多毛・くせ毛だからって諦めないで!美容師に聞いた「まとまるショートボブ」
「あんな素敵なショートボブいいな……」と憧れても、「自分は多毛でボリュームもすごいし、それにくせがあるから……」と短くすること自体、諦めている。そんな方、多いのではないでしょうか?
たしかに、思い通りにならなかったり、美容師さんに上手く伝えられなかったりして、ショートにして失敗したという話もよく聞きます。しかし、美容師の寺内槙太郎さんによると、そんな悩みを抱える方にも必ず方法はあるそう。
今回は、そんな寺内さんに、多毛さんでもなりたいショートボブが叶うオーダー方法を教えていただきました。“なりたい”想いを大切に、諦めずに素敵になる方法を探しましょう。
自分の髪のボリュームを活かす
出典: GATTA(ガッタ)
ネガティブに捉えている髪の毛のボリューム。 それは現状のヘアスタイルでの話では? 以前、ショートにしたことがある方でも、そのヘアスタイルがあなたの髪のボリュームにあっていなかっただけかも。ネガティブに捉えがちなボリュームやくせを上手く利用すれば、それはもう理想の自分になれるも同然です。
筆者は、全ての髪の毛が膨らみ、ハリネズミのようになっている方に出会ったことがありません。人によって、ボリュームが出る部分もあれば、そうでないところは絶対にあるんです。
ショートにするときに大切なことは、その毛の生え方でも膨らまない髪か、膨らむ髪かを見極め、活かすか、殺すかをよく判断してハサミを入れてもらうこと。どんなヘアスタイルを見てもペタンコになっているものよりも、ふんわりいいボリューム感が出ているものの方が素敵だし、ボリュームを骨格の補正に使うこともできます。
でも、それが嫌われる理由は、ボリュームが出すぎてしまうから。適度なもの以上に出てしまうから頭や顔が大きく見えたり、いらない部分にボリュームが出るからイメージとは遠のいてしまうんです。
「あご下のボブ」は要注意!?
出典: GATTA(ガッタ)
“膨らむから長め”このワード聞き覚えはありませんか?
とくに多いのがあご下のボブ。これが膨らむ原因1番のヘアスタイルだと感じます。多毛やくせ毛でボリュームが出てしまう方は、長さの設定を間違えるといらないところにボリュームが溜まってしまいます。鎖骨下まで伸びると髪の重さでおさまりがよくなりますが、あご下~肩上までは余計膨らみやすく。
実は、切るならばすっきり短くしてしまった方がコンパクトに収まります。 筆者が考えるショートボブオーダーのポイントは次の2つ。
(1)顎のラインより下回らない長さで設定してあげる
(2)無理な段差構成のあるショートボブではなく、自然な丸みをおびているようなスタイル
首の太さや季節の洋服の事情、髪の収まりのよさなどを見てもらったうえで、襟足のくびれなど、メリハリをつけてもらいましょう。
「自分はどんなヘアスタイルが合う?」 そう疑問に思うことはショートボブに限らず多々あると思いますが、まずは自分の髪質・骨格を好きになってあげて、その素材を美容師さんによく理解してもらうのが1番の近道。
カットやカラーをしに行くだけが美容室じゃありません。ぜひ、相談をしに美容室に足を運んでいただいて理想の自分に出会ってくださいね。