20~30回すすぐのがベストだった!? 乾燥肌に近づく「NGクレンジング」3つ
乾燥対策が必要な季節、間違ったスキンケアを続けていくことで、さらに肌の乾燥を加速させてしまう可能性があることをご存じですか? 特に肌の乾燥を招いてしまいがちなのが、間違ったクレンジングをしていること。クレンジングは選び方からやり方までを適切にできていなければ、肌トラブルの原因になってしまうことも……。
そこで今回は美肌研究家の杉本由美さんに、乾燥肌に近づいてしまう“クレンジングのNGなやり方&選び方”を教えてもらいました。
クレンジングをなんとなくセレクトする
メイクオフをしたとき、他のパーツに比べてポイントメイクが落ちにくいことは、誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
しかし「なかなか落ちにくいから」と、洗浄料の強いタイプのクレンジングアイテムをセレクトして、顔全体に使用することは必要以上に肌へ負担をかけてしまうことにも。ポイントメイクは、専用リムーバーを使用することで肌への負担を減らし、効率のいいクレンジングができるようにしましょう。
そこまで濃いメイクをしていない部分は、肌に負担の少ないクレンジングアイテムをセレクトすれば、肌にとって理想的なクレンジングに近づけますよ。
一日のうちに何度も洗顔を繰り返す
クレンジングをする際、黒ずみや毛穴の皮脂詰まりを回避しようと、ついつい熱が入ってゴシゴシと擦ってしまったり、一日のうちに何度も洗顔をしたりしていませんか? 実はこれもNG!
洗いすぎ、こすりすぎてしまうことで、必要な皮脂や角質まで除いてしまい、肌本来がもつバリア機能を低下させてしまう原因にもなってしまうことも。その結果、肌トラブルに繋がってしまう恐れがあるのです。
また、クレンジング料で“汚れをオフする”ときに、「わたしはゴシゴシしていないから」と油断をしてはダメ! やってしまいがちなのは、“すすぎ”のときのゴシゴシ洗い。バシャバシャと雑に行わず、手のひらですくったぬるま湯をやさしく肌にあてるようなイメージですすいであげましょう。
そのため20回~30回ほどのすすぎが必要になってくるはずですよ!
メイクを変えても同じ洗顔方法のまま
クレンジングはしっかり汚れを落とすためのものですが、正しくクレンジングをセレクトできないことで、肌がもともと持っているうるおいまで落としてしまうことも……。
そのため、クレンジングの選ぶときは、まず自分がどの程度のクレンジングが必要かを判断しましょう。ナチュラルで薄いメイクなのか、またはしっかりめにメイクをしているかによって、セレクトすべきクレンジングが変わってきますよ。
休日でほとんどメイクをしていない場合は、洗浄力が強すぎるものより肌への負担を最小限にできるタイプのアイテムにしてみるといいでしょう。例えば、オイルより、ミルクタイプやクリームタイプなどをおすすめします。ただしポイントメイクは落ちにくいため、専用リムーバーは必須となるでしょう。
また、しっかりめのメイクの場合は、ミルクタイプなどの洗浄力が弱いタイプではなく、オイルタイプなどの洗浄力が強めのしっかりとオフできるタイプのアイテムをセレクトするのがおすすめ! とはいえ、濃いメイクの場合も、ポイントメイクは専用リムーバーでしっかりオフすることを推奨します。
クレンジングといえども、アイテムの種類は豊富にあり、そのアイテムごとに使用方法も多少なりとも変わってきます。また洗浄力が強いタイプや弱いタイプなど、肌の状態やメイクによって正しくセレクトするのは難しいですよね。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひとも日々のクレンジングを一度見直してみてください。
【画像】※xiangtao、Ushico / PIXTA(ピクスタ)