体が硬くても困らないって思ってない?ガチガチ体がNGな理由
体が硬い自覚はある。けれどそれで困ることもないし、別に支障はないと思っている方も多いはず。
けれど、体がガチガチに固まっていると、姿勢の悪さが定着しやすく、こりや不調が続く悪循環になるかも。
そこで今回は、体が“ガチガチ”だとなぜ困るのか、そしてどこをほぐせば良いのかについて、ヨガインストラクターのyuukaさんが動きとともにご紹介します。
固まった体ではアンバランスな姿勢になる?
普段の生活のなかで、いつの間にか姿勢が悪くなっている、ということがありますよね。
猫背の姿勢は、胸やお腹が潰れて、頭が前に突き出てしまった状態。頭の重みが、ダイレクトに肩や首の負担になり、潰れたお腹周りは、腰の負担に。さらには、上半身の重みが下半身にドスンとかかりやすくなっていまいます。
出典: GATTA
体の柔軟性が適度にあれば、日常の癖から起こる姿勢の悪さも、簡単にほぐせてリセットしやすいもの。ですが、固まっていると可動域が狭くなってしまい、ほぐしにくくなる結果、姿勢の悪さが定着してしまいがち。
ほぐしたいところは全体的にたくさんありますが、今回は、上半身の重みがダイレクトにのしかかる“股関節周り”をほぐしていきましょう。ここが適度にほぐれていれば、お腹や腰がすっと伸ばしやすくなり、姿勢が楽になる状態に近づけることができますよ。
股関節をほぐす
(1)床に座ります。
(2)両脚を伸ばしてから、左のひざを曲げ、足先を右脚の付け根へ持っていきます。
(3)ひざと足先をつかみます。
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(4)息を吸いながら、左ひざを胸に引き寄せます。
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(5)息を吐きながら左の内ももを開く意識で、左ひざを床に近づけます。
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(6)脚を閉じる、開くを繰り返し、リズミカルに30秒程度繰り返しましょう。
(7) 反対側も同様に繰り返します。
ふくらはぎをほぐす
ふくらはぎがパンパンに硬いと、脚がむくみやすくなり、姿勢にも影響します。ふくらはぎは、柔らかくほぐれた状態にしておくのがベスト!
(1)床に座ります。
(2)両手を背中のうしろに置き、状態を少し倒します。
(3)両ひざを曲げ、右脚のふくらはぎを左のひざの上に乗せて、右脚の力を抜きます。
(4)右ふくらはぎを動かしてひざでほぐしていきましょう。
(5)内すねや外すねのきわもこすりながらほぐしておきましょう。
出典: GATTA
(6)反対側も同様に行います。
股関節やふくらはぎの硬さはむくみ、冷えなどに繋がりやすい、女性の悩みのひとつ。ほぐして柔軟性を養っておいても、損はない部位ですよ。
座ったついでや寝る前などに、ぜひ行ってみてくださいね。