不吉な予感!ますます占いにハマる友達【LINE怖い話 #11/占ってあげる 4】

連載
LINE怖い話
LINE怖い話
知らない人からLINEが来る。そんなゾッとする経験をしたことはありませんか?この連載では、LINEにまつわる怖い話をお届けします。
知らない人からLINEが来る。そんな経験をしたことはありませんか?

多くの人は、詐欺やいたずらだと思って無視してしまうでしょう。でも、中には違和感を覚えるものもあるようです。

LINEの向こう側にいるのは、人間なのでしょうか。それとも……。

連載「LINE怖い話」では、LINEにまつわる怖い話をお届けします。

「占ってあげる」その4


占いってあげるとLINEを送ってきた謎のアカウント「(O_O)」。晴香さんは、その占いのあまりの的中率が怖くなり、「(O_O)」にLINEを送るのをやめました。しかし、友達の杏奈さんはますます入れこんでいきました。

ある日、杏奈さんが会社を辞めると言い出しました。

その時のことを、晴香さんは話してくれました。

「どういうこと?って聞いたんですよ。だって、この前やっと長いこと着手してた案件で契約が取れたって言ってたのに。このタイミングでどうしたのって。そうしたら、杏奈がスクショを送ってくれて」



「必死に止めましたよ。彼氏がほしいから会社辞める?今の会社に不満があるとか、転職しようか迷ってるとかならまだ分かりますよ。考え直してって言ったんですけど、杏奈は聞かなかったです」

これだけ占いが当たっているなら、頼りたくなる気持ちは分からなくないけど、だからこそもっと早く手を引いておくべきだったんです。そう晴香さんは言いました。

「杏奈は結構内気で、あまり自分に自信が持てない子なんですよ。そこまで社交的でもないですし、学生時代から私がよく彼女の相談に乗ってました。占いとかパワースポットとか、私以上によく信じるタイプの子だから、彼女に例のアカウントを紹介する前に、私ももっとよく考えればよかったです。杏奈は、その頃には完全に占いアカウントに依存していました

晴香さんは、杏奈さんに占いアカウントを紹介したことを後悔し始めていました。そして、そんな彼女の気持ちをよそに、杏奈さんは辞表を提出してしまったとのことです。

占いにのめり込んでいく杏奈さん。もう止められそうにありません。

この後、杏奈さんから衝撃のLINEが飛んできます。


次回の配信もお楽しみに。

(園田亜真理)

※この物語はフィクションです。実在する人物・団体とは一切関係がありません

この記事を書いたライター

園田亜真理
1993年10月5日、東京都生まれ。元インテリアショップ店員。駆け出しフリーWEBライター・エディター。フリーモデル。この先の時代に、結婚せずに女1人で生きていく方法を模索中。オカルト、ホラー、廃墟が好き。

関連記事