも「燃えるゴミ(可燃ゴミ)」に出してしまう人が居ます。しかし、これも絶対にやってはいけない捨て方です。他の燃えるゴミに隠して出してもどこかの段階でバレます。そうなるとゴミ処理業者側で仕分けするコストがかかったり、不必要な処理不可がかかったりして環境に悪影響を及ぼすこともしばしばです。

そして、「沢山の人が出しているしバレるわけない」とか「自分に被害はない」と思いそうなものですが、その地域の人全体に注意が来るともあり、そうなると近所の監視の目が厳しくなって、結果的にバレてしまうということにもなりえます。なので、香水の瓶は必ずその地域のルールに沿った分別方法で捨てましょう。

捨てる以外に香水を処分・活かす方法


状態もよいし捨てるのはもったいないと感じたり、香りは好きだけど香水として身にまとう機会がなかなか持てないといった場合、分別して捨てるよりも以下の方法で活用してみるのはいかがでしょうか♡ちょっとしたお小遣い稼ぎになったり、新たな楽しみ方が増えていいかもしれませんよ。

ルームフレグランスとして活用する



「香りがとても気に入っていて、手放すのはいやだ」というあなたにおすすめしたのがディフューザーにしてルームフレグランスとして活用することです。好きな香りに満たされた部屋で過ごせるのはとても贅沢な時間です。作り方も簡単なのでご紹介しておきますね。

<道具>
竹串、もしくはリード(ラタンスティック)
ニッパー
お好みのビン
アトマイザー用の詰め替えノズル
無水エタノール

<作り方>
1.竹串を使用する場合は先端部分のとがっているところをニッパーでカットして平らにます。
2.詰め替えノズルでお好みのビンに香水を移します。
3.竹串(もしくはリード)をさして完成です。

香りが強すぎると感じる場合は、無水エタノールでお好みの薄さに薄めてご使用くださいね。
香水のボトルデザインが気に入っている場合は、移し替えずにフタだけ外してリードを指すだけでもよいでしょう。

作るのが面倒だ!という人には、アロマストーンをおすすめします。使い方は、アロマストーンに2~3プッシュ香水を染みこませるだけ。数日はその香りを楽しむことができます♡香りが飛んだら違う香りのものをつけても大丈夫です。アロマストーンは、100円ショップにも置いてあるところがありますので、手軽に導入しやすいですよ。

部屋の掃除などに利用する



掃除のときに使うのもよいでしょう。トイレ掃除をする時、トイレットペーパーを変えますよね。そのトイレットペーパーの芯に好みの香水を染みこませてあげるだけで、トイレの芳香剤代わりにできちゃうんです。

また、バケツに水を張った中に香水を3~4滴たらしてタオルを浸けてかたくしぼり、そのタオルでカーペットを拭いてあげると、ダニなどの害虫を退治することもできます。同じく水+香水を霧吹きに入れて拭き掃除にも活用するのもいいでしょう。香水にはアルコールが入っているので、除菌に向いているからです。

その他にも、洗濯物の香りづけに利用することもできます。最終段階のすすぎの際に数滴香水を入れるだけです。あまり多すぎるとシミになてしまう可能性がありますので、ほんの少しにとどめてくださいね。

インテリアとして飾る



香水はボトルのデザインも凝っていてとても綺麗なものが多いですよね。中身を抜いてインテリアとして飾るのもおすすめです。特に、陽の当たる窓際なんかは、ビンに陽の光が反射してきらめいてとても雰囲気ある部屋作りができちゃいます♡

また、フラワーベースとして再利用するのもいいですね。綺麗な香水のボトルに花を飾れば、部屋がグッとオシャレな感じになりますよ。香水のボトルは普通のフラワーベースよりも小ぶりですから、飾るお花も3本くらいの少量でもしっかりと映えてくれます。花を買ったことがない人も香水ボトルの再利用を機に花のある生活をしてみるのもいいかもしれませんね。

フリマアプリで売る


もう必要ないな、と感じるならばフリマアプリで売るのもひとつの手です。取引中のメッセージ対応や、梱包などの手間がありますが、販売手数料の低いアプリを選択して出品すれば、買取サイトより高く売れたりするのが魅力です。

フリマアプリで気をつけて欲しいのは、商品説明の欄にしっかりと商品の状態を記載することです。個人間のやりとりですので、相手側に返品を希望されたり、悪い評価をつけられたりされないように、傷や汚れなどがあれば、きちんと明記してください。

買取サイトで売る



気軽に売りたい場合におすすめなのが、香水の買取サイトです。フリマアプリにある個人間のやりとりの手間がかからず、評価なども気にしなくていいため、手軽に処分することができます。ダンボールなどの梱包資材がない人へ無料で梱包キットを送ってくれるサイトもありますので、フリマアプリよりは敷居が低いでしょう。

ただし、香水の状態や人気の度合いによって買取価格がかなり上下しますので、少額にしかならなかったというケースもあります。フリマアプリがよいか買取サイトがよいかは、あなたのニーズ(「少しでも高く売りたい」とか「手間のかからないほうにしたい」など)に合わせて選んでください。

香水を捨てるときは正しく安全に


香水の捨て方についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。分別など香水の捨て方は少し手間のかかる作業ですが、安全面への配慮のため、そしてご近所トラブルなどにみまわわれないためにも正しい捨て方で香水を処分しましょう♡

(まい)

この記事を書いたライター

まい
1993年7月生まれ、22歳より大手出版社に入社し美容系の雑誌にて編集業務に従事、現在はフリーランスとしてライターを中心に多方面で活動をしています。 得意分野はファッション・美容・恋愛記事で、複数メディアにてその分野に関する記事を執筆中!その他にも夢占いや言葉の使い方など色々なジャンルにも興味あり♡ 今よりさらにステップアップしたい子に有益な情報をお届けします!

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