やっぱり何か知ってる…?冗談に思えない一言【LINE怖い話 #53/さりげない助言 4】
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LINE怖い話
知らない人からLINEが来る。そんなゾッとする経験をしたことはありませんか?この連載では、LINEにまつわる怖い話をお届けします。
知らない人からLINEが来る。そんな経験をしたことはありませんか?
多くの人は、詐欺やいたずらだと思って無視してしまうでしょう。でも、中には違和感を覚えるものもあるようです。
LINEの向こう側にいるのは、人間なのでしょうか。それとも……。
連載「LINE怖い話」では、LINEにまつわる怖い話をお届けします。
紗知さんは、とあるバーで篠原さんという男性と知り合い、その後LINEでやりとりをしています。
しかし篠原さんは、まるで紗知さんの行動を予知しているかのように助言することがあり、紗知さんはだんだん恐怖を覚えるようになりました。
さらに、3年前に急に自分の前から姿を消した元彼がまた東京に戻ってきていることを知り、しかもその彼が事故で入院しているという噂を聞いた紗知さん。
呆然としていると、また篠原さんからLINEが来ました。
「篠原さんからは『元気ないみたいだね』ってLINEがきました。私はその時家にいたし、その日は篠原さんとまだ連絡とってなかったのに、また何の脈絡もなく……。エアコンをつけっぱなしで外出したことに気づかせてくれた時といい、タイミングがよすぎます」
紗知さんは迷いましたが、LINEを返すことにしました。
紗知さんは目を疑いました。
「『誰かが紗知さんのために復讐してくれたのかもね』って、冗談で言ってるのかもしれないんですけど、篠原さんが言うとそうは思えなくて……」
お酒のせいで記憶はおぼろげですが、篠原さんとバーで知り合った時、紗知さんは自分の身の上話をしました。しかし、どこまで話したのかは覚えていません。
もしかして篠原さんが元彼を……?と考える紗知さんでしたが、元彼が紗知さんの元を去ったのは3年前のことですし、篠原さんと知り合ったのはつい最近のこと。
実は彼らに面識があったのだろうか、とも考えましたが、紗知さんはなんだか怖くなって、篠原さんへの返信はしないことにしました。
代わりに、紗知さんはとある人にLINEをすることに。
連載「LINE怖い話」は毎日更新中です。
(園田亜真理)
※この物語はフィクションです。実在する人物・団体とは一切関係がありません
多くの人は、詐欺やいたずらだと思って無視してしまうでしょう。でも、中には違和感を覚えるものもあるようです。
LINEの向こう側にいるのは、人間なのでしょうか。それとも……。
連載「LINE怖い話」では、LINEにまつわる怖い話をお届けします。
「さりげない助言」その4
紗知さんは、とあるバーで篠原さんという男性と知り合い、その後LINEでやりとりをしています。
しかし篠原さんは、まるで紗知さんの行動を予知しているかのように助言することがあり、紗知さんはだんだん恐怖を覚えるようになりました。
さらに、3年前に急に自分の前から姿を消した元彼がまた東京に戻ってきていることを知り、しかもその彼が事故で入院しているという噂を聞いた紗知さん。
呆然としていると、また篠原さんからLINEが来ました。
「篠原さんからは『元気ないみたいだね』ってLINEがきました。私はその時家にいたし、その日は篠原さんとまだ連絡とってなかったのに、また何の脈絡もなく……。エアコンをつけっぱなしで外出したことに気づかせてくれた時といい、タイミングがよすぎます」
紗知さんは迷いましたが、LINEを返すことにしました。
紗知さんは目を疑いました。
「『誰かが紗知さんのために復讐してくれたのかもね』って、冗談で言ってるのかもしれないんですけど、篠原さんが言うとそうは思えなくて……」
お酒のせいで記憶はおぼろげですが、篠原さんとバーで知り合った時、紗知さんは自分の身の上話をしました。しかし、どこまで話したのかは覚えていません。
もしかして篠原さんが元彼を……?と考える紗知さんでしたが、元彼が紗知さんの元を去ったのは3年前のことですし、篠原さんと知り合ったのはつい最近のこと。
実は彼らに面識があったのだろうか、とも考えましたが、紗知さんはなんだか怖くなって、篠原さんへの返信はしないことにしました。
代わりに、紗知さんはとある人にLINEをすることに。
連載「LINE怖い話」は毎日更新中です。
(園田亜真理)
※この物語はフィクションです。実在する人物・団体とは一切関係がありません
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この記事を書いたライター
園田亜真理
1993年10月5日、東京都生まれ。元インテリアショップ店員。駆け出しフリーWEBライター・エディター。フリーモデル。この先の時代に、結婚せずに女1人で生きていく方法を模索中。オカルト、ホラー、廃墟が好き。