彼氏と価値観が合わない。カップルが交際を長続きさせるための対処法とは?

彼氏との価値観が異なり、悩んでいるという方も多いのではないでしょうか?

悩んでしまう理由は金銭感覚や仕事に対する考え方、異性との交流などさまざま。

そこで今回は、カップルが交際を長続きさせるために"彼氏と価値観が違うという試練"を乗り越える方法についてご紹介したいと思います。



目次

2人の価値観が「違う」ということ


価値観が大きく違う人と付き合った場合、それはあなたが新しい自分になるチャンスを手にしたということです。

例えば、お金持ちの彼との金銭感覚の違いで言うと、あなたはこれまでの節約女子を卒業してまあまあの富裕層に生まれ変わるチャンスを手にしているということです。

そもそも付き合う前に、あなたは彼と金銭感覚が大きく違うということを認識したはずです。

そのとき、新しい自分に生まれ変われるかもしれないと内心喜んだはずなのです。



価値観が大きく違う人との交際において、これはすごく重要なポイントです。

大きく違う価値観を前に、ある人はそのズレを直したいとか、できるだけ近い価値観へと矯正したいと言います。

でも、そうしたら彼氏なんていらないでしょ?という話になりますよね。

なぜなら、誰かと真剣に付き合うというのは、好む・好まざるにかかわらず、自分という存在が新しく生まれ変わるということに他ならないからです。

新しさが、とても新しいのか少しだけ新しいのか、という違いがあるだけで、誰かと交際するというのは生まれ変わることでしかないのです。

冒頭に書いたような大きな違いを味わうと、あなたは大きく生まれ変わることができます。

反対に、私はピーマンが苦手で彼は牛肉が苦手というような、些末な違いしかない場合はあなたは小さくしか生まれ変われないということです。

価値観とは?


彼氏と価値観が違いすぎると、すぐにその違いを矯正して価値観を合わせましょうと言う人が出てきますが、そもそも価値観とはどのようなことなのでしょうか?

価値観とは、その人そのものです。と言うと、そんな悠長なことは言ってられないと感じる人がいますね。

例えば、彼が家事を全くしない人なら、それを矯正しないとワンオペでは絶対無理と、切羽詰まっているとか。

確かに現実に目を向けると、そのようなことでトラブルになる可能性は否めません。しかし、そもそも価値観とは、その人そのものなのです。



家事をしない彼氏は、その家事をしないという行為自体が彼そのものなのです。

だから、価値観を変えるとか価値観を合わせるというのは無しなのです。

そのままの彼を、あなたは好きになって今こうして付き合っているわけですよね?

であれば、価値観の相違とは受け入れるべきもの=愛すべきものであって、変えてみせようというものでは決してないのです。

彼を変えたい人は怖いと思っている人


上記で述べたような正論がわかっていても、それでも彼との価値観の違いをどうにかしたいと思っている人というのは、変化する自分に怖さを感じている人です。

あるいは、人はずっと今のままで変化などしない生き物だと信じている人です。しかし、人は絶えず変化しています。



例えば、去年のあなたと今日のあなたは別人です。

自分自身は気がついていないかもしれませんが、あなたの考え方や価値観も実は変化しています。

その証拠に去年付き合っていた元カレのことを、あなたは今全く好きではないですよね?今は今カレのことが好きですよね?

ほら、価値観って変わっているでしょ?人は普通に生活しているだけでどんどん変化しています。それで普通です。

しかし、その変化をすっと受け入れることのできる人と、そうではない人とに分かれます。

変化することを怖いと思う人は変化を受け入れません。その当然の帰結として、彼氏の価値観を変えたいと思います。

というわけで、以下に、価値観の違いをどうにかしたいと思ったときに、知っておきたい心得をいくつかご紹介します。

知っておきたい心得



価値観は明日変わるかもしれないという事実を知る


あなたが変えたいと思っている彼の価値観は、明日には変わっているかもしれないということです。

先に書いたとおり、人は絶えず変化している生きものだからです。

このことから今、彼と価値観が違っていても、やがて合うかもしれないからまあ気長にやっていこう、と大きな気持ちで暮らすことが大切だということです。



判断を保留にするクセをつける


彼のこの価値観が嫌だと思う人は、判断すなわち嫌と思うことを、保留にするクセをつけてください。

彼に対してのみならず、そういう人は自分と合わない人を見たら例外なく嫌だと思いますが、好きでも嫌でも別にどうでもいいんです。

彼はそういう人なのです。あなたが嫌だと思っているあの人はそういう人なのです。

目の前にある事実を感情抜きで、そういうものなのだと見る訓練をする――これは、ことの他大切です。

たとえば、あなたにお子さんができたとき「子どもをこうしたいのに、この子は言うことを聞かない」と思って、キーっとなるお母さんというのは、たいてい判断を保留にすることができない人です。

別の言い方をするなら、この子はそういう子なのだ=そういうものなのだと、冷静に見ることのできない人です。

今のうちから訓練することをおすすめします。

他人を好き嫌いで即座に判断するクセが抜けないと、この世は生き地獄です。

あらゆる他人はあなたの意思とは関係なく好き勝手にするからです。

「楽しくなってきた!」と考えてみる


前半部分とかぶりますが、彼と価値観が違うことが発覚したら、わたしの人生楽しくなってきた!と、思っておくといいです。



なぜなら、先に書いたようにそれは新しい自分になるチャンスだからです。

それが、例えば彼が家事は女性がするものだ、という価値観を持っているとしても、楽しくなってきた!と思うといいです。

なぜなら、「あなた、家事をしないんでしょ?じゃあわたしがやるから、その代わりあなたはしっかり稼いできてね」と言えるからです。

そしたら、あなたは今の仕事を辞めて、もっと自由に好きなことを仕事にできる可能性の前に立てますよね?

どうしても今の仕事じゃなきゃ嫌だ、ということであれば現実問題としてどうにもならないですが、でも多少なりとも他の仕事も楽しいかもという気持ちがあるのなら、チャンスです。

価値観の違いは乗り越えるものではなく愛するもの


価値観の違いは乗り越えるものじゃないんですね。愛するものなのです。

あなたの価値観にも彼の価値観にも弱さが含まれています。というか、人が持つ弱さがその人の価値観を形成しています。



例えば家事は女性がするものという、価値観を持っている男性は「仕事を頑張っていた俺の親父すごい」「親父のようになりたい」と思っている人です。

その父親は、実は弱さを持っています。その時代は「男は外で働くもの。家族を養えるだけの稼ぎがない男は半人前」と言われ続けていたのです。

その無理を背負い続けた父親の悲哀込みのもの、それが彼の価値観なのです。

彼の強さではなく弱さに思いを至らせたとき、価値観の違いは愛すべき差異へと昇華するのです。

(ひとみしょう/作家・キルケゴール協会会員)
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この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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