今日からちゃんと乾かします…!美容師に聞いた「自然乾燥」がNGな理由3つ

まだまだ暑い季節が続き、毎日のヘアケアも続けていかなければならないですが、ドライヤーはこの季節とても大変です。しかし、美容師の野澤琢眞さんによると、ドライヤーはヘアケアをする上でもとても大切な作業の1つなんだそう。ドライヤーが苦手でついついおろそかにしてしまっている方も多いと思いますが、髪のためにそれはNG。

そこで今回は野澤さんに、自然乾燥がNGな理由とドライヤーをかけるメリットを教えていただきました。


目次

NG1:手触りが悪くなる


今日からちゃんと乾かします…!美容師に聞いた「自然乾燥」がNGな理由3つの1枚目の画像

出典: FastSlow / PIXTA(ピクスタ)

髪の毛は自然乾燥よりもドライヤーで乾かした方が圧倒的に手触りが整います。髪の毛の表面にはキューティークルという組織があり、この組織は鱗状に髪の表面をおおっています。ドライヤーで乾かした場合はキューティークルが閉じて、手触りが整いますが、自然乾燥をした場合はキューティークルが開いたままになり、手触りが悪くなってしまいます。


NG2:トリートメントが浸透しない!?


乾かす前につけるトリートメントをアウトバストリートメントといますが、これは髪のダメージ部分に浸透し髪の状態をきれいに整えてくれるものです。そこにドライヤーの熱を当てることで、アウトバストリートメントの効果のアップが期待できます。トリートメントは熱に反応し、浸透率が上がるといわれていますので、必ずドライヤーをしてトリートメント効果を最大限出すようにしてください。


NG3:理想のスタイリングができない


今日からちゃんと乾かします…!美容師に聞いた「自然乾燥」がNGな理由3つの2枚目の画像

出典: metamorworks / PIXTA(ピクスタ)

髪の毛は自然乾燥をすると根元の立ち上がりや、毛先の収まりなど髪をコントロールすることが難しくなります。美容室で素敵にしたスタイルを活かすためにも、髪の毛をうまく扱うためにドライヤーは必須。スタイリングするときは、頭頂部はボリュームをだすために根元からドライヤーの熱を当てて立ち上がりを作り、逆に毛先は上方向から熱を当てて収まりを作るようにして、頭の形をきれいに見せるとよいでしょう。

ドライヤーをしっかりと使えば、スタイリングが長持ちしますよ!


ドライヤーの選び方


最後に、ドライヤーの選び方についてご紹介します。実はどのようなドライヤーを選ぶのかで、髪への影響は異なってくるんです。

ドライヤーを選ぶときは、なるべく風量が強く、さらに熱の温度が調整できるものを基準に考えてください。市販のものでもよいものがたくさんありますが、美容室で使っているプロ用のドライヤーもお店やネットで買うことができる場合が多いです。ぜひ担当の美容師さんに相談してみてくださいね。



自然乾燥がNGな理由とドライヤーをかけるメリットをご紹介しました。今まで自然乾燥をしてきた方はぜひこれを機会にドライヤーを毎日のヘアケア習慣に取り入れてくださいね。



【画像】Ushico、 FastSlow、metamorworks / PIXTA(ピクスタ)

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