垢抜けた印象に仕上がる!? 実は顔型によって変えるべき「眉の正しい位置」
お顔の印象を左右する眉。顔型別に似合う眉の形もありますが、実は描く位置も大切なのをご存じでしょうか? ベストな眉の形にしているのに、「なんだか理想と違う」「お顔が間延びして見える」などのお悩みがある場合は、眉を描く位置も見直したほうがよさそうです。
そこで今回はメイクアップアーティストの小笠原彩さんに、顔型別に似合う眉の形と正しい眉の位置を教えてもらいました。
理想の眉の位置とは?
眉の位置は自眉の位置が関係するので、そんなに大きく変えられない……!と思うかもしれませんが、眉は1ミリ変えるだけでも印象が変わるパーツ。眉の下側を強調したり、眉山の位置を上昇気味に描いたりするだけでも、お顔の余白が変わります。
そんなお顔の余白を操れる眉の位置を変えるだけで、小顔に見える効果も! 一度ご自身のお顔のバランスにあわせて余白を考え、小顔に見えるよう似合う位置を探してみるといいでしょう。
【顔型別】似合う眉の形と眉の正しい位置
丸顔:アーチ眉
丸顔さんの輪郭は丸みを持っているので、ストレートな眉は輪郭とあわず馴染みにくいことがあります。そんな丸顔さんにおすすめなのは、輪郭にあわせて丸みを持たせた眉。ゆるやかで自然なアーチ眉がとても似合います。
丸顔さんが小顔に見せたい場合は、眉の位置はあまり上に描き過ぎないほうがベター。ゆるやかな輪郭にアーチ眉は、お顔の輪郭とあう反面、締まりがなく、膨張して見えやすいデメリットもあります。アーチ眉を少し目元と近づけて、目元に締まりを出すと、輪郭がスッキリして見えるので小顔効果も! 逆に目から遠ざけて上寄りに描いてしまうと、お顔の丸を強調し膨張して見えてしまう可能性があるので注意しましょう。
面長:平行眉
面長さんは縦のラインが目立つ輪郭なので、ストレート気味に描き、横幅を強調する眉の形がおすすめ。
面長さんの場合は、目より下側が長く、上側が下半分よりも狭いことが特徴です。眉をあまり高い位置に描いてしまうと、おでこの幅をより狭く見せてしまったり、下側を強調してしまったりすることがあるため注意が必要。個人差はありますが、おでこの狭さがコンプレックスな場合は、あまり上側に描かずに、目に近づけるように描くと余白バランスがよくなることがありますよ。
また、眉以外にも下まぶたにアイメイクをすることにより、お顔の下半分を強調しないように見せられるなど、メイクで余白を整えることができるので、眉の位置と一緒に見直してみてください。
逆三角形:平行アーチ眉
逆三角形さんの場合は、角がある眉だと輪郭が強調され、強く見えがち。ゆるやかなアーチや平行アーチ眉などで、輪郭を強調しすぎない眉がおすすめです。
また、他のパーツの位置を意識することも重要。額が目立ちやすい場合や、パーツが中心に集まり横幅が長く見えがちな場合は、あまり目の近くに眉を描くと余白が目立ってしまったり余計輪郭がシャープに見えてしまったりすることもあります。
そんな場合は、少し余白を潰すように目から離して描いたり、上側に描いたり、長めに描いたりすることで、全体の余白バランスを整えて膨張して見せるのを防ぎましょう。
似合う眉を探すには、形や描く位置が大切です。今回ご紹介した例は一例ですが、ご自身のお顔の形と、余白をどのように活かして描けばより小顔に見えるか、バランスがよく見えるかを探しながら描くと、印象が変わる可能性があります。
大きく位置を変えるのは難しくても、描き方次第で見え感に変化は出てくるので、ぜひ一度自分のベストな眉を探してみて!
【画像】※ Ushico / PIXTA(ピクスタ)