令和6年能登半島地震復興応援イベント「出張輪島朝市」におけるライブコマース・メタバース技術を活用した輪島朝市の復興・再建支援について

 西日本電信電話株式会社 北陸支店(以下、NTT西日本)、エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(以下、NTTスマートコネクト)は、輪島市朝市組合、出張輪島朝市 金石プロジェクトと連携し、2024年3月23日(土)に開催される「出張輪島朝市」における、ライブコマースやメタバースを用いた復興応援イベントに参画することで、令和6年能登半島地震により被災した輪島朝市の復興・再建を支援します。

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1:背景
 能登半島に位置する石川県輪島市の伝統的な市場「輪島朝市(わじまあさいち)」は、海産物加工品や菓子、野菜などの地場の食材や伝統工芸の輪島塗など、様々な商品を露店販売する「日本三大朝市」の一つと言われる観光名所です。しかし、1月1日の令和6年能登半島地震により、朝市が並ぶ通り周辺一帯は大規模な火災に見舞われ、建物や道路が広範囲に損壊しました。現在も自宅や事業拠点を失った被災者が輪島を離れ、金沢市などで避難生活を余儀なくされており、朝市に出店していた販売者や生産者も各地に避難しています。

全国からの資金や人的支援を受け復興に向けて積極的に取り組んでいるものの、「朝市通り」での市場の再開はまだ時間がかかる見込みであり、朝市従事者の生業(なりわい)の継続だけでなく、伝統産業の保護、観光産業の再建の面からも、さらに多様な協力や支援が必要とされています。

このような状況を受け、避難先の一つで金沢市に漁港を持つ、金石(かないわ)地区では輪島市朝市組合の従事者を地元石川県からも応援するため、石川県漁協金沢支所や金石商工振興会等、民間企業の協力で金石町で「出張輪島朝市」を開催するプロジェクトを立ち上げました。

「出張輪島朝市」は2024年3月23日(土)に初回開催され、本イベントを機に朝市の店主たちは金石港エリアで水産加工場や調理場、港に設置される露店で名物の海産物加工や販売事業を再開する予定です。

「出張輪島朝市」の開催に合わせて、NTT西日本、NTTスマートコネクトは、全国への情報発信や朝市従事者の生業継続への貢献をめざし、ライブコマースの環境を提供し、輪島市朝市組合の活動を支援します。

2:出張輪島朝市について
・開催日程:2024年3月23日(土)8時~12時
・会場:石川県漁業協同組合 金沢支所(金沢市金石西1-1-12)周辺

3:ライブコマース・メタバース技術を活用した復興応援イベントについて
<概要:ライブコマースについて>
 NTTスマートコネクトが運営する食のライブコマース「foove(フーブ)※1」を活用し、「出張輪島朝市」に出店する店主の皆さんが海産加工品や伝統工芸で製作したアクセサリー等の特産品をライブ配信で紹介し、視聴者がその場で対話しながら購入できる仕組みを提供します。

・開催日程:2024年3月23日(土)13時30分~
  *ライブ配信終了後も録画視聴、購買サイトは継続して公開します。
  *公開終了時期は未定です。別途、お知らせします。

・ライブコマース「foove(フーブ)」 特設サイトURL:
 https://foove.jp/events/wajima_asaichi_202403/

・イベント詳細URL:
 https://www.ntt-west.co.jp/news/2403/pdf/240319a_1.pdf

<参考:メタバースについて>
株式会社NTT QONOQが運営するメタバース「DOOR(ドア)※2」の仮想空間にかつての輪島朝市の雰囲気を再現した「デジタル輪島朝市」を構築し、賑わいを楽しみながら、観光案内や特産品紹介、イベント発信ができる仕組みです。地元輪島市や他市町に避難中で「出張輪島朝市」に出店できない輪島市朝市組合員の一部も、「デジタル輪島朝市」に登場予定です。なお、ライブコマース「foove(フーブ)」のサイトには「デジタル輪島朝市」からもアクセス可能です。

・開催日程:2024年3月23日(土)~
  *公開終了時期は未定です。別途、お知らせします。

・仮想空間「デジタル輪島朝市」 URL:
 https://door.ntt/web/event_detail/index.html?id=93

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                仮想空間「デジタル輪島朝市」 イメージ

4:各社の役割
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5:本件に関するお問い合わせ先
■NTT西日本 北陸支店
Mail :kanazawa_chiiki_all@west.ntt.co.jp

■エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社
Mail : foove@nttsmc.com


メタバースの取り組みはNTTグループが展開するXR※3サービスブランド「NTT XR(Extended Reality)」の取り組みの1つです。

※1: foove(フーブ)は生産者・販売者と消費者とのコミュケーションを通じて「食」を販売・購入できるプラットフォームサービスです。
  https://foove.jp/
※2: DOOR(ドアー)は株式会社NTT QONOQが提供する仮想空間プラットフォームで、2023年11月時点で累計総アクセス数1000万超、累計ユーザー数265万超、オリジナル空間制作数約20万ルーム※4となりました。ブラウザでの簡易アクセス(専用アプリ不要)が特徴で、法人・個人問わずご利用いただけます。NTTオウンドメディアとしても利用しており、大規模イベントの開催や、教育・自治体での活用事例もございます。
https://door.ntt/
※3:XRとは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった先端技術の総称です。
※4:コノキューが作成したもの、ユーザー制作のものの累計