サロン帰りの髪を再現するには?美容師に聞いた「シャンプからドライヤーまで」のヘアケア
枝毛や切れ毛、髪の毛の縮れ……。サロンで髪の毛をきれいに整えても、時間が経つとダメージが目立ってしまいますよね。できるなら、自宅でもサロン帰りの髪を持続させたいもの。
そこで今回は、美容師さんに聞いた、自宅でサロン帰りの髪を再現できるヘアケア法を一挙大公開!
シャンプー、トリートメント、ドライヤーまで一気にご紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。
1:シャンプー
■シャンプーは一度だけ
出典: ivan_kislitsin / Shutterstock
ヘアケアの基本中の基本ともいえるシャンプー。
シャンプーを毎回2度する方が多くいらっしゃいますが、ほとんどの方の理由が「1回だと泡立ちにくいから」というものです。
しかし、シャンプーは界面活性剤を使っているので使いすぎるのはよくありません。肌荒れや乾燥の原因になることもあり得ます。
泡立たない原因は髪に付着したスタイリング剤や汚れが残っているため。シャンプーをする前にしっかりとお湯洗いをすることで泡立ちがよくなり1回のシャンプーで十分に綺麗に洗うことができますよ。
■指の腹を使ってやさしく洗う
シャンプーをしっかりと泡立てたあとは、指の腹の部分を使って髪を洗います。
このとき絶対に爪を立てないように気をつけてください。爪を立ててしまうと頭皮が傷つくことがあるので、指の腹を優しく頭皮に密着させて洗うようにしましょう。特に髪の量の多い襟足部分や耳上は洗い残しが起こりやすいので、念入りに行うようにしてください。
2:トリートメント
■自分の髪質に合ったトリートメントを見極める
出典: Maryna Pleshkun / Shutterstock
毎日行うトリートメントはどんなものを選べば良いか? 大切なのは、自分の髪質を見極めることです。
チェックポイントは3つ。
(1)髪の癖があるかないか
(2)髪が硬いか、柔らかいか(太いか細いか)
(3)ダメージはどのくらいあるか
これによって、使うトリートメントの種類が変わります。自分がどのカテゴリーに属するか見極めるのは難しいので、ここはぜひプロの美容師さんにカウンセリングしてもらいましょう。
自分はどのタイプのトリートメントを使えばいいのか、相談してみてくださいね。
■トリートメントは揉みこむ
出典: 279photo Studio / Shutterstock
トリートメントはしっかりとシャンプーで汚れを落とした後につけましょう。しかし、ただつけるだけではダメ。“揉みこむ”ことが大切です。揉みこむことで、トリートメントの浸透力を高めることが期待できます。
また、揉みこんだ後はなじませるために、粗めのくしでブラッシングしましょう。髪の毛は量が多いので、ブラッシングをすることで全体にトリートメントをなじませられます。このときに、トリートメント専用の電動ブラシを使うとより高い効果が期待できるので、ぜひお試しください。
3:ドライヤー
■ドライヤーの前に洗い流さないトリートメントを
出典: Dmytro Zinkevych/Shutterstock
トリートメントには大きく分けてミストタイプ、クリームタイプ、オイルタイプの3種類があります。
このなかでも、粒子が細かく、髪の内部に浸透しやすい“ミストタイプ”のトリートメントがおすすめ。
髪を乾かす前にミストタイプのトリートメントをしっかりと付け、ドライヤーの熱を加えることで浸透率を高め、髪にやわらかさを与えてくれます。
毎日の習慣に取り入れれば、髪質改善も期待できるのでぜひ試してみてくださいね。
■タオルドライをしてからドライヤーをする
まずタオルドライで髪の水分をしっかりと拭き取ることがポイントです。水分が髪に残りすぎているとドライヤーにかかる時間が多くなってしまうので要注意。
乾かす際には、まず癖の出やすい前髪や顔まわりから乾かし、そのあと根元を中心に乾かしていきます。根元を乾かしたら、次は毛先。必ず洗い流さないトリートメントをしっかりとつけてから乾かすようにしてくださいね。
■頭をいろいろな方向に振って乾かす
毎日のドライヤーのやり方を工夫してみましょう。やり方は簡単。髪を左右に振って、顔の方から乾かし、後頭部の方も振って乾かしてみてください! いろいろな方向に振って乾かした後、下に落ちるように乾かすと意外ときれいなストレートスタイルになりますよ。
また、アイロンやスタイリングが取れやすい方はオイルやバームをしっかり使ってみてください。それでも取れてしまうなら、ヘアスプレーなどで固めてもいいでしょう!
今回は、“サロン帰りの髪”を再現できるヘアケアをご紹介しました。ぜひこの記事を参考に、ヘアケアを見直してみてくださいね。
※ こちらの記事はGATTAの過去掲載記事をもとに作成しています。
【画像】マハロ / PIXTA(ピクスタ)、Maryna Pleshkun / Shutterstock、279photo Studio / Shutterstock、Dmytro Zinkevych / Shutterstock、 FastSlow / PIXTA(ピクスタ)、PanKR / PIXTA(ピクスタ)