形がしっくりこない…「眉メイク」がうまくいかない人に共通するNGメイク
お顔の印象を左右するのに、「なかなか形が決まらない」「本当にこの眉で似合っているかな」と心配が絶えない眉メイク。他のメイク箇所と違い、眉の毛1本の少しの差で印象が変わってしまうくらいディテールが見えやすいことも不安要因の一つです。
そこで今回はメイクアップアーティストの小笠原彩さんに、眉メイクがうまくいかない人に共通する“NGメイク”を教えてもらいました。
バランスがいい眉の形とは?
まずバランスがいい眉というのは、人が視覚的に違和感なく捉えられる形を、一般的に”バランスがいい眉”と表現する傾向があります。
そのバランスがあまりに崩れてしまうと、どうしても視覚的に違和感を覚えたり、「しっくりこない」という印象になったりしやすいのかな、とさまざまな方のメイクをしてきて感じました。
トレンド眉に左右されすぎて、基本のバランスを崩してしまい、「なんだかしっくりこない」と感じる方もいますよね。そのようなときは、一度基本の“眉のバランス”に立ち返ることも大切です。
今回は見直してほしいNGポイントと、意識したい基本のバランスを一緒にご紹介します。
NGメイク1:眉頭の入り位置が合っていない
最初に確認したいのは“眉頭の位置”。並行眉をつくるために、眉頭の位置をいつもより上に持ってきたり、並行気味に書いたり……と、高さを変えるのはいいのですが、眉頭の入り位置も変える際には注意が必要!
基本的に眉頭の始まりの位置は“自分の顔のバランス”と合わせないと、少し見え方に違和感を覚えてしまいやすいです。
基本の眉頭の入りの位置は、目頭の延長線上の位置。これよりも内側に入ってしまいすぎたり、外側に書きすぎたりしていないかを今一度確認してみましょう。
NGメイク2:眉山の位置が内側すぎる
次にバランスを左右するのは“眉山の位置”。眉山の基本のバランスは、黒目の外側から目尻あたりまでの間につくること。
なので、黒目から少し外側に描いていても、目尻付近までに描いていれば問題はありませんが、眉山が内側すぎると、目のバランスと合いづらくなります。眉が変に三角に見えたり、目の形の印象まで変わって見えたりしまうことも……!
眉山の位置が内側に入りすぎていないかも、しっかり確認していきましょう。
番外編:眉尻はしっくりこなければ「バランス」を見直して
最後に眉尻。眉尻の基本のバランスは“小鼻と目尻を結んだ”延長線上といわれていますが、先にご紹介した2カ所よりも、大きくバランスの崩れが目立つ箇所ではありません。
延長線上よりも長くしたほうが顔のバランスと合う場合もあるので、好みに合わせた描き方でOK! もし2カ所を修正して、「どうもしっくりこないな」という場合は、眉尻の位置も見直してみましょう。
もちろんバランスだけが大切なわけではなく、色味や強弱なども大切です。ですが、まっすぐ縦に積み重なっているタンスも、一つの引き出しだけがずれてしまっていると、少し違和感を覚えますよね。顔の中でも同じように、パーツの位置を揃えたり、直線状に集めたりすることで、バランスよく見えやすくなります。
しっくりくる眉を探すには、今一度基本の眉バランスに変えることも重要ですよ!
【画像】a.otsuka、FastSlow / PIXTA(ピクスタ)