「私、見逃した?」友人にしか見えない霊の姿 【LINE怖い話 #67/ホラー映画観賞会 4】

友達からの奇妙なLINE、知らない人からの不思議なLINE……。普段何気なく使っているメッセージアプリに、違和感を覚えたことはありませんか?

それはもしかすると、人ならざるものが関係しているかもしれません。

連載「LINE怖い話」では、LINEにまつわる怖い話をお届けします。


「ホラー映画観賞会」その4



テレビ放送されているホラー映画の鑑賞をしている芳子さん。

同僚の響さんとLINEでメッセージを交換しながら感想を言い合い、鑑賞会のようなことをしています。

感想を言い合っている途中、劇中のカップルの後ろに幽霊がいたとメッセージを送ってくる響さん。しかし芳子さんはそれが確認できず、見逃してしまったことを後悔します。

“幽霊出てたんだ。ごめん私見逃したみたい”

響さんにそうメッセージを送り、再びテレビに視線を戻す芳子さん。

しかし、そのすぐ後に響さんからメッセージが返ってきます。

「私、見逃した?」友人にしか見えない霊の姿 【LINE怖い話 #67/ホラー映画観賞会 4】の2枚目の画像


芳子さんは時折メッセージを確認するためにスマホをチラ見する以外は、基本的にちゃんと映画を観ているつもりでした。

しかし、響さんは女性の幽霊がしっかり映っており、よそ見をしていない限り見逃すはずはないと主張しています。

「うーん、文字打ってるときに見逃したかな?」

LINEでメッセージをやり取りしている際に見落としたと考えた芳子さん。

少し釈然としませんが、やっぱり自分が見逃したと思い響さんに返信します。

“ごめん、よそ見してたかも”

“やっぱり。まあ雰囲気的に黒幕っぽかったし、また出てくるでしょ”

そんなやりとりをして、気を取り直し映画の鑑賞を続ける芳子さん。

今度は見逃さないと、以前よりもテレビ画面に集中します。

時刻は夜の11時半。

最初は小さなすれ違いにすぎない内容でしたが、ここから様子がおかしなことに……。



連載「LINE怖い話」は毎日更新中です。

(洞 怜子)

※この物語はフィクションです。実在する人物・団体とは一切関係がありません
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この記事を書いたライター

洞 怜子
怖い話を集めたり想像したり執筆したりするのが好きなホラー作家。

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