彼氏がいるのに「なんとなく不安になってしまう……」その原因と解決法とは

彼氏がいるのになんとなく不安、という気持ちの「なんとなく」には、ちゃんと理由があります。今回は、その理由について一緒に考えてみたいと思います。彼氏がいるのになんとなくさみしいとか、毎日がなんだかパッとしない、という人もぜひ一緒に考えてみませんか?

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どうして不安になったりさみしいという気持ちになるの?



「なんとなく」不安、とか「なんとなく」さみしい、といった感情は、葛藤から生まれます。なぜ葛藤するのでしょうか? たとえば、付き合っている彼氏に「もっとこうしてほしい・ああしてほしい」と願うから葛藤します。彼氏のことは好き。でも彼は仕事仕事といって、月に1回しかデートしてくれない。ああ、わたしのことをかまってくれる彼氏になってくれないかな……という感じで、現実の彼氏と理想の彼氏像の両方を、思い浮かべてしまうから葛藤します。

でも、それだけならまだ救いがあります。現実の彼氏をとるのか、理想の彼氏に近い別の男子と付き合い直すのか、つまりAかBかを選ぶといいだけだから。でも、そうじゃないから、話が長くなるのです。

葛藤する自分をもうひとりの自分が見ている!?


わたしたちは、AかBかの選択に葛藤するだけではなく、葛藤している自分を、もうひとりの自分が見てしまって「こんなことに葛藤する自分ってイヤだなあ」と思うでしょう? つまり、葛藤する自分をもうひとりの自分が見てしまうから、話がこじれるんですね。

そして、それこそがなんとなく不安とか、なんとなくさみしいという感情の「なんとなく」の正体なのです。「葛藤する自分を、もうひとりの自分に見られているから」わたしたちは、なんとなくモヤモヤしちゃうのです。

どうすれば「なんとなく」は消えてくれる?



これまでの話で登場人物が4人出てきましたね。現実の彼氏、理想の彼氏、葛藤しているあなた、それを見ているあなた、の4人です。その4人が、理想と思える「関係」にまるっと収まればそれなりに葛藤のない、すなわち、漠然とした不安やさみしさを感じない人生になるのです。

ポイントは「関係」にあります。つまり、あなたの漠然とした不安やさみしさの原因とは、言うことをきかない彼氏の「きかなさ」にあるのではなく、あなたと彼氏との関係にあるのです。ということは、その関係をうまくやれば、あなたは漠然とした不安やさみしさから逃れることができるといえますね。が、それってどうすればいいのでしょうか?

漠然として不安やさみしさから逃れるには……


まずは、現実の彼氏に対して、理想の彼氏になるよう言いくるめる? それも「あり」だとは思うけど、でも他人と自分の過去は変えられない、でしょ? ではどうすればいいのでしょうか。

わたしはこう生きていくという、生きるうえにおける芯を持てばいいです。もっと簡単にいうと、好きなことをしなさいということ。将来の生活の安定の「ために」安定した収入を得ている彼氏と付き合うとか、そういうことで彼氏と付き合うのではなく、そんなの度外視して、自分が本当に好きな人と付き合うことです。

それはできないですか?たしかにできない(あるいは、できづらい)と思います。たとえば、本当に好きな人がフリーターであれば、好き「だけど」付き合えないという判断をする女子のほうが多いのが現実でしょうから。

漠然とした不安やさみしさは消えてくれない……?



でも、そうやって、本当に好きなことを隠す、つまり、自分の気持ちに嘘をつくところから漠然とした不安やさみしさは生まれるのです。

他に生まれる場所はありません。ということは、多くの女子はずっとそのまま漠然とした不安やさみしさを抱えて生きるしかないということ? いいえ、そんなことはありません。若くして、自分のやりたい仕事を見つけて努力している人だって、周囲を見渡せばいっぱいいるでしょう? あるいは、若くして結婚&出産して、見ちがえるようにはつらつと生きている女子だって、きっとあなたのまわりにいますよね?

人生って不思議なもので、いま漠然とした不安やさみしさを抱えて暗めに暮らしていても、あるときある瞬間、がらっと変わるものです。その「Xデー」がいつなのかは、誰にもわかりません。

あなたが気づいていないところでしている努力


あなたは意識していないと思うけど、実は誰しもが、自分と他者との関係や自分ともうひとりの自分との関係を良くしようと努力しながら生きているのです。つまり、あなただって、実はちゃんと努力しているのです。なぜなら、わたしたちは、結局のところ好きなこと以外はできないように生まれついているから。

やっていて心地いいこと、楽しいこと――わたしたちの人生はそこに向かっています。その途中に感じる「なんとなく」の不安やさみしさとは、あなたがなにをしているときが心地いいのか・楽しいのかを知るための手掛かりとして、神様があなたに用意してくれている感情なのです。


別の言い方をするなら、あなたに漠然とした不安やさみしさを与える現実の彼氏とは、あなたが真のオトナの女性に成長するためになくてはならない人なのです。

(ひとみしょう/作家・コラムニスト)

※参考 キルケゴール・S『死に至る病』鈴木祐丞訳(講談社)2017年

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作詞家・広告プランナー・コピーライターを経て、専業文筆家に。小学館 『Menjoy!』編集部よりMVP賞を4回受賞。現在、連載を9本を抱える

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