いまからしっかり就活準備！面接官に好印象を与える覚えておきたい10の所作

就活の所作を押さえておこう

世界的な情勢の悪化で説明会が大幅にキャンセルとなるなど、今年の就職活動は少しイレギュラーな形になっているでしょう。

しかし、完全に就活がなくなるわけではなく、エントリーシートの締め切りや面接は着々と進んでいるのではないでしょうか。


いつもとは異なる流れで混乱しているかもしれませんが、就職活動中に押さえておきたいマナーの基本は変わりません！　

目上の方と関わる機会が多い就職活動は、失礼にならないように基本的なマナーを覚えてから臨むのがおすすめです。最低限覚えるべきマナーは、社会人になってからも役に立つこと間違いなしです。

そこで今回は、就活で迷ってしまいがちな面接中のマナーを中心に、押さえておくべき基本をご紹介します。

より好印象に！　面接のときのマナー

面接のときは、受付からはじまっている意識を持って、ハッキリと簡潔に要件を伝えるようにするのがポイント。待っている間も気を抜かず、姿勢を正しておきましょう。大声でペチャクチャ話したり、携帯電話を触っているのはもってのほかです。

1. ドアをノックする

いきなり入室するのではなく、まずはドアをノックするのが基本です。ゆっくり落ち着いて3回ノックし、中から「どうぞお入りください」という声が聞こえるまで待ちます。

2. 部屋に入り静かにドアを閉める

中から面接官の「どうぞ」が聞こえてきたら、丁寧に扉を開けましょう。中に入ったら扉の方に向き直り、静かにドアを閉めます。後ろ手に閉めるのではなく、ドアの方を向いて閉めるようにすることをおすすめします。

3. 面接官に向かって一礼する

ドアを閉めたあとは、ドアの前で面接官に向かってお辞儀をします。このときのお辞儀の角度は30度。「失礼します」という言葉をかけられるとよりいいでしょう。

4. いすの横に立つ

お辞儀をしたらいすの方へ歩いていき、左側が後ろに立ちます。「〇〇大学の〇〇です。よろしくお願いします」と述べたあと、再度お辞儀をしましょう。

5. 着席する

面接官から「どうぞおかけください」と言われるまで着席するのはNG。言葉を待ったあと、「失礼します」と伝えてから落ち着いていすに座ります。

着席するときのポイント

着席するときは、カバンは足元に置き、深く腰掛けすぎないのがポイントです。男性は両ひじを少し開いて手を握りこぶしにし両膝の上に置くスタイルが基本。女性は両膝を閉じ、両手を重ねて膝の上に置きましょう。背筋をピンと伸ばしてあごを引いて座るとより美しく見えます。

6. いすから立ってお辞儀をする

面接がおわったら、いすから立って「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました」とお礼を伝えたうえでお辞儀をします。このときは、入室時よりも深い45度の角度を意識しましょう！　

7. ドアの前で再度お辞儀をする

お礼を伝えたらドアに向かって歩き、ドアの前についたら面接官の方を再度向き直ってお辞儀をします。

8. 静かに退室する

退室する姿も面接官に見られています。静かに丁寧にドアを閉めるところまで気を抜かないようにしましょう。

また、ぶっつけ本番ではあたふたしてしまうこと間違いなし。一連の動作を落ち着いてできるように、しっかり何度も練習して準備しておくことをおすすめします！　

気をつけて！　就活生がしてしまいがちなマナー違反

9. OB・OG訪問で質問を丸投げする

就職活動のときによく行なうOB・OG訪問。希望の就職先に勤める同じ大学の先輩に、時間を作ってもらって職場や面接に関する質問に答えてもらうのが一般的です。

その際に、「どうしたら受かりますか？」「どうしたらいいですか？」と質問を丸投げするのはマナー違反。せっかく忙しい中時間を作ってもらっているのだから、「〇〇について、意見を伺いたいのですが……」といった具体的な質問を用意しておくようにしましょう。

相手の時間をもらっているのだから、意味のある時間にするための準備を行なうのは、社会に出るうえで基本的なマナーです。

10. 業界以外の質問をする

面接中でも、OB・OG訪問の場でも、質問をするタイミングがいくつも出てきます。そのときに、業界以外の質問をするのはマナー違反といえるでしょう。相手の時間を無駄にしない意識を持つようにすることをおすすめします！　

最低限のマナーを守っていい印象を作って！　

就活の所作は一瞬でできるものではないので、しっかり日頃から練習しておくことをおすすめします！　

また、学生だからと甘えるのではなく、社会人としての自覚を持って就活に取り組んでくださいね。

（ローリエ編集部）