これって呪い?初めて耳にするありえない噂【LINE怖い話 #5/解散して 5】

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知らない人からLINEが来る。そんなゾッとする経験をしたことはありませんか?この連載では、LINEにまつわる怖い話をお届けします。
知らない人からLINEが来る。そんな経験をしたことはありませんか?

多くの人は、詐欺やいたずらだと思って無視してしまうでしょう。でも、中には違和感を覚えるものもあるようです。

LINEの向こう側にいるのは、人間なのでしょうか。それとも……。

「LINE怖い話」では、LINEにまつわる怖い話をお届けします。

「解散して」その5


芹那さんの所属する演劇サークルのグループLINEに、「解散した方がいい」と言って突然現れた謎のアカウント「(O_O)」。

周りでは奇妙なことが起こり始め、グループLINEを新しく作り直しましたが、そこにも(O_O)は現れました。

芹那さんは、同期で演劇サークルを辞めていった瑠美さんが何か知っていないかと思い、連絡を取ってみることにしました。

芹那さんがひと通り説明を終えると、瑠美さんから返事がありました。



瑠美さんはまだ、遠藤さんにされたことを根に持っているようでした。サークル活動中、遠藤さんは瑠美さんに対していつも当たりが強かったと言います。

サークル活動以外の時間も「これってどう思いますか?」と言ってSNSで瑠美さんとのLINEのやりとりを公開して賛同を得ようとしたり、「また何か言ってる。幼稚すぎて話にならない」と瑠美さんのSNSを晒したりしていました。

ですが、遠藤さんの方が先輩で立場も上ということもあり、サークルのメンバーには遠藤さんの肩を持つ人が多かったそうです。

瑠美さんは「(O_O)」のことはそれ以上知らないようですが、最後に「解散した方がいい。誰か死ぬかもしれない」と言いました。

芹那さんは瑠美さんから聞いた噂のことを、リーダーの圭さんに報告しました。

その夜、芹那さんに蕁麻疹と熱が出ました。蕁麻疹が出るのは、芹那さんにとっては初めてのことでした。

「普段なら、まあそういうこともあるだろうと思ったんでしょうけど、呪いという言葉を聞いてしまったので怖くて。ストレスなのか、これが呪いの1つなのか、それともこの先もっと怖いことが起こるのか……」

芹那さんは翌日、大学を休むことにしました。この後、芹那さんをはじめ演劇サークルはどうなってしまうのでしょうか。

次回の配信もお楽しみに。

(園田亜真理)

※この物語はフィクションです。実在する人物・団体とは一切関係がありません

この記事を書いたライター

園田亜真理
1993年10月5日、東京都生まれ。元インテリアショップ店員。駆け出しフリーWEBライター・エディター。フリーモデル。この先の時代に、結婚せずに女1人で生きていく方法を模索中。オカルト、ホラー、廃墟が好き。

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