衝撃!既婚女性がマッチングアプリを使った理由【LINE事件簿 #30】

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LINE事件簿
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恋愛・職場・家族間トラブルまで、日常で起きる事件の発端になりうる“LINE”。そんなLINE事件簿のエピソードを、LINE探偵が紹介します。
どうも、LINE探偵です。

僕の元には日々「LINE事件簿」が寄せられています。

LINEはいつだって事件の発端になりうるもの。大喧嘩につながるハプニングから、つい笑ってしまうプチアクシデントまで……。あなたも身に覚えがあるのではないでしょうか?

そんなLINE事件簿の中から、特に印象的だった事件「彼女の正体」をみなさんにご紹介します。

「彼女の正体」5話



会社員の優太さん(仮名・26歳)がマッチングアプリで出会ったのは、明美さん(仮名・33歳)。

写真よりもずっと美しい明美さんに、優太さんは惹かれていきます。

2回目の平日夜デートをドタキャンされた後、深夜に優太さんが明美さんにLINE通話をかけると、電話の向こうから赤ちゃんの泣き声が聞こえてきました。

それを明美さんに聞くと「隣の家の赤ちゃんの泣き声」とのこと。

土日に会えない。電話すると赤ちゃんの声が聞こえる……。

明美さんの正体、みなさんはもうお気付きですよね?

それでも優太さんは「明美さんを信じたい」という一心で、その週の土曜日に明美さんが住んでいる街に向かいます。


太陽の光が燦々と輝く昼下がり。街で一番大きなスーパーの入り口に、明美さんはいました。

……ベビーカーに乗った子どもと、旦那さんを連れて。

呆然と立ち尽くす優太さんに、明美さんはすぐに気付きました。

そして少し目が合ってから、申し訳なさそうに顔を背け、スーパーの中に入って行ったのでした。

衝撃!既婚女性がマッチングアプリを使った理由【LINE事件簿 #30】の1枚目の画像


優太さんがLINEをすると、意外にもすぐ返事が来ました。

そしてこのLINEに続いて、答え合わせのように明美さんから真実が告げられます。


本当はヨガのインストラクターなんかじゃない、1人の子どもを育てる専業主婦だということ。

平日は義母がよく遊びに来て、子どもの面倒を見てくれるため、自由な時間が取りやすいということ。

だけどその義母から育児のプレッシャーをかけられることが多く、多忙な夫も土日しか一緒に育児をしてくれないため、日々ストレスを感じていたこと。

そのストレスから解消されたくて、独身だと偽ってマッチングアプリを始めてしまったこと。

そして……。


最後に明美さんから送られてきたLINEには、こう書かれていました。

「短い間だったけど、優太くんと出会えて幸せだった。これは本当だよ」


もしこの時に優太さんがLINEを返していたら、2人の関係は続いていたかもしれません。

だけど優太さんはそれをしませんでした。スマホ画面を涙で濡らしながら、決死の思いで、LINEの「ブロックする」ボタンをタップしました。

「これでよかったんだと思う」

……泣き腫らした目で、だけど清々しい表情で、優太さんは僕にそう語ってくれました。


大変な経験をした優太さんでしたが、マッチングアプリはまだ続けているようです。

いつか心の底から信頼し合えるお相手が見つかりますように、祈っております。

次回のLINE事件簿もお楽しみに。

(LINE探偵)

※LINE事件ご提供者本人の許可を得て掲載しています
※個人が特定されないよう、名前や内容は一部変えています

この記事を書いたライター

LINE探偵
30代既婚者。これまでに100人以上のLINEに関する相談を受けたことがある。その内容は、恋愛/家族/セクハラ/浮気などさまざま。 今日も次々と僕の元へ寄せられるLINEのトーク履歴をみんなでチェックして行こう!

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