豆腐ダイエットのやり方とは?痩せる理由&メリットデメリットも紹介
豆腐といえば「低カロリーで高たんぱく質」のイメージがあります。値段も安価でどこでも手に入りやすい豆腐はお財布の味方でありダイエットにうってつけの食品ですよね。
しかし豆腐が持つ特徴はそれだけにとどまりません!この記事では豆腐を使ったダイエットについて嬉しい効果や正しいやり方についてご紹介していきます。
ダイエットで大切なことは糖質を減らしながら筋肉量を増やし代謝を上げることです。筋肉量を増やすにはたんぱく質を摂ることが不可欠になります。
豆腐は「畑のお肉」といわれるように肉や魚と並ぶたんぱく質を多く含む食品であり、そのうえ低カロリーなのでダイエットのときも食事に取り入れやすいのが魅力です。ほかにもさまざまな栄養素が摂れる豆腐はヘルシーで美味しい優れたダイエット食品といえます!
人が生きていく上で必要とする三大栄養素には「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」があります。五大栄養素になるとこれに「ミネラル」と「ビタミン」が加わります。
私たちは毎日の食事からこのエネルギーを摂取しますが、豆腐にはたんぱく質の他にもダイエットに嬉しい成分が多く含まれているのです。
豆腐のカロリーは豆腐の種類にもよりますが、絹ごし豆腐が100gあたりおよそ56kcal、木綿豆腐がおよそ72kcalと低カロリーです。
また豆腐はそのまま食べることもできて、味にクセがないのでさまざまな料理と相性が良いです。普段の料理に取り入れやすいためほかの食品と一緒に食べてもカロリーオーバーになりにくいのです。
腹持ちがよい食品は「たんぱく質が豊富に含まれるもの」「低糖質なもの」「食物繊維が豊富に含まれるもの」などの特徴があります。腹持ちがよいというのはお腹が空きにくい、消化がされにくいという状態です。たんぱく質は消化に時間がかかるため長く胃の中に滞在するのでこの状態になりやすいのです。
また糖質が多く含まれるものを食べると血糖値が急激に上がるためそれを抑えようと脳がインスリンという血糖値を下げる成分を出します。
血糖値が急激に下がることによって体は新たなエネルギーを蓄えようとし、食べたばかりでお腹が空いていなくても脳が誤解をし疑似的に空腹感を感じてしまいます。低糖質な食品は血糖値が上がりにくいのでこの現象を起こしにくくなるのです。
そして豆腐は大豆からつくられた植物性のたんぱく質のため食物繊維も豊富に含んでいます。豆腐を食べるとなんとなくお腹がいっぱいになる理由はこのような科学的な根拠があるのです。
食品の成分には生きていく上で必要な栄養素以外にも健康を維持するために役立つ機能性成分というものがあります。豆腐の「レシチン」といわれる成分は脂質代謝を促す作用があります。
大豆に含まれるレシチンは不飽和脂肪酸で構成されているため、肥満の原因にもなる中性脂肪やコレステロールを排出する機能があるのです。
脂質は体を動かすエネルギーとして必要な栄養素のため、レシチンの効果で良い脂質が体に残り脂質代謝を促進しダイエット効果につながります。
豆腐の機能性成分には「オリゴ糖」と言われる成分もあります。オリゴ糖は腸内の悪玉菌の増殖を抑えるビフィズス菌という善玉菌のエサになるもので、善玉菌が増えると便秘や軟便の解消に繋がり腸内環境を整える作用があります。
腸内が栄養素をうまく取り込めるようになるので代謝の促進にもつながります。また腸内環境が改善されることによって肌荒れの改善も期待できるので女性には嬉しい効果ばかりですね。
栄養の吸収と排出のリズムが整うことによって痩せやすい体質づくりができるのです。
豆腐のダイエットへの期待が高まってきましたが「よしじゃあこれからは三食豆腐を食べよう!」と思っていませんか?
いくら低カロリーで体に良いからといって豆腐ですべての栄養素をまかなうことはできません。足りない栄養素はほかの食品で補い健康的に痩せることが正しいダイエットには重要です。
置き換えダイエットで一番手軽に始められることはご飯を豆腐に換えることです。「ご飯」=「炭水化物」を豆腐に置き換えてほかのおかずはそのまま食べることで簡単に置き換えダイエットができます。
ご飯は100gあたりおよそ168kcalと豆腐の約2倍から3倍のカロリーがあります。糖質が高いためこれを豆腐に置き換えることで糖質制限をしながらダイエットができるのです。
日中は体の活動時間が長くカロリー消費も大きいため普段どおりのメニューで大丈夫です。逆に夜は日中に消費したエネルギーを補うだけなので炭水化物や脂質の高いものを抑えた食事が望ましく、高たんぱく質で低カロリーな豆腐を主食にすることで健康的なダイエットになります。
炭水化物は三大栄養素の一つなので完全に抜いてしまうとカロリー不足になり代謝が落ちてしまいます。カロリー不足になると体が飢餓状態になり、足りないエネルギーを蓄えようとして脂質を蓄積させてしまい結果的に痩せにくい体になってしまいます。
また豆腐がいくら多くの栄養素を含む食品だからといって豆腐だけですべての栄養を摂ることはできないのでほかの食品と合わせてバランス良く食事をすることが大切です。
いつもの食事の主食を一食豆腐に置き換えることでカロリーを抑え、ストレスも少なく健康的なダイエットを実現させましょう!
豆腐と一口にいっても豆腐コーナーにはさまざまな名前の豆腐が陳列されています。しかし実際に豆腐の違いを知らない方は多いのではないでしょうか?
豆腐は同じ成分からできたものでも製法の違いによって種類や栄養素が異なり、それぞれに向いている調理法があります。まずは普段スーパーなどでよく目にする身近な豆腐をピックアップしてそれぞれの豆腐の特徴や適した調理法を見ていきましょう。
豆乳に凝固剤(にがり)を加え一度固めたものを崩して水分を抜きまた固めるので、余分な水分や油が抜けしっかりとした歯ごたえがありたんぱく質やカルシウムが豊富なのが特徴です。
木綿豆腐は焼く、炒める、煮る、揚げるなどいろいろな調理法に適しています。
定番レシピでは麻婆豆腐、ゴーヤチャンプル、豆腐ステーキなどほかの食材と合わせるレシピでも相性が良いです。型崩れしにくくて、水分が少ないためほかの食材の代わりとして豆腐を使うアレンジレシピをするのにも向いているのが木綿豆腐です。
木綿豆腐よりも強い凝固剤を使い固めます。一度崩し圧縮する木綿豆腐と比べたんぱく質やカルシウムはやや低くなりますが、脂質が低くなめらかでカロリーが低いのが特徴です。
絹ごし豆腐はきめ細かくつるんとした食感が心地よいのでそのまま食べるのに向いています。
さっぱりとして清涼感のある絹ごし豆腐なら夏の暑さで食欲がない日にも食べられて栄養も摂れるので食欲がない日の献立にもおすすめです。
冷や奴や、豆腐サラダなどを和風や中華、洋風にアレンジすると毎日の食事でも飽きずに食べることができますよ。
焼き豆腐は木綿豆腐を水切りして焼いた加工食品です。水切りしているため調味料に絡みやすく味が染み込みやすいのが特徴です。
通常の木綿豆腐や絹ごし豆腐と比べカロリーは100gあたり88kcalとやや高くなりますが、たんぱく質やカルシウムが多く特にカルシウムにおいては絹ごし豆腐の約3倍になるので効率よく栄養が摂れる食品になります。
焼き豆腐は木綿豆腐を水切りしているのでさらに味が絡みやすいため、おでんなどの煮込み料理や味が濃いスキヤキとの相性が良いです。味がしっかりと染み込みボリューム感もあるため食事の満足感を高める豆腐になります。
「高野豆腐」や「しみ豆腐」ともいわれ、豆腐を凍らせて乾燥させた豆腐です。冬の保存食として作られたので栄養価が高く水に戻してから煮込み料理などで使うため消化が良いのが特徴です。
カロリーは水で戻したときの100g相当でおよそ107kcalと絹ごし豆腐の2倍に近い数値ですがほかのたんぱく質やカルシウムの割合も絹ごし豆腐のおよそ2倍にあたる数値なので、少量で効率よく栄養を摂ることができます。
凍り豆腐は水分を含むことで元の状態に戻るのでお吸い物や煮物などでよく使われます。また水分をよく吸収する性質を使い下味をしっかりとつけ、油で揚げると鶏肉のような歯ごたえになるのでヘルシーな唐揚げができます。
凍り豆腐は、水に戻すだけでほかの豆腐では味わえないふにゃっとした独特な食感が楽しめる豆腐です。加工食品のためほかの豆腐よりも賞味期限も長く少しずつ無駄なく使えるので家の保存食として置いておくのに便利ですね。
ここで挙げられた豆腐は多少の違いはありますがどれも栄養素に大きな偏りはないといえます。どの豆腐がダイエットに向いているか強いて挙げるのであればさまざまな料理法に適した木綿豆腐がレパートリーが多いという面で長期的なダイエットに向いています。
ダイエットが失敗しやすい原因は「飽き」です。同じものを食べ続けるためには工夫とアレンジが必要なのでいかにいろいろな食べ方をするかが重要です。
一つの種類にこだわるのであれば多様性の高い木綿豆腐がおすすめですが、それだけに固執しないで調理法に合わせて豆腐を変えていくことで効率良く栄養が摂れて楽しく美味しくダイエットができますよ。
豆腐の効果や種類を知ることで豆腐ダイエットへの期待が高まってきましたね。
しかし「良いことばかりで悪いことは何もないの?」と思う人もいるかと思います。実はこれだけ体に良い豆腐にもいくつかの落とし穴があります。
しかし知識として知っていれば何も恐くはありません。豆腐ダイエットを成功させるためにも良い面、悪い面の両方をしっかりと覚えておきましょう。
上記では豆腐が体にもたらす効果やダイエットに適している理由について記述してきました。しかし豆腐にはまだ女性に嬉しい作用があります。
ここではその解説や豆腐ダイエットをするうえでの利点、さらなるメリットについて深堀りしていきます。
ダイエットで大切なことは無理なく継続することです。そこで悩みの一つとして挙がることがお金の心配。長期的なダイエットになればそれだけ金銭的に負担がかかり、限界がきてしまえばダイエットを断念せざるを得ない事態になってしまいます。
しかし豆腐はスーパーやコンビニなどどこにでも売っていて、種類にもよりますが安いもので1丁70円前後から購入できます。お財布にも優しく手軽に手に入るので長期間のダイエットでも安心ですね。
さまざまな料理に使えるのでレパートリー数も多く毎日食べても飽きがこないのが魅力です。
豆腐には「大豆イソフラボン」という成分が含まれていてこの成分は「エストロゲン」という女性ホルモンに似た作用を起こします。女性ホルモンは女性らしい体をつくるために必要なホルモンですが不規則な生活やストレス、年齢を重ねることによって減少します。
イソフラボンはこのエストロゲンの分泌を促す作用や減少したエストロゲンを補う効果があります。そのため女性らしいふくよかな体つきやバストアップ、肌を守るといった効果が期待できます。
豆腐に含まれる「ビタミンE」「ビタミンB」「ナイアシン」という成分は美肌をつくる作用があります。ビタミンEは血液の循環をよくし、脂質の酸化を抑制することで動脈硬化の予防効果が、ビタミンBは糖質をエネルギーに変える作用の手助けや皮膚や粘膜を保護する作用が、ナイアシンは皮膚や胃腸の健全化の効果があります。
またさきほどのイソフラボンは肌の潤いを保つコラーゲンの分解を防ぐ作用もあるため美肌づくりに効果的です。
「なぜ豆腐で痩せるの?」の項でも記述したように豆腐は脂質代謝を促進させ腸内環境を整える効果があり内側から痩せる体質をつくります。豆腐を食べることで健康的でキレイに痩せられるので女性に嬉しいメリットがたくさんあるといえます。
カロリーも低く値段も安い豆腐は体の内側からキレイになれる夢のようなダイエット方法ですね。しかしいくら体に良いからと言って過剰に摂取すれば逆に害になることもあります。豆腐を食べすぎることによって起こりうるデメリットについて見ていきましょう。
豆腐を固めるときに使う凝固剤はにがりといい海水から塩を取り除いて残ったものです。にがりの主成分は塩化マグネシウムという成分でこれは消化管の水分を吸収されにくくするため下剤の作用があります。お腹がゆるい人だと少し食べただけで下してしまう可能性があるので摂取量には気をつけなければなりません。
豆腐には体を冷やすカリウムが比較的多く含まれているため体を冷やす作用があります。
冷やす作用を緩和させるためには同じ大豆でも発酵食品の味噌や醤油と一緒に食べたり、豆腐を温めて食べることで冷えが和らぎます。どうしても冷や奴で食べたい人には体を温める効果のあるネギやショウガなどの薬味をのせて食べるのも効果的です。
肉を食べるとおならが臭くなるのと同じように、豆腐を食べすぎると同様の現象が起きます。
おならが臭くなる原理は腸内でたんぱく質を分解するときに発生するアンモニアがクサイと感じるガスを発生させるからです。豆腐は肉と同様に豊富なたんぱく質を含むため食べすぎるとおならが臭くなるのです。
生理は「プロゲステロン」と「エストロゲン」という2つの女性ホルモンが作用しおよそ28日周期で起こります。豆腐を過剰に摂取するとエストロゲンに似た作用を起こす「イソフラボン」を大量に摂りすぎてしまい、体の中のエストロゲンが低下し月経不順になります。
豆腐ダイエットのメリットで良い成分とされたイソフラボンですが、大量に摂取すると逆に体に悪い作用があると聞き怖くなった人もいるかと思います。しかし安心してください。
食品から摂るイソフラボンの1日の上限摂取量は70mg~75mg、サプリメントで上乗せして30mgが限度とされています。豆腐100gあたりのイソフラボンはおよそ20.3mgなので豆腐一丁(およそ350g)だと71.05mgです。普通に食べていればほかの大豆食品と合わせても規定量を大幅に超えないので過剰に心配する必要はありません。
しかし1日の食事は豆腐だけを食べるわけではありません。他の食品と合わせて食べることも考えて栄養素やカロリー面から1日の豆腐の摂取量は木綿豆腐で1/3丁、絹ごし豆腐で1/2丁を食べることを目安にしてみてください。
どんなダイエットにも痩せる理由や仕組みがありますが、良い面だけを鵜呑みにするのではなく悪い面を知ることも重要です。特に食べ物によるダイエットでは度を越えて食べすぎることで逆に体に悪い影響をもたらすことも。既定量を守って計画的に摂取することが大切です。
しかし豆腐が持つ特徴はそれだけにとどまりません!この記事では豆腐を使ったダイエットについて嬉しい効果や正しいやり方についてご紹介していきます。
目次
豆腐でダイエットできるって本当?
ダイエットで大切なことは糖質を減らしながら筋肉量を増やし代謝を上げることです。筋肉量を増やすにはたんぱく質を摂ることが不可欠になります。
豆腐は「畑のお肉」といわれるように肉や魚と並ぶたんぱく質を多く含む食品であり、そのうえ低カロリーなのでダイエットのときも食事に取り入れやすいのが魅力です。ほかにもさまざまな栄養素が摂れる豆腐はヘルシーで美味しい優れたダイエット食品といえます!
なぜ豆腐で痩せるの?そのワケとは
人が生きていく上で必要とする三大栄養素には「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」があります。五大栄養素になるとこれに「ミネラル」と「ビタミン」が加わります。
私たちは毎日の食事からこのエネルギーを摂取しますが、豆腐にはたんぱく質の他にもダイエットに嬉しい成分が多く含まれているのです。
豆腐はカロリーが低い
豆腐のカロリーは豆腐の種類にもよりますが、絹ごし豆腐が100gあたりおよそ56kcal、木綿豆腐がおよそ72kcalと低カロリーです。
また豆腐はそのまま食べることもできて、味にクセがないのでさまざまな料理と相性が良いです。普段の料理に取り入れやすいためほかの食品と一緒に食べてもカロリーオーバーになりにくいのです。
満腹感を得やすい
腹持ちがよい食品は「たんぱく質が豊富に含まれるもの」「低糖質なもの」「食物繊維が豊富に含まれるもの」などの特徴があります。腹持ちがよいというのはお腹が空きにくい、消化がされにくいという状態です。たんぱく質は消化に時間がかかるため長く胃の中に滞在するのでこの状態になりやすいのです。
また糖質が多く含まれるものを食べると血糖値が急激に上がるためそれを抑えようと脳がインスリンという血糖値を下げる成分を出します。
血糖値が急激に下がることによって体は新たなエネルギーを蓄えようとし、食べたばかりでお腹が空いていなくても脳が誤解をし疑似的に空腹感を感じてしまいます。低糖質な食品は血糖値が上がりにくいのでこの現象を起こしにくくなるのです。
そして豆腐は大豆からつくられた植物性のたんぱく質のため食物繊維も豊富に含んでいます。豆腐を食べるとなんとなくお腹がいっぱいになる理由はこのような科学的な根拠があるのです。
体の脂質代謝を促す
食品の成分には生きていく上で必要な栄養素以外にも健康を維持するために役立つ機能性成分というものがあります。豆腐の「レシチン」といわれる成分は脂質代謝を促す作用があります。
大豆に含まれるレシチンは不飽和脂肪酸で構成されているため、肥満の原因にもなる中性脂肪やコレステロールを排出する機能があるのです。
脂質は体を動かすエネルギーとして必要な栄養素のため、レシチンの効果で良い脂質が体に残り脂質代謝を促進しダイエット効果につながります。
腸内環境が良くなる
豆腐の機能性成分には「オリゴ糖」と言われる成分もあります。オリゴ糖は腸内の悪玉菌の増殖を抑えるビフィズス菌という善玉菌のエサになるもので、善玉菌が増えると便秘や軟便の解消に繋がり腸内環境を整える作用があります。
腸内が栄養素をうまく取り込めるようになるので代謝の促進にもつながります。また腸内環境が改善されることによって肌荒れの改善も期待できるので女性には嬉しい効果ばかりですね。
栄養の吸収と排出のリズムが整うことによって痩せやすい体質づくりができるのです。
豆腐ダイエットのやり方とは
豆腐のダイエットへの期待が高まってきましたが「よしじゃあこれからは三食豆腐を食べよう!」と思っていませんか?
いくら低カロリーで体に良いからといって豆腐ですべての栄養素をまかなうことはできません。足りない栄養素はほかの食品で補い健康的に痩せることが正しいダイエットには重要です。
主食を豆腐に置き換える
置き換えダイエットで一番手軽に始められることはご飯を豆腐に換えることです。「ご飯」=「炭水化物」を豆腐に置き換えてほかのおかずはそのまま食べることで簡単に置き換えダイエットができます。
ご飯は100gあたりおよそ168kcalと豆腐の約2倍から3倍のカロリーがあります。糖質が高いためこれを豆腐に置き換えることで糖質制限をしながらダイエットができるのです。
置き換えると効果的なのが夜ご飯
日中は体の活動時間が長くカロリー消費も大きいため普段どおりのメニューで大丈夫です。逆に夜は日中に消費したエネルギーを補うだけなので炭水化物や脂質の高いものを抑えた食事が望ましく、高たんぱく質で低カロリーな豆腐を主食にすることで健康的なダイエットになります。
置き換えるのは毎食ではなく一食のみ
炭水化物は三大栄養素の一つなので完全に抜いてしまうとカロリー不足になり代謝が落ちてしまいます。カロリー不足になると体が飢餓状態になり、足りないエネルギーを蓄えようとして脂質を蓄積させてしまい結果的に痩せにくい体になってしまいます。
また豆腐がいくら多くの栄養素を含む食品だからといって豆腐だけですべての栄養を摂ることはできないのでほかの食品と合わせてバランス良く食事をすることが大切です。
いつもの食事の主食を一食豆腐に置き換えることでカロリーを抑え、ストレスも少なく健康的なダイエットを実現させましょう!
どんな豆腐がダイエットにおすすめ?
豆腐と一口にいっても豆腐コーナーにはさまざまな名前の豆腐が陳列されています。しかし実際に豆腐の違いを知らない方は多いのではないでしょうか?
豆腐は同じ成分からできたものでも製法の違いによって種類や栄養素が異なり、それぞれに向いている調理法があります。まずは普段スーパーなどでよく目にする身近な豆腐をピックアップしてそれぞれの豆腐の特徴や適した調理法を見ていきましょう。
木綿豆腐
豆乳に凝固剤(にがり)を加え一度固めたものを崩して水分を抜きまた固めるので、余分な水分や油が抜けしっかりとした歯ごたえがありたんぱく質やカルシウムが豊富なのが特徴です。
木綿豆腐は焼く、炒める、煮る、揚げるなどいろいろな調理法に適しています。
定番レシピでは麻婆豆腐、ゴーヤチャンプル、豆腐ステーキなどほかの食材と合わせるレシピでも相性が良いです。型崩れしにくくて、水分が少ないためほかの食材の代わりとして豆腐を使うアレンジレシピをするのにも向いているのが木綿豆腐です。
絹ごし豆腐
木綿豆腐よりも強い凝固剤を使い固めます。一度崩し圧縮する木綿豆腐と比べたんぱく質やカルシウムはやや低くなりますが、脂質が低くなめらかでカロリーが低いのが特徴です。
絹ごし豆腐はきめ細かくつるんとした食感が心地よいのでそのまま食べるのに向いています。
さっぱりとして清涼感のある絹ごし豆腐なら夏の暑さで食欲がない日にも食べられて栄養も摂れるので食欲がない日の献立にもおすすめです。
冷や奴や、豆腐サラダなどを和風や中華、洋風にアレンジすると毎日の食事でも飽きずに食べることができますよ。
焼き豆腐
焼き豆腐は木綿豆腐を水切りして焼いた加工食品です。水切りしているため調味料に絡みやすく味が染み込みやすいのが特徴です。
通常の木綿豆腐や絹ごし豆腐と比べカロリーは100gあたり88kcalとやや高くなりますが、たんぱく質やカルシウムが多く特にカルシウムにおいては絹ごし豆腐の約3倍になるので効率よく栄養が摂れる食品になります。
焼き豆腐は木綿豆腐を水切りしているのでさらに味が絡みやすいため、おでんなどの煮込み料理や味が濃いスキヤキとの相性が良いです。味がしっかりと染み込みボリューム感もあるため食事の満足感を高める豆腐になります。
凍り豆腐
「高野豆腐」や「しみ豆腐」ともいわれ、豆腐を凍らせて乾燥させた豆腐です。冬の保存食として作られたので栄養価が高く水に戻してから煮込み料理などで使うため消化が良いのが特徴です。
カロリーは水で戻したときの100g相当でおよそ107kcalと絹ごし豆腐の2倍に近い数値ですがほかのたんぱく質やカルシウムの割合も絹ごし豆腐のおよそ2倍にあたる数値なので、少量で効率よく栄養を摂ることができます。
凍り豆腐は水分を含むことで元の状態に戻るのでお吸い物や煮物などでよく使われます。また水分をよく吸収する性質を使い下味をしっかりとつけ、油で揚げると鶏肉のような歯ごたえになるのでヘルシーな唐揚げができます。
凍り豆腐は、水に戻すだけでほかの豆腐では味わえないふにゃっとした独特な食感が楽しめる豆腐です。加工食品のためほかの豆腐よりも賞味期限も長く少しずつ無駄なく使えるので家の保存食として置いておくのに便利ですね。
ダイエットに向いている豆腐とは?
ここで挙げられた豆腐は多少の違いはありますがどれも栄養素に大きな偏りはないといえます。どの豆腐がダイエットに向いているか強いて挙げるのであればさまざまな料理法に適した木綿豆腐がレパートリーが多いという面で長期的なダイエットに向いています。
ダイエットが失敗しやすい原因は「飽き」です。同じものを食べ続けるためには工夫とアレンジが必要なのでいかにいろいろな食べ方をするかが重要です。
一つの種類にこだわるのであれば多様性の高い木綿豆腐がおすすめですが、それだけに固執しないで調理法に合わせて豆腐を変えていくことで効率良く栄養が摂れて楽しく美味しくダイエットができますよ。
豆腐ダイエットのメリットとデメリットとは?
豆腐の効果や種類を知ることで豆腐ダイエットへの期待が高まってきましたね。
しかし「良いことばかりで悪いことは何もないの?」と思う人もいるかと思います。実はこれだけ体に良い豆腐にもいくつかの落とし穴があります。
しかし知識として知っていれば何も恐くはありません。豆腐ダイエットを成功させるためにも良い面、悪い面の両方をしっかりと覚えておきましょう。
豆腐ダイエットのメリット
上記では豆腐が体にもたらす効果やダイエットに適している理由について記述してきました。しかし豆腐にはまだ女性に嬉しい作用があります。
ここではその解説や豆腐ダイエットをするうえでの利点、さらなるメリットについて深堀りしていきます。
1.安価で手に入れやすい
ダイエットで大切なことは無理なく継続することです。そこで悩みの一つとして挙がることがお金の心配。長期的なダイエットになればそれだけ金銭的に負担がかかり、限界がきてしまえばダイエットを断念せざるを得ない事態になってしまいます。
しかし豆腐はスーパーやコンビニなどどこにでも売っていて、種類にもよりますが安いもので1丁70円前後から購入できます。お財布にも優しく手軽に手に入るので長期間のダイエットでも安心ですね。
さまざまな料理に使えるのでレパートリー数も多く毎日食べても飽きがこないのが魅力です。
2.女性らしい体づくりができる
豆腐には「大豆イソフラボン」という成分が含まれていてこの成分は「エストロゲン」という女性ホルモンに似た作用を起こします。女性ホルモンは女性らしい体をつくるために必要なホルモンですが不規則な生活やストレス、年齢を重ねることによって減少します。
イソフラボンはこのエストロゲンの分泌を促す作用や減少したエストロゲンを補う効果があります。そのため女性らしいふくよかな体つきやバストアップ、肌を守るといった効果が期待できます。
3.美肌効果がある
豆腐に含まれる「ビタミンE」「ビタミンB」「ナイアシン」という成分は美肌をつくる作用があります。ビタミンEは血液の循環をよくし、脂質の酸化を抑制することで動脈硬化の予防効果が、ビタミンBは糖質をエネルギーに変える作用の手助けや皮膚や粘膜を保護する作用が、ナイアシンは皮膚や胃腸の健全化の効果があります。
またさきほどのイソフラボンは肌の潤いを保つコラーゲンの分解を防ぐ作用もあるため美肌づくりに効果的です。
「なぜ豆腐で痩せるの?」の項でも記述したように豆腐は脂質代謝を促進させ腸内環境を整える効果があり内側から痩せる体質をつくります。豆腐を食べることで健康的でキレイに痩せられるので女性に嬉しいメリットがたくさんあるといえます。
豆腐ダイエットのデメリット
カロリーも低く値段も安い豆腐は体の内側からキレイになれる夢のようなダイエット方法ですね。しかしいくら体に良いからと言って過剰に摂取すれば逆に害になることもあります。豆腐を食べすぎることによって起こりうるデメリットについて見ていきましょう。
1.下痢
豆腐を固めるときに使う凝固剤はにがりといい海水から塩を取り除いて残ったものです。にがりの主成分は塩化マグネシウムという成分でこれは消化管の水分を吸収されにくくするため下剤の作用があります。お腹がゆるい人だと少し食べただけで下してしまう可能性があるので摂取量には気をつけなければなりません。
2.体を冷やす
豆腐には体を冷やすカリウムが比較的多く含まれているため体を冷やす作用があります。
冷やす作用を緩和させるためには同じ大豆でも発酵食品の味噌や醤油と一緒に食べたり、豆腐を温めて食べることで冷えが和らぎます。どうしても冷や奴で食べたい人には体を温める効果のあるネギやショウガなどの薬味をのせて食べるのも効果的です。
3.おなら
肉を食べるとおならが臭くなるのと同じように、豆腐を食べすぎると同様の現象が起きます。
おならが臭くなる原理は腸内でたんぱく質を分解するときに発生するアンモニアがクサイと感じるガスを発生させるからです。豆腐は肉と同様に豊富なたんぱく質を含むため食べすぎるとおならが臭くなるのです。
4.生理が遅れる
生理は「プロゲステロン」と「エストロゲン」という2つの女性ホルモンが作用しおよそ28日周期で起こります。豆腐を過剰に摂取するとエストロゲンに似た作用を起こす「イソフラボン」を大量に摂りすぎてしまい、体の中のエストロゲンが低下し月経不順になります。
豆腐ダイエットのメリットで良い成分とされたイソフラボンですが、大量に摂取すると逆に体に悪い作用があると聞き怖くなった人もいるかと思います。しかし安心してください。
食品から摂るイソフラボンの1日の上限摂取量は70mg~75mg、サプリメントで上乗せして30mgが限度とされています。豆腐100gあたりのイソフラボンはおよそ20.3mgなので豆腐一丁(およそ350g)だと71.05mgです。普通に食べていればほかの大豆食品と合わせても規定量を大幅に超えないので過剰に心配する必要はありません。
しかし1日の食事は豆腐だけを食べるわけではありません。他の食品と合わせて食べることも考えて栄養素やカロリー面から1日の豆腐の摂取量は木綿豆腐で1/3丁、絹ごし豆腐で1/2丁を食べることを目安にしてみてください。
どんなダイエットにも痩せる理由や仕組みがありますが、良い面だけを鵜呑みにするのではなく悪い面を知ることも重要です。特に食べ物によるダイエットでは度を越えて食べすぎることで逆に体に悪い影響をもたらすことも。既定量を守って計画的に摂取することが大切です。
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この記事を書いたライター
まい
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