実際アリ?ナシ?意識していない女性から告白されたときの男性の気持ち

意識していない女性から告白されたとき、彼はぶっちゃけどう思っているのでしょうかというのが、今回のテーマです。彼はわたしのことをあまり意識していない、けど彼に告白したい――こんなことをお考えの方は、ぜひ以下を参考になさってみてはいかがでしょうか。


意識していない女性から告白されたときの本音


自分の「ファン」か「ファン」ではないか


あなたが彼のことをあこがれの対象にしている場合(あなたが彼のファン的存在である場合)、そんな彼女から告白された彼は「重たい」と思います。むろん、告白されてうれしいんですよ。

でも、やがて、彼は「重たいなあ」と思うようになります。男女反対の立場を考えたらわかるでしょ?つまり、あなたのことを「オナラもしない麗しい女性」と思っている男に告白されたら「めんどくさい」と思うでしょ?ということです。反対に、彼に対して憧れをあまり持っていない女性が、彼に告白したらそれなりにうれしがります

みんなとうまくやれる性格かそうではないか


「ファン」か「ファン」ではないかに加えて、彼がみんなとうまくやれる性格かどうかというのも関係してきます。
例えば、彼の目の前に10人の女性がいたとして、そのうちの7人とうまくやれる彼であれば、意識していない女性から告白されても、彼はそれなりにうまくやるでしょう。


それなりにうまくやるというのは、例えば、一緒に食事でもしてやがて付き合うようになる可能性があるでしょうということです。これが、10人の中にうまくやれそうな人は1人もいないと断言するような男だったら……全く意識していない女性から告白されれも「で?」みたいにしか思わないんですよね。つまり、もともと持っている彼の人間性によるということです。

でもいずれにせよ彼は自分に驚いている


でもしかし、いずれにせよ、彼は、全く意識していない女性から告白されたら驚きます。なにに驚くのかといえば、告白された自分自身に驚きます。

彼は「自分と付き合いたいと思ってくれている女性がいるんだ」という事実に驚くのです。「付き合いたいと思ってくれている女性の数=自分の男としての魅力」という方程式を男は心の中に持っているということです。だから、全く意識していない女性から告白されたら、「なんとまあ、ありがたいことで!なんとまあ特異な女性で!」と驚くのです。そう思ってくれている女性が自分の人生に存在しているという事実、つまり、自分の人生に自分で驚くのです。

彼はわたしのことをきっとあまり意識していない――この状態からの告白って、かなりハードルが高いと思います。でも、思い切って告白してみてください。「あこがれ」がどうであれ、彼の人間性がどうであれ、誰の人生も驚きによって、その幅を広げます。なぜなら、わたしたちは、端的に、驚きによってしか世界を広げることができないように生まれついているからです。だから、告白して、彼を驚かせてください。

告白して断られて、そのことにあなた自身が驚いてください。心はちょっと痛むかもしれないけど、でも驚きと痛みを比べたら、驚きのほうが勝るし、その勝った驚きが、あなたの人間性を(恋愛を)さらに豊かにしてくれるから。

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(ひとみしょう/作家・コラムニスト)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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