ペンシルだけだと垢抜けない!? 眉が左右対称にならない人がやっているNGメイク

眉メイクの中でダントツに多いお悩み、それは「左右の眉が対称にならない」というバランスについてのお悩み。

今回は、メイクアップアーティストの小笠原彩さんに非対称眉になってしまうNG眉メイクと改善テクニックを教えていただきました。


目次

眉はとくに左右非対称になりやすい


ペンシルだけだと垢抜けない!? 眉が左右対称にならない人がやっているNGメイクの1枚目の画像

出典: Volodymyr TVERDOKHLIB / shutterstock

実は筆者の眉も左右の高さが大きく違っており、昔から悩まされていました。自分で描いても、プロのメイクさんに描いてもらっても、完全な対称になったことはありません。

お仕事をしていても、左右の眉が対称にならない、というお悩みを持っている方はとても多いです。一般的に視覚的に美しいと捉えられやすいのは、”左右対称の顔”と言われていますが、左右対象の顔を持つ方はそう多くありません。

仕事上たくさんの方にメイクをしてきましたが、やはりどこか微妙なズレがあることが多く、とくに眉に関しては左右の眉のズレが目立ちやすい傾向にあります。

そんな眉ですが、知らず知らずのうちに、左右の違いを強調してしまう描き方をしてしまっている場合も。


NG1:自分の眉の形に合わせて描いてしまう


こちらはとても多い例かと思います。もちろん、左右の眉のバランスが完全に一致している方は、ご自身の眉に合わせて描いてしまってもNGにはなりませんが、冒頭でもご紹介したように、左右の眉が完全に一致している方はそう多くありません。

大抵の方は筋肉のつき方や眉の生え方が左右完全に一致しているわけではないので、ご自身の眉の形に合わせて描いてしまうと左右非対称に仕上がってしまうのです。


NG2:アイブロウペンシルだけで仕上げている


ペンシルだけだと垢抜けない!? 眉が左右対称にならない人がやっているNGメイクの2枚目の画像

出典: FastSlow / PIXTA(ピクスタ)

道具の使い方も要注意。使い方によって、左右非対称の眉を目立ちやすくしてしまいます。

眉をアイブロウペンシルだけで仕上げようとすると、ライン状の眉になってしまったり、眉の細かいラインが目立ってしまったりするので、左右の非対称を強調してしまうことがあります。

ぼかしやごまかしが効きづらいアイブロウペンシルだけで仕上げるのは注意が必要です。


左右非対称眉の簡単な改善テクニックとは?


ペンシルだけだと垢抜けない!? 眉が左右対称にならない人がやっているNGメイクの3枚目の画像

出典: Ushico / PIXTA(ピクスタ)

左右対称に仕上げるためには、まずどちらの眉に高さを合わせるか決めましょう。

眉が低い方、高い方とどちらに合わせるかは仕上がりの希望にもよりますが、高い方に合わせる方が合わせやすくなります。低い方に合わせるためには眉の上部を削らなければいけなく、失敗をしやすい、というのが難点。

また、あまり削りすぎると眉が薄くなってしまう可能性もあるので注意が必要です。ただ、筆者もそうですが、とくに面長さんは、眉は低めに描いてあげないと顔の長さが強調されてしまうことがあります。

他にも高い方ではなく低い方に合わせたい、という方もいらっしゃると思うので、そんな方は以下の点を意識すると左右対称に見えやすくなりますよ。


(1)眉頭の高さを合わせる


左右対称に眉を描くのが難しい場合は、眉頭は最低限合わせてあげると、眉の非対称が分かりづらくなります。

お顔の中心でもある眉頭、眉頭がずれていることで、左右非対称という認識を生んでしまうため、他の部分より、まず眉頭の高さを優先的に合わせていきましょう。


(2)眉尻の高さを合わせる


次に意識したいのは眉尻。眉山は筋肉のつき方や、目を開けたとき、閉じたときの動きで高さが変わってしまうので、どうしても左右対象に合わせるのは難しい箇所になります。

ただ、眉尻に関しては、眉カットなどを上手く取り入れていくことで、左右対象に合わせやすくなります。最初と最後の高さを合わせることで、非対称を大幅にカバーすることができます。


(3)眉マスカラ、アイブロウパウダーを使う


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出典: FastSlow / PIXTA(ピクスタ)

最低限、眉頭と眉尻の高さを合わせておけば、左右の非対称はわかりづらくなりますが、さらに眉マスカラやアイブロウパウダーを使うと、地毛の印象がぼやけて見えるので、左右非対称が目立ちづらくなります。

とくに眉山や眉頭などは、眉マスカラで地毛の印象を軽くしてあげると、視覚的に非対称が分かりづらくなるのでおすすめです。



無理に完璧な対称を狙おうとすると、どちらかの眉がなくなってしまう、地毛の太さが合わなくなってしまう、などの別のお悩みにもつながってしまいます。紹介したテクニックを使い、少しでも高さを合わせるようなイメージで描いていきましょう。



【画像】Volodymyr TVERDOKHLIB / shutterstock、Ushico、FastSlow / PIXTA(ピクスタ)

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