恋愛系YouTuberにたまご、“保育士志望”から夢を変えた理由【あの人の宝石箱#02前編】

「10代の頃はずっと、私は保育士になるんだって思ってました」

そう語るのは、“恋愛系YouTuber”にたまごさん。恋愛力UP講座や恋愛アンケートなど、女の子の恋愛を応援する動画を日々投稿している。



YouTubeチャンネルの登録者数は約47万人(2021年11月現在)。9月には初の恋愛本『好きな人を100%沼らせる禁断の恋愛トリック』(KADOKAWA)を発売し、売れ行き好調で即重版。10月に開催された出版イベントには全国各地から多くのファンが集まった。

実は、10代の頃は保育士を志していたというにたまごさん。そんな彼女がなぜ、YouTuberという道にシフトチェンジしたのか? そして、彼女の夢を支える「モノ」とは。

目次

“保育士一択”の価値観から「職業ってたくさんあるんだ!」



ローリエプレス編集部
恋愛系のYouTubeチャンネルで、恋愛に悩む世の女の子たちに発信を続けているにたまごさん。そもそも、YouTuberになろうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?


にたまごさん
実は私、10代の頃はずっと保育士になろうと思ってたんですよ。


ローリエプレス編集部
えっ、そうなんですか!


にたまごさん
小学生の頃から「私は保育士になるんだ!」と道を定めてたので、高校卒業後は保育を専門に学ぶための学校に入りました。




ローリエプレス編集部
そこからYouTuberに夢を変えたのは、なぜだったのでしょう?


にたまごさん
保育の勉強をするうちに「自分がやりたいことと少し違うな」と感じたのと、学校に通いながらいろんな業界でアルバイトをする中で「職業ってこんなにたくさんあるんだ!」と気づけたのが大きかったですね。


ローリエプレス編集部
視野が広がったんですね。


にたまごさん
そうです。学校に通いながら、アルバイトを3つくらいかけ持ちしてたかな? アパレルや、IT関連の仕事に関わってみたら、自分のやったことのないことに挑戦するのが楽しくなっちゃったんですよね。「私でも、いろんなことができるんだ!」って。


ローリエプレス編集部
そうだったんですね。だけど、学校では保育士を志す友達が多い環境の中、自分だけ異業種に進むのは不安じゃなかったですか?


にたまごさん
うーん、確かに。学校では浮いた存在だったかもしれません。だけど、それよりも自分のやりたいことを優先しようと思ったんです。


ローリエプレス編集部
そう思って実行できるのがすごいです! やりたいことがあっても、今進んでいる道から外れることに踏み出せない子も多いと思います。


にたまごさん
そうですよね。やりたいことをやれる人って本当に一握りだと思うんですけど、そういう人ってみんな勇気を持って踏み出しているはず。

夢を変えるのは悪いことじゃないし、一度しかない人生で今しかできないことってある。失敗しても死ぬわけじゃないので、「やっちゃえ〜!」って背中を押してあげたいです。




失恋から学んだノウハウを、世の女の子に届けたかった



ローリエプレス編集部
いろんな仕事に興味を持って、その中でYouTuberを選んだ理由はなんだったのでしょう?


にたまごさん
恋愛本でも書いたんですが、当時付き合っていたクズ男の影響が大きいですね(笑)。彼に振られたあと、実は浮気されていたことを知って……。「世の中の女の子を私と同じような目に遭わせたくない。クズ男に騙されないためのノウハウを発信しよう!」って。


ローリエプレス編集部
いい意味で吹っ切れたんですね。そこから、より多くの人に発信する仕事を選んだと。


にたまごさん
最初はインスタメインで活動していたんですが、やっぱり動画の方が伝えられる表現の幅が広いって気づいてから、YouTubeにシフトしました。当時、若い女の子向けの恋愛系のYouTubeチャンネルはあまりなかったので、私がやるしかないと思ったんです。




ローリエプレス編集部
実際、にたまごさんの動画に救われている女の子は多いと思います。


にたまごさん
ありがとうございます。動画のコメントでも「にたまごちゃんのおかげで彼氏ができました!」「クズ男の沼から抜け出せたよ!」と報告してくれる子もいっぱいいて……。


ローリエプレス編集部
たくさんの女の子の人生を変えるきっかけになっているんですね。


にたまごさん
そうだったら嬉しいです。恋愛だけじゃなく、美容系の動画でも見た目のコンプレックスを動画でさらけ出すようにしています。
そうすると同じようにコンプレックスを持った子が、私と一緒にメイクを頑張ったり、髪を切ってみたりして、それを報告してもらえることもあります。誰かの人生を変えるって、責任感が大きいけど、その分やりがいも感じますね


YouTuberのその先の「やりたい」を叶えるために



ローリエプレス編集部
にたまごさんは新刊の発売を記念して、香水もプロデュースされました。


にたまごプロデュース「N Charlotte」
にたまごプロデュース「N Charlotte」


にたまごさん
「N Charlotte」という商品名に「Je ne te manque pas?」というサブタイトルをつけていて、これは「あなたは私に会えなくてさみしくないの?」という意味。会えなくても自分を思い出してもらえるような、儚げな感じです。ぜひ嗅いでみてください!


ローリエプレス編集部
さっぱりしていて甘すぎない、柑橘系のいい香り!


にたまごさん
ありがとうございます。デートの前はもちろん、寝る前にベッドに軽く吹きかけるのもおすすめです。


ローリエプレス編集部
ファンの方々からの反応はいかがでしたか?


にたまごさん
もう、ありがたいことに大好評で。特に嬉しかったのが、嗅覚障がいを持つ女の子から「にたまごちゃんが作った香水なら私も欲しい」というメッセージが届いたこと。

匂いが分からなくても、香りを纏うことでこの香水のイメージの女性になりたい、というふうに思ってくれたんです。そういう子たちにもお届けできるような香水を、これからも作れたら幸せだなって。


ローリエプレス編集部
素敵ですね。香水以外にも、今後コスメやアパレルなどのプロデュースなども展開してほしいです。


にたまごさん
もともと「自分のブランドを持ちたい」という気持ちも強かったので、ぜひやってみたいです! 今回香水をプロデュースして、よりその思いが強くなりました。




後編は、にたまごさんの恋愛事情をインタビュー。クズ男の沼から抜け出して「自分らしい恋愛」をするためのヒントを探ります。


(編集・文:ローリエプレス編集部/高橋千里、撮影:洞澤佐智子)

この記事を書いたライター

ローリエプレス編集部
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