「彼氏への気持ちが冷めたかも」その理由と彼女が恋愛感情を取り戻すためにできる対処法
彼とずっと一緒にいたいと思っていたけど、まさか自分の気持ちが冷めてしまった…そんな時の対処法について、今回はお届けしましょう。彼氏のLINEに対する返信が無意識のうちに遅くなった人や、彼氏とのデートをキャンセルしてしまったという人は、ぜひ参考にしてみてください。
彼氏への気持ちが冷める理由は、端的にあなた自身が変化・成長したからです。たとえば、同い年の彼と付き合っていて、その彼に対する気持ちが冷めた時、あなたは実は心の片隅で彼より年上の男性に惹かれている……というようなことがあるはずです。
同い年の彼と一緒にいたら落ち着くし、楽しいこともいっぱいできて楽しかった。しかし、今ではなぜか、その彼のことが子どもに見える。幼く見える。そういう彼とではなく「年上で世の中のことをよく知ってて、大人の楽しみをたくさん知っている男性と付き合いたい」このような気持ちにあなた自身が変化した。
つまり、あなたは自分で自分の世界を広げたいと思った。その結果、同い年のこれまで付き合ってきた彼氏のことが、子どもに思えるようになった――これが、彼氏への気持ちが冷めた彼女の心の中です。
違った見方で「気持ちが冷めた」女性を見てみましょう。たとえば、彼はかっこいいし性格も良い、私はそのことに満足していた。でも、なんか最近彼への気持ちが冷めたというケース。
この場合、彼女は彼に飽きたと、端的に言うことができます。イケメンも3日も見れば飽きます、というのは言い過ぎだと思うけれど、どんなにおいしい食事でも毎回それを食べるとなると、人って飽きますよね。あなたが飽き性なダメ人間なのではなく、人間みな飽きます。飽きて当然です。
でも、このことはあなたが彼のイケメンっぷりに飽きたことだけを意味するわけではありません。あなたはあなた自身に飽きたのです。つまり、「付き合うならイケメンがいい」という、従来のあなたの価値観にあなたは飽きたのです。どうせ付き合うなら、と抱いていたあなたの価値観にあなた自身が飽きてしまったのです。だから最近、彼に対して気持ちが乗らないのです。要するにあなた自身が変化・成長したから、あなたは彼につれない態度をとるようになってしまったのです。
さて、では、どうすれば彼に対する恋愛感情を取り戻すことができるのでしょうか。
この答えを男として述べるならそんな方法はありません、となります。なぜなら、彼氏をさておいて変化・成長した女性というのは、「なにがあっても」「なにをしても」心が返らないからです。わかりますよね?これまでラブラブだった同い年の彼氏に興味が失せて、年上男性に気持ちがいった女性のハートを、同い年の彼は「どうにもならん」と、地団太を踏みつつ、涙を流しつつ、眺めるしかないのです。そんな事例、掃いて捨てるほどありますね。
一般的には、女性のほうが男性より精神年齢が高いとされているので、男性はおいてきぼりを食らい、女性は華麗に「出世」を遂げる、というありがちな恋愛パターンになるわけです。そして、その「自分だけ先に成長していってしまうこと」について、ある種の心優しい女性は罪悪感を感じます。だから、再び彼氏に気持ちを戻すにはどうすればいいの?という問いを生むのです。ですが、どうにもなりません。
全ての人が、好奇心をもとに自分の世界を広げるというのは、古今東西の人に共通して言えることだからです。同い年の彼氏ではなく、より広い世界に生きている大人の男性に惹かれた彼女とは、つまり、自分でもどこから湧いてきたのかわからない自分の好奇心に基づいて行動した、ということで、その行動は、あなた自身にも、彼にも、止めることができないのです。なぜなら変化・成長したいという気持ちがどこからどのように湧くのか、誰も知らないから。
上に述べたことが、男性を置き去りにして華麗に変身を遂げる女性に対する、男から見た絶望的な意見ですが、以下に「対処法」を教えます。
1つ目。彼に対する気持ちが冷めても、そんな自分の気持ちの変化になんか気づかなかったふりをして、彼氏と付き合い続けることです。彼へのLINEの返信が遅くなってしまうのなら、彼に「ごめん、最近、なんか忙しくてさ」とか「最近、なんか体調が良くなくて」と言い訳をしつつ、これまで通り付き合い続けることです。
なぜなら、先に彼氏に対する「冷め」は「変化・成長」と書きましたが、人って無限に成長するわけではないからです。あるていどのところまで成長したら、そこで止まってまた今の彼氏に気持ちが戻るかもしれないのです。
だから、なにがなんでも自分の気持ちの変化=成長に従って、とことん行くというのではなく「帰る場所」をキープしておくというのも、恋愛のテクニックです。というか、生きるための処世術です。
高校の時に彼と付き合い始めて、その後別れて、社会人1年目に再び付き合って結婚したふたりが、このケースに該当します。この彼女は優柔不断なのではなく、処世術に長けている、したがって結婚後もうまく家庭を切り盛りできる立派な女性と評されるべきでしょう。
あなた自身が、これまでの自分に飽きたから、彼氏に対する気持ちが冷めたということはあなた自身がこれまでより大人になりたがっているということを意味します。
なので、今の彼氏ともっと大人な遊びをすればいい、と言えます。たとえば、高校生がいっぱいいる地元で彼氏と遊ぶのではなく、銀座や中目黒で彼氏とデートするとか。そうすると、必然的に彼にも大人の遊びを強制することになります。がしかし、強制がよくないわけでは決してありません。
人はいつ成長するかというタイミングが違うだけであって、みんな、やがて銀座や中目黒における「大人の遊び・大人のふるまい」を知る必要があるからです。大人になるというのはそういうことだからです。ちなみに、銀座と中目黒はあくまでも「たとえ」です。また、なぜ「大人になるというのはそういうことなのか」は、大人になって過去を振り返ると誰でも気づくことなので、ここでは明言しません。
最後に、彼氏の本音について触れておきます。彼女が自分より先に心変わりした場合、言い換えれば、彼女の気持ちが冷めているのがわかった時、彼はものすごくショックを受けます。
なぜなら、交際当初から彼は彼女のことを自分より大人と思ってきたからです。また、「大人の方が先により広い世界へと羽ばたく」と知っているからです。
その知っていることが現実のものとなった時、彼はやっぱりなと諦めの気持ちを抱きつつもショックを受けます。「俺と同じスピードで成長してくれるんじゃなかったの?」と思います。この心の痛みを成長痛といいます。
男性は特に、その成長痛なしに大人になれません。自分より大人な彼女とどうにか背伸びをして交際し、その結果、彼女の方が自分より先により広い世界へと羽ばたく、その辛さたるや……。
でも、それを何回も味わって彼はやがて大人の男になるのです。そう考えると、彼氏に対して気持ちが冷めてしまう女性というのは、彼が大人になるお手伝いをする「いい女性」と言えます。
なので、「私の方が先に気持ちが冷めてしまって、なんか申し訳ないな」と思わなくていいです。そういう「半端な」優しさを、彼氏は望んでいないからです。彼は2人で同じものを見て、同じように心を震わせたあの頃に戻りたいと彼は切実に願っているのです。でも同時に、彼はその願いはもう叶えられることはないと知っています。
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(ひとみしょう/作家・コラムニスト)
目次
どうして彼氏への気持ちが冷めてしまうの?
彼氏への気持ちが冷める理由は、端的にあなた自身が変化・成長したからです。たとえば、同い年の彼と付き合っていて、その彼に対する気持ちが冷めた時、あなたは実は心の片隅で彼より年上の男性に惹かれている……というようなことがあるはずです。
同い年の彼と一緒にいたら落ち着くし、楽しいこともいっぱいできて楽しかった。しかし、今ではなぜか、その彼のことが子どもに見える。幼く見える。そういう彼とではなく「年上で世の中のことをよく知ってて、大人の楽しみをたくさん知っている男性と付き合いたい」このような気持ちにあなた自身が変化した。
つまり、あなたは自分で自分の世界を広げたいと思った。その結果、同い年のこれまで付き合ってきた彼氏のことが、子どもに思えるようになった――これが、彼氏への気持ちが冷めた彼女の心の中です。
彼に飽きたのではなく「あなた自身」に飽きた
違った見方で「気持ちが冷めた」女性を見てみましょう。たとえば、彼はかっこいいし性格も良い、私はそのことに満足していた。でも、なんか最近彼への気持ちが冷めたというケース。
この場合、彼女は彼に飽きたと、端的に言うことができます。イケメンも3日も見れば飽きます、というのは言い過ぎだと思うけれど、どんなにおいしい食事でも毎回それを食べるとなると、人って飽きますよね。あなたが飽き性なダメ人間なのではなく、人間みな飽きます。飽きて当然です。
でも、このことはあなたが彼のイケメンっぷりに飽きたことだけを意味するわけではありません。あなたはあなた自身に飽きたのです。つまり、「付き合うならイケメンがいい」という、従来のあなたの価値観にあなたは飽きたのです。どうせ付き合うなら、と抱いていたあなたの価値観にあなた自身が飽きてしまったのです。だから最近、彼に対して気持ちが乗らないのです。要するにあなた自身が変化・成長したから、あなたは彼につれない態度をとるようになってしまったのです。
彼氏への気持ちが冷めてしまったら?
さて、では、どうすれば彼に対する恋愛感情を取り戻すことができるのでしょうか。
この答えを男として述べるならそんな方法はありません、となります。なぜなら、彼氏をさておいて変化・成長した女性というのは、「なにがあっても」「なにをしても」心が返らないからです。わかりますよね?これまでラブラブだった同い年の彼氏に興味が失せて、年上男性に気持ちがいった女性のハートを、同い年の彼は「どうにもならん」と、地団太を踏みつつ、涙を流しつつ、眺めるしかないのです。そんな事例、掃いて捨てるほどありますね。
一般的には、女性のほうが男性より精神年齢が高いとされているので、男性はおいてきぼりを食らい、女性は華麗に「出世」を遂げる、というありがちな恋愛パターンになるわけです。そして、その「自分だけ先に成長していってしまうこと」について、ある種の心優しい女性は罪悪感を感じます。だから、再び彼氏に気持ちを戻すにはどうすればいいの?という問いを生むのです。ですが、どうにもなりません。
全ての人が、好奇心をもとに自分の世界を広げるというのは、古今東西の人に共通して言えることだからです。同い年の彼氏ではなく、より広い世界に生きている大人の男性に惹かれた彼女とは、つまり、自分でもどこから湧いてきたのかわからない自分の好奇心に基づいて行動した、ということで、その行動は、あなた自身にも、彼にも、止めることができないのです。なぜなら変化・成長したいという気持ちがどこからどのように湧くのか、誰も知らないから。
彼氏への気持ちが冷めた時の対処法1.しれっと付き合い続ける
上に述べたことが、男性を置き去りにして華麗に変身を遂げる女性に対する、男から見た絶望的な意見ですが、以下に「対処法」を教えます。
1つ目。彼に対する気持ちが冷めても、そんな自分の気持ちの変化になんか気づかなかったふりをして、彼氏と付き合い続けることです。彼へのLINEの返信が遅くなってしまうのなら、彼に「ごめん、最近、なんか忙しくてさ」とか「最近、なんか体調が良くなくて」と言い訳をしつつ、これまで通り付き合い続けることです。
なぜなら、先に彼氏に対する「冷め」は「変化・成長」と書きましたが、人って無限に成長するわけではないからです。あるていどのところまで成長したら、そこで止まってまた今の彼氏に気持ちが戻るかもしれないのです。
だから、なにがなんでも自分の気持ちの変化=成長に従って、とことん行くというのではなく「帰る場所」をキープしておくというのも、恋愛のテクニックです。というか、生きるための処世術です。
高校の時に彼と付き合い始めて、その後別れて、社会人1年目に再び付き合って結婚したふたりが、このケースに該当します。この彼女は優柔不断なのではなく、処世術に長けている、したがって結婚後もうまく家庭を切り盛りできる立派な女性と評されるべきでしょう。
彼氏への気持ちが冷めた時の対処法2.彼氏に大人な遊びを強制する
あなた自身が、これまでの自分に飽きたから、彼氏に対する気持ちが冷めたということはあなた自身がこれまでより大人になりたがっているということを意味します。
なので、今の彼氏ともっと大人な遊びをすればいい、と言えます。たとえば、高校生がいっぱいいる地元で彼氏と遊ぶのではなく、銀座や中目黒で彼氏とデートするとか。そうすると、必然的に彼にも大人の遊びを強制することになります。がしかし、強制がよくないわけでは決してありません。
人はいつ成長するかというタイミングが違うだけであって、みんな、やがて銀座や中目黒における「大人の遊び・大人のふるまい」を知る必要があるからです。大人になるというのはそういうことだからです。ちなみに、銀座と中目黒はあくまでも「たとえ」です。また、なぜ「大人になるというのはそういうことなのか」は、大人になって過去を振り返ると誰でも気づくことなので、ここでは明言しません。
彼氏の本音
最後に、彼氏の本音について触れておきます。彼女が自分より先に心変わりした場合、言い換えれば、彼女の気持ちが冷めているのがわかった時、彼はものすごくショックを受けます。
なぜなら、交際当初から彼は彼女のことを自分より大人と思ってきたからです。また、「大人の方が先により広い世界へと羽ばたく」と知っているからです。
その知っていることが現実のものとなった時、彼はやっぱりなと諦めの気持ちを抱きつつもショックを受けます。「俺と同じスピードで成長してくれるんじゃなかったの?」と思います。この心の痛みを成長痛といいます。
男性は特に、その成長痛なしに大人になれません。自分より大人な彼女とどうにか背伸びをして交際し、その結果、彼女の方が自分より先により広い世界へと羽ばたく、その辛さたるや……。
でも、それを何回も味わって彼はやがて大人の男になるのです。そう考えると、彼氏に対して気持ちが冷めてしまう女性というのは、彼が大人になるお手伝いをする「いい女性」と言えます。
なので、「私の方が先に気持ちが冷めてしまって、なんか申し訳ないな」と思わなくていいです。そういう「半端な」優しさを、彼氏は望んでいないからです。彼は2人で同じものを見て、同じように心を震わせたあの頃に戻りたいと彼は切実に願っているのです。でも同時に、彼はその願いはもう叶えられることはないと知っています。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてね♡
彼氏に自分の本音が言えないのはどうして?気持ちの伝え方&ベストなシチュエーション
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(ひとみしょう/作家・コラムニスト)
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この記事を書いたライター
ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。