忙しくてもできる簡単「模様替え」!狭い部屋を広く、おしゃれに見せるアイデア集
新年を迎え、気持ちも新たに一年をスタートさせたいですよね。気分の切り替えのためにも、普段使っている部屋を模様替えしてみませんか?
模様替えに取り掛かったものの、狭い部屋では、理想のレイアウトや部屋づくりが難しく感じることもありますよね。
そこで今回は、整理収納アドバイザーに聞いた、狭い部屋をおしゃれに広く見せるための知識や実例をご紹介します。
理想の部屋づくりを目指すために意識すべきこと
はじめに、あなたにとっての理想の部屋を明確に想像しましょう。
北欧インテリア、モダンインテリア、ナチュラルインテリア、ヴィンテージインテリアなど、たくさんのテイストから好きなテイストを決めたら、なるべく他のテイストを混在させないことが重要です。
家具を買い揃えてしまっている場合は、家具に合わせてテイストを決めるのもひとつです。
■「フォーカルポイント」を意識する
出典: GATTA
部屋の中で視線が集中する場所や、入り口からまず目に入る場所を”フォーカルポイント”と言います。たとえば、部屋の入り口の対角線上、玄関のニッチ、和室なら床の間などがそれにあたります。
”フォーカルポイント”はその部屋の印象を大きく左右します。もし散らかっているなら、まずはすっきり片づけましょう。
片づいたら、お気に入りの雑貨や絵画、観葉植物やお花を飾るのもおすすめです。小物を飾るセンスに自信のない方は観葉植物を飾るのもおすすめ。
■物が多い部屋は明るめカラーで色味を統一する
出典: GATTA(ガッタ)
インテリアの色の統一感を意識するとセンスに自信がなくてもインテリア初心者でも簡単におしゃれに見せることができます。
整理収納アドバイザー七尾さん宅のリビングのテーマカラーは、
・ベースのグレー
・家具の無垢、ナチュラルカラー
・差し色にイエロー&ブルー
という感じで統一しているそうです。
以前はブラウン系の家具が多かったそうですが、狭い空間を少しでも広く見せるため、明るめの色味に統一。その一例がダイニングテーブルとチェアです。
出典: GATTA
こちらは以前の写真ですが、サイズは今よりだいぶ小さいのに色味のせいで結構圧迫感がある印象でした。
今はダイニングテーブルのサイズも1.5倍になり、ダイニングチェアも4つに増やしたそうですが、かえって以前よりすっきり見えています。
「ちょっとした小物だから……」と、これまで色を意識せずに気軽に購入されていた方は、今後のお買い物では色を意識するといいですよ。
■高さを活かして目線を上に持っていく
出典: GATTA(ガッタ)
空間を広く見せるポイントとして“高さを活かして目線を上に持っていく”のもテクニックの一つです。
腰の高さにある家具の上などに写真や雑貨などが集中してしまっていたり、床周りなどの低い位置にモノが集まってしまっていると、どうしても狭く見えるもの。
でも、意外とそういった場合でも、壁面や天井周りはスペースががら空き、というケースが多いです。
壁面の高い位置も使って吊るすディスプレイをしているものがおすすめなんだとか。
全体のバランスを俯瞰で見て、下の方にモノが溜まっていると思ったら、ぜひ高い位置も活かすことを考えてみてくださいね。
今すぐ実践できる「模様替え」アイデア
次に、インテリア初心者さんでもすぐに実践できる簡単な模様替えアイデアをご紹介します。
■フェイクグリーンを飾る
出典: GATTA
忙しい方に特におすすめの、お手入れ不要でお部屋の中に緑が取り入れられるフェイクグリーン。
整理収納アドバイザー七尾さんのリビングでは、キセログラフィカのフェイクをプラントハンガーに入れて、プッシュピンで吊るしているそうです。
出典: GATTA
また、「フェイクグリーンは安っぽく見えるからちょっと……」という方には、ユーカリのスワッグがおすすめ。
お花屋でも比較的手に入りやすく、長さを切りそろえて縛ったものを吊るすだけでおしゃれに見えます。放っておけばキレイにドライになるのも忙しい人にはうれしいポイントですね。
■ポストカードを飾る
出典: GATTA
ポストカードはポスターよりも小さく、手軽に交換がしやすいため、気分転換におすすめ。
壁にマスキングテープで貼るだけでももちろんOKですが、「もっとオシャレに飾ってみたい!」という方は、有孔ボードと組み合わせるのもよいでしょう。
ポストカードは、雑貨ショップなどで無料のショップカードが置いてあることもありますし、100円ショップなどでお気に入りを探しても楽しいですよ。
■インテリアは壁面やつり下げアイテムを取り入れる
出典: GATTA(ガッタ)
インテリアとして飾る雑貨は、場合によってはごちゃごちゃした印象になってしまい、部屋を狭く見せてしまうことも……。
壁面を使ったインテリアがおすすめです。ポスターやアート、ファブリックパネルなどの壁面を使ったインテリアは、部屋のスペースを狭めることなく、おしゃれな部屋づくりを叶えてくれます。
また、つり下げるインテリアを取り入れることも◎。モビールやドライフラワーをつり下げて飾ることで、空間に奥行きが生まれ、部屋を広く見せてくれる効果が。
■背の低い足付きの家具を選ぶ
出典: GATTA
背の低い家具を選ぶこともおすすめ。
背の高い家具は、収納量も多くなるため、一見部屋をすっきり広く見せることに貢献してくれそうですが、背の低い家具に比べて圧迫感は避けられません。
ほかにも、床の見える面積を多くすることも効果的。
足付きの家具は、床の見える面積が増えるため、さらに部屋を広く見せることができます。
■出しっぱなしにするなら…おしゃれに見える工夫を
出典: GATTA
必要なもの以外は”置かない”ことが部屋をスッキリ見せるポイントですが、ティッシュやゴミ箱、リモコンなど出しておかないといけない物もあります。
そういった物は、オシャレな木製の物を選び、出しっぱなしでもごちゃついて見えないように。
リモコンは伏せておくとボタンが見えない物を使うことで、キッチンカウンターになじませて生活感が見えないように工夫しています。
今回紹介した簡単なインテリアの知識や、おしゃれ見えアイテムを実践するだけで、いまある部屋を理想に近づけることができるはず。
部屋の整理とともに気持ちも整理して、スッキリと気持ちのいい空間づくりを楽しんでみてくださいね。
※ こちらの記事はGATTAの過去掲載記事をもとに作成しています。