ボディタッチをしてくる男性心理は好意ありor下心ありどっち?女性としての立ち振る舞いも♡

男性は女性にボディタッチされるとすごく喜びます。「彼女は俺に気があるんだ!」と思っちゃうのです。だから、「好きでもないのに、なんの気なしに触る」のは避けたほうが無難。あとがめんどくさいから。

さて、では自然とボディタッチしてくる男性は、心ではなにを考えているのでしょうか。今回はそのことについて一緒に見ていきたいと思います。


目次

ボディタッチするということ=好き


女性にさらっとタッチしてくる男性心理は「君のことが好き」です。シンプルでしょ?

「彼はときどきわたしに触ってくるんだけど、それって脈あり?脈なし?」という質問は、だから「ありえない」のです。ボディタッチされたら、その男性はあなたのことが好きなのです。どれくらい好きなのかといえば「もう触らずにはいられないほど好き」なのです。だからボディ「タッチ」なわけです。

と書くと、「いやらしく触ってこないで、好きなら好きと言えばいいのに」と言いたくなる女性もいると思います。
たしかにそのとおりですよね。好きなら好きと言えばいい。

でも言えないのです。言えない理由はいくつかありますが、ひとつには、いきなり好きと言ってドン引きされたり泣かれたりしたらイヤだな、と彼が思っているから言わないのです。

完全な大人なら、好きなら好きと言いますが、まだ自分の生き様が定まらない年頃の女性って、好きと言われて泣くこともあれば、SNSをブロックすることもありますよね?彼はそのような痛い経験をしてきたのです。だから言わないのです。言えないのです。

女性の出方をはかっている


そのようなわけで、男性は女性にボディタッチして「嫌がられないかどうか」をはかります。つまり「両思いかどうか」をはかります。

――おれは彼女のことが「触らないではいられないほど」好きだけど、彼女はおれのことが好きなのかな?どうだろう?試しに彼女の腕を触ってみて、嫌がられなければ脈ありだと判断して次の一手を打とう。


これが彼の本音です。で、ここでもまた「好きなら好きでハッキリ好きと言えばいいじゃない」という女性の反論が予想されますが、そうですね……この「女性の出方をはかるためのボディタッチ」というのは、いきなり好きと言ってSNSをブロックされるのと同じくらいとてもリスキーなのです。

なぜなら、男性が女性の身体を触ったらセクハラになるから。つまり彼はセクハラと言われるのを覚悟のうえで、好きな女性にボディタッチするのです。なぜなら、触らないといられないほど彼女のことが好きだから。その点、女性が気になる男性の気を引こうとしてボディタッチしても、セクハラと言われる可能性は男性より低いですね。

だから、ボディタッチという手法を使って告白するのは「女性から」にしたほうがいいのですよ。女性から積極的に男性に触って、彼の気を引いて、なかば強引に交際に持っていく。これが本当は一番いいのです。その逆パターン、つまり、女性に「セクハラ!」と言われるリスクを覚悟で挑戦する男性というのは、あまりいないから。

ボディタッチしてくる男性には気をつけた方がいい?


ところで、ボディタッチしてくる男性に気をつけた方がいい?という質問をよく受けますが、これは気をつけた方がいいケースもあるし、気をつけなくていいケースもあります。

気をつけた方がいいケースというのは言うまでもなく、体の関係目的としている男性に対してです。たとえば飲みの席でボディタッチして、彼女が嫌がるそぶりを見せなければ、ボディタッチの種類がエスカレートしていくわけです。最初は手の甲に触れていたのが、いつのまにか彼は「手相を見てあげるよ」なんて言って彼女の手をガチで握って、あげくの果てには彼女の太ももに触れるようになるわけです。

で、そういう男はトークがうまいから、手相を見たりしているうちに日本酒をすすめちゃったりして、最後には彼女もなんだか舞い上がっちゃったりして……。

こういうのって、セクハラとかパワハラといった事件的な要素抜きにいえば、また、女性の方が「まんざらでもなければ」ありかなと思います。がしかし、たいていの場合、女性はあまり良い気はしていないでしょうから、飲みの席でベタベタ触ってくるような男性とは、二度と飲みに行かないなどの対策を講じた方がいいように思います。

真面目な男性がボディタッチしてきたら


さて、次に、真面目な男性がボディタッチしてきたら、というお話をしましょう。世の中には真面目な男もいますね。
そういう男性がしてくるボディタッチは……と書くと、「真面目な男性はボディタッチなんかしてきません」と反論したくなる女性もいるでしょう。

それ、正解です。真面目な男性はボディタッチなんかしません。がしかし、男にも我慢の限界があり、「触らずにはいられないほど好き」になってしまったとき、つい、「彼女の腕くらい触っても大丈夫だろう」とか「腕を触って嫌がられないなら、彼女もおれに気があるのだろう」などと思ってしまうのです。

このケースも、女性がその男性に対して「まんざらでもない」のであれば、いけばいいし、イヤなら二度とふたりきりにならないように気をつけるしかないですね。

女性の身体は「触られる」という視点で見れば、女性が立場の弱い被害者という見方になりますが、反対に、「男性がつい触りたくなるほど、わたしはいい女だ」と思えば、女性の方が立場が上になりますね。

なので、ボディタッチしてくる男性には気をつけた方がいい?という問いの答えは、「あなたが、自分は彼より上の立場にいると認識しているのか、下の立場と認識しているのかで答えがちがってくる」となります。願わくは「いい女」でいてほしいので、常に「彼よりちょい上」の立場にいていただきたいと、個人的には思いますが。

スマートに受け答える術を持っているのが大人の女性


いずれにせよ、男性がボディタッチするときというのは、彼女のことが好きなときです。なので、もしあなたがその彼のことが好きなら「脈あり」と思っておおいに喜ぶといいです。「え?わたし、もしかして今、彼に触られた?」と思って、ドキドキして言葉を失うことのないようにすべきです。そのタイミングで言葉を失ってしまえば、彼も言葉を失ってしまって、お互いにどこにも行けなくなるから。

そういうときは、あなたも彼にボディタッチしてあげるといいです。そしたら遅くとも3日後には彼と付き合えます。反対に、「こいつにだけは触られたくない」という男性にボディタッチされたら「セクハラで訴えるよ」と言うといいです。

という感じで、男性がしてくるボディタッチの「意味」ってわりとシンプルなのです。ボディタッチされて「どうしよう」と迷う女性は、だから、恋愛初心者なのです。

恋愛初心者って、まだ恋愛のことが、というより男性のものの考え方や感じ方がよくわかっていないので、自分のプライベートゾーン(つまり身体)に入って来られたらおおいに驚きますよね。そういう時期って、おそらく誰にでもあるので、そういう時期のそういうふるまいが悪いとは言いません。あなたから見て恋愛上級者に見える女性だって、恋愛初心者の頃がちゃんとあり(たとえば小6の頃)、そのときに男性にボディタッチされて、泣いたり、先生に「この男性、わたしのことをいじめました」とウソの申告をしたりしてきたのですよ。

なので、男性のボディタッチに戸惑うことが悪いわけではありません。がしかし、相手から好きと言われたら(男性からボディタッチされたら)、それに対してスマートに受け答える術を持っているのが大人の女性です。少しずつ免疫をつけて、大人の女性になってください。

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(ひとみしょう/作家・コラムニスト)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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