やっぱり対面で謝るべき?マナー講師に聞くリモートワークでの正しい謝罪方法
仕事をする上でミスやトラブルはつきものです。そこで大切なのは、ミスをした後に“どんな対応をするのか”がカギとなります。
そこで今回はマナー講師である桜美月さんが、リモートワークでの正しい謝罪の仕方をご紹介します。
覚えておきたい「上司への謝罪ポイント」3つ
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1:電話やメールにて謝罪
まずは、電話で事実をありのまま話して、素直に謝ることが大切です。そして、現状を報告してから具体的な経路をわかりやすく話しましょう。
もし電話に出ない場合は、メールにて詳細を簡潔に謝罪&報告をしておきます。
2:対策法を検討し実行する
上司とともにミスやトラブルを最小限に止められる対処法を考え、実行します。お互いに顔をあわせて話をしたほうがスムーズに運ぶ場合は、オンライン会議を使ってするといいですね。
3:対処後、お詫びとお礼
対処が終わった後は、上司に「今後は、十分注意いたします。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」と、もう一度きちんとお詫びとお礼を伝えます。
そして、今後の再発防止も考えましょう。
覚えておきたい「取引先への謝罪ポイント」3つ
1:敏速に対応する
まずは、落ち着いて冷静に現在の状況を整理し、対処法を考えます。上司に報告&謝罪し、今後の対処法の指示をあおぎます。
電話での謝罪には、まずスピードが大切です。謝罪となると、誰しも気が重く憂鬱になってしまいますが、時間を置きすぎると、相手の怒りを増幅させてしまい、取引先との信頼関係をなくすことにもなりかねません。早急に謝罪をすることが大切です。
2:ポイントを押さえて謝罪を
電話をする前に、お詫びする内容などをしっかりと整理をした上で電話をしましょう。電話をかけたときに、長々と謝罪をすると相手を不快にする場合もあるので、時間は“10分程度以内”に。
電話で謝罪するときは、お詫びの言葉、なぜそうなったのか原因を述べます。そして、対応策を提示し相談。最後にもう一度お詫びの言葉で締めるといいですね。
3:相手の立場や状況にあわせて対応する
ミスの度合いによっては、即座に謝罪訪問をしなければいけない可能性もあります。その場合でも、取引先の担当者がリモートワークの場合もあります。
まずは、電話をかけて謝罪を述べ、直接訪ねたい旨を伝えましょう。相手の状況もあわせて判断する必要があります。
リモートワーク中は、いつも以上に不便なことも多いかもしれません。大切なのは、相手の状況に合わせて臨機応変に・誠意をもって・丁寧に対応することです。
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