コットンは要注意!? 肌のプロに聞いた「正しい化粧水のつけ方」とは

化粧水は手でつけるのか、コットンでつけるべきなのか、どちらが正解なのかわからないという人は正直多いはず。手を使ったスキンケアのメリット、コットンを使ったスキンケアのメリットを知ることが大切です。

今回は美肌研究家の杉本由美さんに、化粧水のつけ方について教えていただきました! 正しいスキンケアができれば、美しいお肌が叶うはず。では早速チェックしていきましょう。


目次

肌思いのスキンケアは「手」に限る


コットンは要注意!? 肌のプロに聞いた「正しい化粧水のつけ方」とはの1枚目の画像

出典: metamorworks / PIXTA(ピクスタ)

筆者は、効率よくお肌の角質層までうるおいを届けたいなら、化粧水は手でつけることをおすすめしています。

まず化粧水を手のひらにとり、両手になじませ、化粧水を温めてから顔を覆うようにしてつけていきましょう。手のひらを肌に押し付ける、いわゆる“ハンドプレス”をして、じわじわとお肌に浸透させることをイメージして。ここでは手のひらと肌をピタッと密着させることがポイント。

しかし、手のひらを使って化粧水をつけるデメリットとしては、つけムラができてしまう可能性があること。例えば、小鼻周りや、口周りなどの細部は保湿が不十分になりやすいです。そんな箇所には、指の腹を使ってつけるのがコツ。しっかり保湿をするという意味でも、つけムラを回避するといった意味でも、手で化粧水をつけるときは重ねづけがおすすめです。


保湿のムラを防ぐなら「コットン」


コットンは要注意!? 肌のプロに聞いた「正しい化粧水のつけ方」とはの2枚目の画像

出典: ふじよ / PIXTA(ピクスタ)

手で塗るとつけムラが心配という方は、コットンをセレクトするのがおすすめ。

まんべんなくコットンに化粧水をひたひたに含ませたら、やさしく肌にあて、水分を補ってあげましょう。またコットン使うとムラなく保湿がしやすくなるため、化粧水を含ませたコットンが乾いていなければ、何度も化粧水をコットンに含ませる作業も不要となります。さらにムラなく保湿ができることで効率が上がり、スキンケアの時短になるメリットも。

しかし化粧水をコットンでつけるときは、肌への摩擦に注意が必要。コットンで肌をゴシゴシ擦る、パッティングもおすすめできません。洗顔後の肌はデリケートな状態なので、やさしいスキンケアが正解。コットンをあてて、丁寧さを意識して。


コットンのおすすめの使い方は?


スペシャルケアとしてコットンパックをするのは、多くの方がすでに実践していると思います。コットンパックのメリットとしては、気になる部分へしっかりアプローチできること。

ほかのおすすめの使い方としては、お直しメイク前に肌を保湿するときのアイテムとして活用することです。メイクをしたうえから手のひらで覆うように保湿をすれば、ヨレてしまいやすく、保湿のムレもできてしまいがち。そこで便利なアイテムがコットンなのです。肌表面の不要な皮脂を取り除いたら、化粧水や乳液を含ませたコットンを肌にやさしくあてましょう。細かいところまで保湿ができるうえ、ヨレにくく、お直しメイク前の保湿方法として適しているといえます。



スキンケアをするときは手で行うのがいいのか、コットンを使用した方がいいのか。正直迷いながらスキンケアをしている方も少なくないはず。しかしそれぞれにメリットがあり、どのようなタイミングで行うスキンケアかによっても変わります。その状況に合わせてスキンケアの方法をシフトすることができるようになれば、あなたのお肌も確実に変わるはず!  ぜひ参考にしてみてくださいね。



【画像】FastSlow、metamorworks、ふじよ / PIXTA(ピクスタ)

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