いったいなんなの!?旅館で遭遇した恐怖体験【LINE怖い話 #76/格安の旅館で 6】
友達からの奇妙なLINE、知らない人からの不思議なLINE……。普段何気なく使っているメッセージアプリに、違和感を覚えたことはありませんか?
それはもしかすると、人ならざるものが関係しているかもしれません。
連載「LINE怖い話」では、LINEにまつわる怖い話をお届けします。
突然の停電に襲われ、部屋の電気をつけようとしますが、どうにもならなかった由奈さん。
その背後で、由奈さんのスマートフォンが勝手に起動し、暗闇と化した部屋を照らしていました。
「ちょっ……!何でよ……!?」
由奈さんはすぐにスマートフォンのところまで行き、画面を確認すると通話画面が開かれていました。
「マジかぁ……」
完全に壊れていると確信し、買い替えを決心しつつ通話中止部分の画面をタッチ。すぐにLINEで美代子さんに報告します。
美代子さんは先日の通話で誰かの声を聞いていると報告していました。
確かに、それは何だったんだろうと首を傾げる由奈さん。そのとき、
「何で……何で……」
由奈さんの耳元で、くぐもった低い声が聞こえました。
「っ!?」
とっさに横を見る由奈さんですが、そこには誰もいません。
「……気のせい、だよね?」
自分にそう言い聞かせ、落ち着きを取り戻そうと深呼吸する由奈さん。しかし、
「何で……何でぇ……!」
次の瞬間、先ほどの謎の声が、より大きく耳元で聞こえました。
「ひゃあぁぁぁぁー!?」
由奈さんは怖くなってスマートフォンを投げ捨て、悲鳴を上げて部屋から飛び出していきました。
誰もいなくなった暗闇の中で、スマートフォンだけが不気味に光り輝いていました。
由奈さんが聞いた声は、いったい……?
連載「LINE怖い話」は毎日更新中です。
(洞 怜子)
※この物語はフィクションです。実在する人物・団体とは一切関係がありません
それはもしかすると、人ならざるものが関係しているかもしれません。
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「格安の旅館で」その6
突然の停電に襲われ、部屋の電気をつけようとしますが、どうにもならなかった由奈さん。
その背後で、由奈さんのスマートフォンが勝手に起動し、暗闇と化した部屋を照らしていました。
「ちょっ……!何でよ……!?」
由奈さんはすぐにスマートフォンのところまで行き、画面を確認すると通話画面が開かれていました。
「マジかぁ……」
完全に壊れていると確信し、買い替えを決心しつつ通話中止部分の画面をタッチ。すぐにLINEで美代子さんに報告します。
美代子さんは先日の通話で誰かの声を聞いていると報告していました。
確かに、それは何だったんだろうと首を傾げる由奈さん。そのとき、
「何で……何で……」
由奈さんの耳元で、くぐもった低い声が聞こえました。
「っ!?」
とっさに横を見る由奈さんですが、そこには誰もいません。
「……気のせい、だよね?」
自分にそう言い聞かせ、落ち着きを取り戻そうと深呼吸する由奈さん。しかし、
「何で……何でぇ……!」
次の瞬間、先ほどの謎の声が、より大きく耳元で聞こえました。
「ひゃあぁぁぁぁー!?」
由奈さんは怖くなってスマートフォンを投げ捨て、悲鳴を上げて部屋から飛び出していきました。
誰もいなくなった暗闇の中で、スマートフォンだけが不気味に光り輝いていました。
由奈さんが聞いた声は、いったい……?
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(洞 怜子)
※この物語はフィクションです。実在する人物・団体とは一切関係がありません
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この記事を書いたライター
洞 怜子
怖い話を集めたり想像したり執筆したりするのが好きなホラー作家。