女性が憧れる「理想の彼氏」や「理想の恋愛」を手に入れるためのたった1つのメソッド♡

みなさん、理想の彼氏と付き合って理想の恋愛をしたいと思っていると思います。

イケメンで優しくて、週1でお泊りデートしてくれて実家暮らしでない彼が理想、というような「理想」を、少なからず持っていますよね?

ところで、その理想ってなんなのでしょうか?人によっては「今の彼氏は理想とはほど遠いけど、でも好き」と言ったりするじゃないですか!今回は理想のとは何かを一緒に見ていきつつ、「理想の彼氏」や「理想の恋愛」を手に入れる方法についてお届けしたいと思います。


目次

女性の理想ってどんなこと?


理想は過去のデータの集積のことです。

例えば「サッカー選手的なルックスと運動神経の良さを併せ持っている彼と付き合うのが理想」と思っている人は、高校時代にそのような彼氏と付き合った、あるいは付き合い損ねた、という経験を持っていたりしますね。あるいは、タレントの**君みたいな男子が理想という人は、中学生くらいからイケメンタレント好きでそのような男子と付き合うことを夢見てきた人だったりしますね。

つまり私たちは、自分の経験や記憶の中から「自分にとって最もいい条件の相手」を「選別」していて、その結果生まれた「概念」を「理想」と呼んでいる、ということなのです。概念とは「実態のないコト」です。言い方を換えると、妄想や幻想の塊が概念、つまり、言葉の世界が概念です。要するに、実体がない夢みたいなものが概念であり、「理想」なのです。

恋愛していないと理想が高くなる理由


だから、恋愛しない期間が長ければ長いほど、私たちは「理想」がどんどん高くなっていくのです。恋愛しない期間って、生身の人間を相手に恋しないものだから、夢や妄想、つまり概念ばかりが元気になっちゃうんですよね。その結果、現実世界にはいないであろう人物をどんどん思い描いてしまって、それに恋しちゃうのです。あぶない、あぶない。

生身の人間って、私たちに「感覚」を与えてくれるでしょう?彼はイケメンだけど汗臭いとか!あるいは、彼はまあまあのルックスだけどマメで優しいと感じるというのも感覚ですよね。そういう「生きている人の感覚」なしに、頭の中で妄想的にできあがるもの、それが、私たちがよく口にする「理想」なのです。その理想は感覚が不在だから、つまり「概念」だから、五感を使わないと(生身の人間を相手にする時間が少ないと)どうしても肥大化してしまうのです。

誰だって「危なさそう」な恋愛をしてきた


別の言い方をすれば、「理想」とは済んだことです。先に書いたように、私たちは自分の経験や記憶という「過去のこと」から、自分の理想を作り上げる、要するに理想=過去のこと」です。過去のことからは「今」が抜け落ちています。つまり、理想を高く持ってその理想を追いかけるタイプの恋愛をしている人というのは、自分の過去を追いかけているということなんです。は今の風が吹いている(例えば、大好きな夏の風が吹いている)にも関わらず、「理想」を追いかけている人は「今のこの風」ではなく「自分が過去に経験したあの頃の自分」に浸っているんですよ。あぶない、あぶない。

でもそういうタイプの恋愛って、おそらく誰もが一度はすると思うんですよね。誰だって「最高によかった過去」とか「最高の思い出」を持っているのだから、「あの頃の自分」になって「あの頃大好きだった彼」に似たような彼氏を「今」探し回ったことが、きっとあるでしょう。それでふつうでしょう。つまり、誰だって側から見たら「危なさそう」な恋愛を1度や2度、してきたでしょう。

理想の彼氏や恋愛を手に入れる方法


でも、ですよ。でも、過去は過去だし、今は今です。済んだことは元には戻らないのです。それがどんなに素晴らしい経験であったとしても、過去のことはさておき、今何かを五感で感じること。このような態度こそが、楽しい恋愛をつくってくれるし、豊かな人生を生んでくれるのです。

今、理想という「概念」の奴隷になるのではなく、今、何かを感じること。例えばおいしいものを食べておいしいと感じること。今、隣にいる「まあまあしかかっこよくない彼」と、今この瞬間をどうすれば楽しく過ごせるかを勘で見つけること。

そんな風に「今」何かを感じることが、理想の恋愛をする方法なのです。なぜなら、過去のことは覆水盆に返らずだから。つまり、済んだことと同じことは二度と起こらないから。でも同じ「ようなこと」を起こすことはできます。「今」という時に集中すればいいのです。別の言い方をすれば、今何かを感じさえすればいいのです。あの時、「理想」の彼氏とあなたが付き合えたように、「今この瞬間」に、今そばにいる人に集中すればいいのです。

そしたら「理想に近い」彼氏ができ、理想に近い恋愛ができます。逆説的に言えば、「理想」を追い求めて、でも「理想」が手に入らない人というのは、生きていないんです。感覚が死んでいるんです。言葉の世界に埋没してしまって、「風が気持ちいいね」とか「空がきれいね」などと感覚を使って感じていないんです。

感覚を使うと「理想」に近づく


感覚を使うと「理想」に近づくというのは、つまり、理想とは日々少しずつ変化するものだ、ということです。理想を追い求めて、でも手に入らない理想とは、固定的です。「あの頃の私の、あの頃の経験」という固定化されたものを理想と思っているからです。

でも、感覚を使って生きていると、その人の世界観や価値観は日々少しずつ変化します。従って「あの頃」に対するその人の考え方も変化します。たとえば、高校の頃のサッカー部の彼はかっこよかったけど、でもあれは高校生の「お遊び的な恋」だったな、今は私は25歳なのだから、今は「今の恋」をしよう、などと思えてくるのです。

「生き様」に恋するのが本当の恋


そんなふうに、自分の価値観や考え方が日々少しずつ変化すること、それを生き様と呼びます。女子が読む恋愛コラムに、これまで生き様なんて言葉は誰も出さなかったですが、でも問題はその生き様にあります。なぜなら実は恋愛って、生き様そのものだからです。

例をあげると『千と千尋の神隠し』のハクに恋した人っていますね?(千尋以外に、現実社会にもいますよね、ということです。例えばこれを読んでくださっているあなたとか)その人は、ハク様のルックスにだけ惚れた?わけではないですよね。ハクの生き様に惚れたんですよね?他にも、生き様に惹かれ合うふたりは、新海誠監督の映画『天気の子』にも出てきますね。

つまり、恋愛って「理想」じゃないんです。自分がどう生きるのか、とか、相手の生き様に惹かれるとか、全て「生き方」に関わってくることなんです。

生きるというのは、概念(言葉の世界)に生きるというのではなく、五感を使って言葉にならないなにかを感じつつ生きる、ということでしょ?そうやって生きていれば、毎日が理想的な日になるし、出会いすべてが理想的な出会いになるのです。「感じる」ことを大切に暮らすことが、「理想」を実現する、最も簡単な方法なのです。

※参考 『自分を愛する方法』ひとみしょう(玄文社)2020

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(ひとみしょう/作家・コラムニスト)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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