放っておいてほしい時間がある?仕事で忙しい彼氏が喜ぶ“彼女の気遣い”とは?

仕事が忙しい彼氏と付き合ったら、なかなかデートの時間がとれないし、彼はマメに彼女にLINEの返信をしてこないし……と、なにかと女心が満たされずストレスが溜まるかもしれませんね。でも彼は、自分のために必死になって仕事をしています。もしかしたら将来あなたと結婚したいと思って、“二人のために”必死に頑張っているのかもしれません。今回は、忙しい彼氏に効く“彼女の気遣い”について、一緒に見ていきたいと思います。

目次

1. そっとしておいてくれる


すごく甘ったれの男子のことはいざ知らず、普通の男子は、自分の将来設計を漠然とではあっても描いています。25歳の彼であれば、30歳までには結婚したいと考えているとか、30歳で結婚するのであれば、今のうちから残業を多めにして貯金を作っておきたいとか。

そういう“意思のある男子”って、おおむね“ひとりの時間”を欲しがります。簡単に言えば「いかに大好きな彼女であろうと、おれのことは放っておいて欲しいと思うときがある」ということです。忙しいときはなおさら……。

忙しい彼氏の切実な願い


常に彼氏と愛を確認し合わないと愛されている心地がしない女子は要注意です。言葉で愛を確かめ合うとか、ハダカになって愛を確かめ合うというのは、ロマンティックでいいことだろうと思います。でも、そういうロマンあふれる恋愛をしようと思えば、人は頑張って仕事をしてお金を稼がなくてはなりません。だから彼は、一人で必死になって頑張りたいと思うわけです。

そこに「頑張ってる?」とか「お疲れさま」などと頻繁にLINEを送っては、それは彼にとって“茶々”にしか聞こえないということです。大好きだからこそ、そっとしてあげる、そっとしておいてもらいたい。これって、忙しい彼氏の切実な願いだったりするのです。

2.普段通りに接してくれる


忙しい彼氏にLINEを送っても返信がなかなか返ってこなくて、「私って、もしかして愛されていないのかな」なんて不安になって、鬼のようにLINEを送り続ける女子……! 人って、忙しいときに新たなトラブルが生まれると、ガッカリするか、イラっとするかのいずれかです。「新たなトラブル、ウエルカム!」なんて思う、パイオニア精神あふれる男ってほぼいません(まれにいますが)。

彼氏が忙しいとき、あなたは心穏やかに普段通りに彼に接することです。あなたが普段通りに接するからこそ、彼は安心して忙しくできるのです。

いつも変わらないからこそ、彼は安心しているのかも


彼氏が忙しくて殺気立っていたら、その「気」を一身に受けて、彼女まで妙に緊張してしまう……なんて人もいると思います。が、それって百害あって一利なしです。彼が殺気立っていたら、彼女としてどうすればいいのかわからず、ついオロオロしてしまうのかもしれません。が、ここはひとつ「女は港」と思っておくといいです。

遊び人の男を船にたとえて、その彼女や奥さんを港にたとえる、つまり男は浮気しても結局は奥さん(彼女)のもとに帰ってくる、ということを言っている言葉が「男は船、女は港」ですが、忙しい彼氏にも当てはめることができる言葉です。彼女であるあなたがいつも変わらないから、彼は安心して忙しくでき、仕事が落ち着いたらあなたのもとに帰ってくるのです。移動式の港を自認している女子は要注意です。

3. 自分のことを頑張っている


忙しい彼氏って、その忙しさを通して自己成長していたりします。だから、あなたが忙しい彼氏の帰りを黙って待っていたら、成長した彼があなたのもとに帰ってきて、あなたは成長していない(昔のまま)で、彼が物足りなく感じることもあります。

男女逆パターンもありますね。顕著なのが社会人になりたてのころ。20歳過ぎって、女子の方が精神的に急成長するから、大学時代に付き合っていた彼のことが物足りなく感じて、彼に別れを告げてしまう……なんてことがありませんでしたか? 彼女は急成長した、彼はまだ学生気分が抜けない。この逆パターンが起こり始めるのが、「仕事が忙しくなった彼氏」が誕生する頃です。

さみしいのは当たり前!


自分のことをしっかり頑張りましょう、ということに尽きると思います。彼が忙しくてなかなか会えない、さみしい……こういう気持ちがあって当たり前で、その上で、あなたはあなたのことを頑張るのです。つまり、自分のことをやるのです。

いかがでしょうか。気遣いといえば、「癒やし系のLINEを送る」とか「ごはんを作ってあげる」など、何かをしてあげることをイメージする人も多いと思います。でも「何かをしない」というのも、れっきとした気遣いです。忙しい彼氏と付き合っている人は、「何かをしないというのも気遣いである」ということを学ぶ、つまり“大人の女性になる”またとないチャンスを手にしている人です。

(ひとみしょう/studio woofoo)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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