朝にしないと意味がない!? 忘れがちだけど絶対にすべき「保湿スキンケア」3つ
「朝は忙しいから」とついついササッとスキンケアを済ませてしまいがち。でも朝のスキンケアはメイク崩れを防いだり、肌を美しく保ったりするためのカギを握っているのです。そして乾燥が気になる冬は、特に“朝にやるべき保湿スキンケア”があるのをご存じでしたか?
今回は美肌研究家の杉本由美さんに、夕方の肌の乾燥具合を左右する“朝にやったほうがいい”保湿スキンケアを教えてもらいました。
1:肌をまっさらにする洗顔
夕方まで乾かない肌を目指すなら、うるおいを効率よく肌に届けるスキンケアが重要。そのためには、不要な皮脂汚れなどのない、まっさらな肌にする洗顔がカギとなります。
忙しい朝は洗顔をパパッと済ませてしまいがちに。ですが、冬の夜のスキンケアは、寝ている間の肌の乾燥を防ぐためにしっかりめな保湿をしていますよね。朝になると肌はサラッと乾燥していますが、場所によっては皮脂が分泌されてベタついているところも。不要な皮脂汚れが残ったままスキンケアをしても、うるおいが届かず乾燥肌まっしぐら……。
あごやTゾーンは皮脂が出やすいため、洗顔料を使用した洗顔がおすすめ! 乾燥が気になる部分はぬるま湯洗顔だけでもOKです。ぬるま湯洗顔でも“20~30回くらい”はすすぐことを意識してみてください。
2:逆三ラインのコットンパック
夜は乾燥した肌にうるおいを与えるため、シートマスクやコットンパックをするという人も多いはず。
対して朝にやっておきたいスキンケアのひとつとして、逆三ラインのコットンパックをおすすめします! 両頬、あごと結ぶと逆三角形になるラインにコットンパックをするだけ。
最近マスクをしているせいか、頬、あごにニキビができやすいという人も多いようです。これは摩擦や乾燥が原因ともいわれており、乾燥しやすい部分に予めうるおい補給をしておけば、肌トラブル回避が期待できます。
3:乾燥小じわ意識の重ねづけ保湿
きちんとスキンケアをしたはずなのに、夕方になるとメイク崩れや肌の粉吹きが気になる……このお悩みは冬にありがちですよね。これも朝のスキンケア方法で、改善を目指しましょう。
例えば目元、口元周りは小じわが目立ちやすいです。また頬の高い位置も粉吹きしやすい部分。そんな乾燥が目立つ部位には、クリームなどの油分となるアイテムを重ねづけするのがおすすめ。
目元や口元は皮膚がよく動き、頬などは高い位置で外部刺激を受けやすい部分です。そこにクリームなどで皮脂膜を作っておくことにより、外部刺激から肌を守ることが期待できます。細かいケアですが、やるとやらないとでは夕方の肌に大きな差がありますよ。
朝はどうしても忙しいからと、ササッとスキンケアを済ませてしまいがち。しかし夕方になると、適当にやってしまった朝のスキンケアのツケが回ってくるのです……!
ほんの少し丁寧にすることで、夕方までメイク崩れのない美しい肌を保てるはず。はじめは少し面倒に感じるかもしれませんが、ルーティンにしてしまうと時間もかからず簡単ですよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【画像】※Pangaea、xiangtao / PIXTA(ピクスタ)