あれ、違う人じゃん。友達だと思って返信したら…【LINE怖い話 #22/夢の中の子 1】
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LINE怖い話
知らない人からLINEが来る。そんなゾッとする経験をしたことはありませんか?この連載では、LINEにまつわる怖い話をお届けします。
知らない人からLINEが来る。そんな経験をしたことはありませんか?
多くの人は、詐欺やいたずらだと思って無視してしまうでしょう。でも、中には違和感を覚えるものもあるようです。
LINEの向こう側にいるのは、人間なのでしょうか。それとも……。
連載「LINE怖い話」では、LINEにまつわる怖い話をお届けします。
健介さんは運転免許をとったばかり。
大学の友達である亮さんに、運転の練習に付き合ってもらう代わりにソロキャンプを教えることになりました。
キャンプ場は健介さんの家から車で2時間ほどで、亮さんは小学4年生までそのキャンプ場の周辺に住んでいたとのことです。
「亮のやつ、昔よく遊んでたからそのキャンプ場には詳しいとか言ってたけど、実際行ってみたらカブトムシとザリガニがよく採れる場所以外、あまりよく分かってなかったですね。まあ俺も前から気になってたキャンプ場だったので、いろいろ楽しめましたけど」
キャンプ自体は何事もなく終わり、1泊して家に帰ってきてからのこと。LINEが入りました。
タープとは、天井のみのテントのようなものです。日除けとしてテーブルの上などに張ることが多いですが、亮さんは、焚き火用の木の枝を折っているうちに勢い余ってタープに穴を開けてしまったのでした。
「かなり眠かったのであんまり確認しないでLINE返したんですけど、よく見たら亮のアカウントじゃなかったんですよ。でも明らかに亮からっぽい内容だし、名前とアイコン変えたのかなって思って見てみたら、元の亮のアカウントは別でそのままあったんですよ」
その後、本物の亮さんのアカウントからも「タープの件ごめんな」とスタンプ付きでLINEが来ました。
では、この「(O_O)」というアカウントはいったいなんなのだろう、と健介さんは思いましたが、あまりにも眠かったのでその日は深く考えずに寝ることにしました。
その夜、健介さんに不思議なことが起こります。
連載「LINE怖い話」は毎日更新中です。
(園田亜真理)
※この物語はフィクションです。実在する人物・団体とは一切関係がありません
多くの人は、詐欺やいたずらだと思って無視してしまうでしょう。でも、中には違和感を覚えるものもあるようです。
LINEの向こう側にいるのは、人間なのでしょうか。それとも……。
連載「LINE怖い話」では、LINEにまつわる怖い話をお届けします。
「夢の中の子」その1
健介さんは運転免許をとったばかり。
大学の友達である亮さんに、運転の練習に付き合ってもらう代わりにソロキャンプを教えることになりました。
キャンプ場は健介さんの家から車で2時間ほどで、亮さんは小学4年生までそのキャンプ場の周辺に住んでいたとのことです。
「亮のやつ、昔よく遊んでたからそのキャンプ場には詳しいとか言ってたけど、実際行ってみたらカブトムシとザリガニがよく採れる場所以外、あまりよく分かってなかったですね。まあ俺も前から気になってたキャンプ場だったので、いろいろ楽しめましたけど」
キャンプ自体は何事もなく終わり、1泊して家に帰ってきてからのこと。LINEが入りました。
タープとは、天井のみのテントのようなものです。日除けとしてテーブルの上などに張ることが多いですが、亮さんは、焚き火用の木の枝を折っているうちに勢い余ってタープに穴を開けてしまったのでした。
「かなり眠かったのであんまり確認しないでLINE返したんですけど、よく見たら亮のアカウントじゃなかったんですよ。でも明らかに亮からっぽい内容だし、名前とアイコン変えたのかなって思って見てみたら、元の亮のアカウントは別でそのままあったんですよ」
その後、本物の亮さんのアカウントからも「タープの件ごめんな」とスタンプ付きでLINEが来ました。
では、この「(O_O)」というアカウントはいったいなんなのだろう、と健介さんは思いましたが、あまりにも眠かったのでその日は深く考えずに寝ることにしました。
その夜、健介さんに不思議なことが起こります。
連載「LINE怖い話」は毎日更新中です。
(園田亜真理)
※この物語はフィクションです。実在する人物・団体とは一切関係がありません
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この記事を書いたライター
園田亜真理
1993年10月5日、東京都生まれ。元インテリアショップ店員。駆け出しフリーWEBライター・エディター。フリーモデル。この先の時代に、結婚せずに女1人で生きていく方法を模索中。オカルト、ホラー、廃墟が好き。