失恋した友達を励ます魔法の言葉5つ。落ち込む心を癒すタイミングや行動って?

本当は、失恋して落ち込んでいる友だちには、なんら声を掛けることなく黙って寄り添ってあげるのが一番いいんです。心優しい人は、なんらか励ましの言葉を掛けたくなるでしょうけど、でも言葉がなんの役にも立たない時があって、そのひとつが、失恋して落ち込んでいる時なのです。

自分が失恋した時のことを振り返るとわかりますよね?とは言うものの、いつまでも失恋した友だちに寄り添うことは物理的に不可能ですね。ということで、今回は失恋した友だちを励ます魔法の言葉について、一緒に見ていきたいと思います。

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失恋した時に人はなぜ落ち込むのか?


まず最初に、人は失恋したらなぜ落ち込むのか、について一緒に見ていきましょう。失恋したら落ち込む理由は「なりたかった自分を失ったから」です。

彼女は彼と付き合っている時に、たとえば「こんな素敵な彼のお嫁さんになりたい」と思っていました。お嫁さんになることが、「なりたい自分」になることだ、と思っていました。がしかし、彼女は彼に振られました。そのことはつまり、彼女が「なりたい自分」になれなくなったことを意味します

今の自分のことを自分で認められない人、なんらか別の自分になりたいと思っている人、自分探しをしている人ほど、失恋の痛手が大きいというのは、つまりはこういうことなんです。彼に振られたことによって「人格否定」されたからつらいのではありません。それも2割くらいはあるのかもしれないけど、それよりなにより大きいのは「なりたかった自分に未来永劫なれなくなった、そのなれなさ」に、彼女は涙するのです。ということから、失恋した友達を励ます魔法の言葉の1つ目が導き出せます。

失恋した友達を励ます魔法の言葉


失恋した友達を励ます魔法の言葉1.「そのままでいいんだよ」


なにも彼のお嫁さんになるという「生まれ変わり=別の自分」など望まなくていい。あなたはそのままのあなたで十分いいのだ。そのままのあなたこそが「本当の」あなたなのであって、私はそのあなたのことが好き。だから「他の自分」とか「なりたい自分」のことなんか忘れて!

という思いをたったひと言に込めると「そのままでいいのだ」という言葉になります(よね?)。失恋した友だちにも、試験に落ちた友だちにも、この言葉は使えます。自分の生き様によほどの自信を持っている人でもない限り、みなさん「なりたい自分像」を持っています。うまくいけば「なりたい自分=別の自分」になれる!と夢見ています。

でもしかし、「本当は」自分って今の自分そのものなわけです。なにも夢を見てはいけないとか、夢を見ることが無価値だと言っているのではありません。「その」肉体と「その」考え方をして、「そこで」呼吸をしている人が「あなた」であって、あなたが他に2人も3人もいたらおかしいでしょ?ということ。だから「その」あなたでいいのだと、こう励ましてあげることに意味があるのです。

失恋した友達を励ます魔法の言葉2.「気分転換にどこか行こう!」


先の項で言ったようなことを延々と語るのは、おそらく哲学の授業くらいなもので、「本当の自分論議」なんかしても、気分が滅入るだけ、と感じる人もきっと多いでしょう。

そういう時は「気分転換にどこか行こう!」と言っておいしいものを食べに行ったりして励ましてあげるといいです。
失恋した人は、頭でいろんなことを考えています。だから言葉の能力(=理性)が疲れています。その疲れた脳に効くのは、感覚的なことです。「おいしいね」とか「このお店おしゃれだね」と感じる感覚が、失恋の痛手をやわらげてくれます

失恋した友達を励ます魔法の言葉3.「気晴らしに飲みに行こう!」


お酒を飲むのが好きな友だちなら、「飲みに行こうよ!」と言ってあげると、それが励ましかつ気晴らしになります。お酒が好きな人って、ひとりで飲むのが嫌なんです。

もちろん1人の方がいいという人もいますが、家で1人で飲んでいても、結局スマホをいじって元カレの思い出に浸るか、YouTubeで元カレとよく聴いた曲を聴くとか、そんなことしかしません。それではどんどん病んできます。誰かと一緒に飲んで、パッと気分を変えたい!失恋者のこの思いに寄り添ってあげると、案外感謝されます

失恋した友達を励ます魔法の言葉4.「後にはいいことしか待っていないよ」


失恋という「嫌なこと」の後には、「いいこと」しか待っていない。のかどうか、本当のところは誰もわかりません。
失恋した次の月にリストラにあって、その翌月の家賃が払えず、部屋を追い出されて……ということになるかもしれません。がしかし、ここは嘘でもいいから奇跡は起こると信じて「失恋の後にはいいことしか待っていない」と言ってあげましょう。先に悪いことが起きたら後にはいいことが起きるという考え方は、たとえば占いが好んで使う考え方だろうと思います。占いは優れたものもそうでないものも入り混じっていますが、でもこの考え方を積極的に採用してもいいと思います。

悪いことの後にはいいことが起こるとは言い切れないものの、しかし、そうやって未来を明るく見ていればなにかいいことが本当に舞い込んでくることがあるから。こういうのは、おそらく「引き寄せの法則」が得意とする考え方だろうと思いますが、うん、願えば願いは叶いますよ。本当に。

失恋した友達を励ます魔法の言葉5.「他にももっといい人がいるよ」


これを言うと怒る失恋者もいますね。「彼ほど素敵な男性はこの世に彼しかいない」とかと言って。確かに失恋して心が痛んでいる時はそうとしか思えないものです。「ま、他にもいい男はいっぱいいるし!今夜も男をハントしに新宿へ!」なんて言える人は……。

なので、この「他にももっといい人がいるよ」という言葉は電話で言ってはいけません。2人ともが自分の部屋にいる時に、この言葉を使ってはいけない。なぜなら「外」が見えない状況で「他にももっと……」と言っても、「内」にこもっている失恋者の心は「嘘つけ」としか思えないからです。

そうではなくて、たとえば失恋者と飲みに行った時などに使うべきです。ちょっといいお店に行くと、たいてい「いい男」がいます。「ね、ほら、あそこの彼もよさげな感じじゃん」みたいに。

注意!励ましの魔法の言葉が効かないケース


最後に、励ましの魔法の言葉が効かないケースについて付言します。彼女が彼に依存的に恋していた場合、励ましの言葉はまずその効力を発揮しません。冒頭に書いた「別の人間に生まれ変わる」ことを夢見ている女子のことです。

彼女は「彼が私の人生を変えてくれるはず」と「信じて」いました。ライトに恋していたのではなく、「自分を変えてくれる彼」に「すがって」いたのです。彼氏にすがっていた失恋者には、どのような言葉も通じません。本人が「私は彼氏にすがりすぎていた」と反省するか、途中ですがらせてくれなくなった彼氏のことを憎むか、どちらかをしないと彼女の心耳は閉じたままなのです。それは、その彼女がよくないということではなく、言葉という私たちがよく使うツールの限界なのです。

言葉という道具は、過去のことと未来のことを語るためのものであって、今現在リアルタイムで感じていることを表すためのツールではないんですね。今感じていることは「さっきの今こう感じていた」と、過去形でしか言えないのです。

今は「今」感じるしかないのです。「今」つらいと思っている人には、だから言葉が「効かない」のです。言葉が「効く」失恋者は、その意味で「まだ軽症でよかった」と言えます。だから、失恋した友達を励ます魔法の言葉の6つめは、「軽症でよかったね」です。不用意にこう言うと相手が怒るかもしれないのでご注意を。

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(ひとみしょう/作家・コラムニスト)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作詞家・広告プランナー・コピーライターを経て、専業文筆家に。小学館 『Menjoy!』編集部よりMVP賞を4回受賞。現在、連載を9本を抱える

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