それ、逆に使いづらいかも!? 整理収納のプロに聞いた「引き出し」のNG収納
家の中のいろいろな場所で活躍する“引き出し収納”。文房具のような小さなモノから、クローゼットのかさばる洋服まで、さまざまなモノを収納するのに役立つ便利な収納スペースですよね。
そこで今回は整理収納アドバイザーのmaikoさんに、引き出し収納をもっと上手に使いこなすための“引き出しのNG収納”を教えてもらいました。逆に使いづらくなる収納方法とは……?
NG1:重ねて収納する
引き出し収納のメリットは、“閉めてしまえば見た目がすっきりする”こと。しかし、中がぐちゃぐちゃの状態では、使い勝手がいい収納とはいえませんよね。
引き出し収納は、引き出しを開けたときに上から見て“どこに何があるか“を把握できるように整えるのがポイントです。重ねてモノをしまってしまうと、上から見たときに何があるかわからず、下にあるモノを取り出すには、上にあるモノをよけて目的のモノを探し出さないといけません。
引き出し収納で重ねてモノをしまわないようにするには、引き出しの高さ(深さ)に注目。高さ(深さ)に合わせてモノを収納しましょう。そうすることで引き出しを開けたときに“どこに何があるか“わかりやすくなります。
たとえば、高さが浅い引き出しに文房具を収納するときは、寝かせて並べるように収納。対して深さのある引き出しでは、ペン立てのようなモノに立てて高さをいかして収納すると、使い勝手がよくなりスペースも無駄なく使えます。
NG2:付属の仕切りを使う
引き出し収納の中に細かいモノをしまうときには、仕切りや収納ケースなどを使って、種類ごとに分けると使い勝手がよくなりますよね。ですが、引き出し収納に最初からついてきた“付属の仕切りやケース”には注意が必要です。
一見すると、引き出しのサイズに合った仕切りやケースは便利そうに思えるのですが、収納したいモノにサイズが合っていない場合は、逆に使い勝手を悪くしてしまうことも……。「せっかく付いているのにもったいない」と無理に使って、かえって使い勝手の悪くなるほうがもったいないですよね。
引き出し収納の中で使う仕切りやケースは、付属されている仕切りにこだわらず、収納するモノに合わせて選ぶようにしましょう。
上手に引き出し収納を整えると、使い勝手がよくなるだけでなく、収納量もアップする場合が多いです。ポイントを押さえながら、ご自宅の引き出し収納を見直してみてくださいね。
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