太眉は時代遅れ!? メイクのプロに聞いた「垢抜けない」NG眉の形3つ
メイクの仕上がりを左右する“眉メイク”。そんな大事な眉ですが、上手に仕上げるのが「顔の中で一番難しい」との声も。
きれいに取り入れることの難しさの中には、形のトレンドがどんどん変化していることも関わっています。特にここ数年で眉のトレンドが目まぐるしく変化し、いくらそのときのトレンドにあわせてきれいに描いていても、数年アップデートしないままでいると、なんだか垢抜けない印象に……。
そこで今回はメイクアップアーティストの小笠原彩さんに、垢抜けない印象に仕上がってしまう“NG眉”を教えてもらいました。
1:極端な太眉や骨格を意識していない眉
まずは昨今人気の高い太眉。数年前から細眉から太眉に流行が移り変わり、ハンサムな眉に人気が集まりました。ただ、現在はその流行も段々と落ち着きを見せており、”ただ太いだけ”や”極端な太眉”は少し垢抜けない印象に。
太くてハンサムな眉から、段々とトレンドは“ナチュラルでやや太めのアーチ眉”や、少し太さを抑えつつ“細くなりすぎないナチュラルな眉”へ移り変わってきています。
思いっきり狙いすぎた太眉や骨格を意識していない太眉は、少し昔の流行に見えてしまう可能性が。骨格にあわせて、アーチがかったナチュラルな太眉よりの眉や、アーチがかったやや平行な太眉を取り入れていくのがおすすめです。
同時に極端な細眉も少し時代遅れに見えがち。細すぎる眉にも仕上がらないよう気をつけていきましょう!
2:下がりすぎた眉
次にご紹介するのは、数年前に人気の高かった下がり眉。当時は下がり眉が可愛らしい印象を与え、とても人気が高くなりましたが、段々と下がり眉もNGトレンドへ移ってきています。
元々“理想の眉の形”では、眉尻は眉頭より下がってしまうのはNGとされてきていましたが、あえて下げることで可愛らしさが増すため以前人気を博しました。ただ現在ではそのような眉も人気が落ち着きを見せ、自然なナチュラル眉が好まれるように!
下がり眉に寄せたい場合は、極端に眉頭より下がらないように注意が必要。眉山の位置を調節し、下がり気味に見せるなどやりすぎに見えないよう注意しましょう。
3:極端に角度のついた眉
最後にご紹介するのは、角度がしっかりついた眉。眉山から眉尻が急降下するほど角度をつけた形や、眉山から極端に細くなり、角度がつきすぎてみえる眉は、少し昔っぽい印象を与えてしまうためNGトレンド。極端に角のついた形よりも、ナチュラルにアーチをかけてあげるくらいに仕上げたほうが一気に垢抜けて見えます。
また、極端に角度をつけることによって、全体が細い眉に見えてしまうこともあるため注意が必要。一つ目のNG眉でご紹介したような、やりすぎた細眉に見えないよう注意をしましょう。
今回ご紹介した眉の形以外にも、眉は色味でもトレンド感が出やすいので注意が必要。眉マスカラで髪の色味よりも明るく仕上げるのも、少し昔の印象を与えてしまいます。
数多く眉のトレンドが生まれてきた昨今だからこそ、現在は作られた眉の印象よりも、段々と“ナチュラルな雰囲気”の眉トレンドへ移行しつつあるように感じます。
地毛をきれいに整えて、自然に骨格を生かせるような眉を探していきましょう!
【画像】※FastSlow、ABC / PIXTA(ピクスタ)