面倒臭そうな人だなあ。占いに対するクレーム【LINE怖い話 #44/絶縁の水 2】

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知らない人からLINEが来る。そんなゾッとする経験をしたことはありませんか?この連載では、LINEにまつわる怖い話をお届けします。
知らない人からLINEが来る。そんな経験をしたことはありませんか?

多くの人は、詐欺やいたずらだと思って無視してしまうでしょう。でも、中には違和感を覚えるものもあるようです。

LINEの向こう側にいるのは、人間なのでしょうか。それとも……。

連載「LINE怖い話」では、LINEにまつわる怖い話をお届けします。

「絶縁の水」その2


昔から霊感が強く、勘も鋭かった紘子さん。

しかし、霊感はあっても除霊や供養はできずにいました。そのせいで、怖い目に遭うこともしばしば。

近くの川の水に、微力ながら霊を寄せ付けない効果があることを発見してから、それを頼りにしていた紘子さん。

そんなある日、除霊ができるスプレー「龍玉水」がネットではやり始めました。元々霊感の強い紘子さんはお小遣い稼ぎを思いつきます。

「龍玉水を買って川の水で薄めて、他のボトルに詰め替えて売るんです。私には霊感があるので、効果が薄れないことは実証できました。まあ、転売まではいかないけどグレーってところですかね」

さらに紘子さんは、もう1つ収入源があると言います。

「私が販売している『絶縁の水』を購入してくれた人には、私が運営する公式LINEアカウント『占いLINE藍羅』のQRコードを案内しています。月1で星占いのDMを配信しているんですが、希望者にはLINE上で1回2,000円で個別の占いも承ってるんです」

そんな紘子さんが運営する「占いLINE藍羅」に、ある人から連絡が来ました。



それは、ひと月前に個別占いを依頼してきた人からのクレームのLINEでした。

冷静な返信を心がけましたが、紘子さんは少々腹が立っていたようです。

「そんなに過信されても困るんですよ。私は勘がいいし、占いも周りの人には当たると言われてるけど、プロじゃないんですから。ていうかプロだって絶対当たるなんてことはないんだし」

この「(O_O)」という人は、とある男性との相性を占ってほしいと依頼してきました。どうやら片思いのようです。

生年月日と出身地だけで名前は聞いていませんが、紘子さんはやり取りしているうちに、なんだか面倒臭そうな人だなと思い始めたと言います。

「相性がいいと結果が出たので正直に伝えたんですが、変に期待させてしまったみたいで……。欲を出すとダメだって言ったのも、すっかり忘れてるみたいです」

しかし(O_O)のクレームは、これだけに留まりませんでした。


連載「LINE怖い話」は毎日更新中です。

(園田亜真理)

※この物語はフィクションです。実在する人物・団体とは一切関係がありません
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この記事を書いたライター

園田亜真理
1993年10月5日、東京都生まれ。元インテリアショップ店員。駆け出しフリーWEBライター・エディター。フリーモデル。この先の時代に、結婚せずに女1人で生きていく方法を模索中。オカルト、ホラー、廃墟が好き。

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