お願い、助けてっ!わがまま彼女からのSOS【LINE事件簿 #156/嘘から出た実 5】
連載
LINE事件簿
恋愛・職場・家族間トラブルまで、日常で起きる事件の発端になりうる“LINE”。そんなLINE事件簿のエピソードを、LINE探偵が紹介します。
どうも、LINE探偵です。
僕の元には日々「LINE事件簿」が寄せられています。
LINEはいつだって事件の発端になりうるもの。大喧嘩につながるハプニングから、つい笑ってしまうプチアクシデントまで……。あなたも身に覚えがあるのではないでしょうか?
そんなLINE事件簿の中から、特に印象的だった事件「嘘から出た実」をみなさんにご紹介します。
翔子さん(仮名:24歳)と壮太くん(仮名:26歳)は付き合い始めて約1年。壮太くんは、何かにつけて「もう別れるっ!」という言葉を切り札にする翔子さんのわがままさに嫌気がさしていました。
会社の先輩恵子さん(仮名:31歳)との浮気を疑われた壮太くん。翔子さんの「もう別れるっ!」攻撃に対して「もういいよ!」と反応し、不穏な冷戦モードに突入!
そんな状況で、別々に飲みに出たある日。
会社の同期コウジくんと飲みに出た翔子さん。最初こそ素敵なイタリアンの雰囲気に気持ちも上がったのですが、徐々にトーンダウン。会社の人たちと飲んでいる壮太くんのことが気になり始めました。
コウジ「じゃあ、これからカラオケでも行かない?」
翔子「えーっ、カラオケ!?どうしよっかなぁ……」
コウジ「まだ時間も早いし、ちょっとだけ、お願いっ!」
翔子「じゃあ、ちょっとだけね」
本当は気乗りしていなかった翔子さんですが、壮太くんが送ってきた3ショット写真を思い出すとなぜか悔しくなり、ついOKしてしまいました。
その頃、壮太くんは以前と同じ店で、同じメンバー(恵子さんと後輩くん)と飲み会中。話題は彼女(翔子)のことに……。
恵子「でも、最初はそのわがままなところも可愛かったんでしょ?」
壮太「はい。まぁそうなんですけど、何かあるとすぐ「もう別れるっ!」って言うのがあまりにも多くて……。恥ずかしい話、こうやって冷静に話すこともできないんですよ」
恵子「元々末っ子気質で甘えん坊さんだったんだろうけど、壮太くんが甘やかしすぎてモンスターに育っちゃったのね。それと、言霊を浴びちゃったのかも」
後輩「えっ?言霊ってなんすか?」
恵子「言霊っていうのは、言葉の持つ不思議な霊力のこと。昔の人は、言葉には霊の力が宿っていて、その力が働いて言ったことが現実になると考えられていたのよ」
後輩「へぇー、そうなんすか。さすが大人っすねぇ~」
恵子「まあね。きっと壮太くんは『もう別れるっ!』っていう翔子さんの言霊を浴びすぎたのかも。ま、慌てずによく考えることね」
壮太「言霊かぁ……」
後輩「恵子さん、やっぱり30歳過ぎると言葉の重みが違いますね~」
恵子「うるさいっ!一言余計。その口ふさぐために飲ませるわよっ!」
後輩「それ、パワハラっす!」
そんな会話をしている時でした。壮太くんのLINEに通知が!
翔子さんとカラオケBOXへ来たコウジくん。最初はせっかくのチャンスなので盛り上げようと頑張りましたが、壮太くんのことが気になっている翔子さんはつまらなそうな様子で不愛想。
お酒も回り、気を使うことに疲れたコウジくんは、別で飲んでいた友人2人をカラオケに呼んで盛り上がり始めました。しかし、帰りたいという翔子さんには「まだダメだっ!」と凄み、帰してくれません。
男3人の酔っぱらいの中に放り込まれた翔子さん。ピンチですっ!
連載「LINE事件簿」は毎日更新中!
(LINE探偵)
※LINE事件ご提供者本人の許可を得て掲載しています
※個人が特定されないよう、名前や内容は一部変えています
僕の元には日々「LINE事件簿」が寄せられています。
LINEはいつだって事件の発端になりうるもの。大喧嘩につながるハプニングから、つい笑ってしまうプチアクシデントまで……。あなたも身に覚えがあるのではないでしょうか?
そんなLINE事件簿の中から、特に印象的だった事件「嘘から出た実」をみなさんにご紹介します。
「嘘から出た実」その5
翔子さん(仮名:24歳)と壮太くん(仮名:26歳)は付き合い始めて約1年。壮太くんは、何かにつけて「もう別れるっ!」という言葉を切り札にする翔子さんのわがままさに嫌気がさしていました。
会社の先輩恵子さん(仮名:31歳)との浮気を疑われた壮太くん。翔子さんの「もう別れるっ!」攻撃に対して「もういいよ!」と反応し、不穏な冷戦モードに突入!
そんな状況で、別々に飲みに出たある日。
会社の同期コウジくんと飲みに出た翔子さん。最初こそ素敵なイタリアンの雰囲気に気持ちも上がったのですが、徐々にトーンダウン。会社の人たちと飲んでいる壮太くんのことが気になり始めました。
コウジ「じゃあ、これからカラオケでも行かない?」
翔子「えーっ、カラオケ!?どうしよっかなぁ……」
コウジ「まだ時間も早いし、ちょっとだけ、お願いっ!」
翔子「じゃあ、ちょっとだけね」
本当は気乗りしていなかった翔子さんですが、壮太くんが送ってきた3ショット写真を思い出すとなぜか悔しくなり、ついOKしてしまいました。
その頃、壮太くんは以前と同じ店で、同じメンバー(恵子さんと後輩くん)と飲み会中。話題は彼女(翔子)のことに……。
恵子「でも、最初はそのわがままなところも可愛かったんでしょ?」
壮太「はい。まぁそうなんですけど、何かあるとすぐ「もう別れるっ!」って言うのがあまりにも多くて……。恥ずかしい話、こうやって冷静に話すこともできないんですよ」
恵子「元々末っ子気質で甘えん坊さんだったんだろうけど、壮太くんが甘やかしすぎてモンスターに育っちゃったのね。それと、言霊を浴びちゃったのかも」
後輩「えっ?言霊ってなんすか?」
恵子「言霊っていうのは、言葉の持つ不思議な霊力のこと。昔の人は、言葉には霊の力が宿っていて、その力が働いて言ったことが現実になると考えられていたのよ」
後輩「へぇー、そうなんすか。さすが大人っすねぇ~」
恵子「まあね。きっと壮太くんは『もう別れるっ!』っていう翔子さんの言霊を浴びすぎたのかも。ま、慌てずによく考えることね」
壮太「言霊かぁ……」
後輩「恵子さん、やっぱり30歳過ぎると言葉の重みが違いますね~」
恵子「うるさいっ!一言余計。その口ふさぐために飲ませるわよっ!」
後輩「それ、パワハラっす!」
そんな会話をしている時でした。壮太くんのLINEに通知が!
翔子さんとカラオケBOXへ来たコウジくん。最初はせっかくのチャンスなので盛り上げようと頑張りましたが、壮太くんのことが気になっている翔子さんはつまらなそうな様子で不愛想。
お酒も回り、気を使うことに疲れたコウジくんは、別で飲んでいた友人2人をカラオケに呼んで盛り上がり始めました。しかし、帰りたいという翔子さんには「まだダメだっ!」と凄み、帰してくれません。
男3人の酔っぱらいの中に放り込まれた翔子さん。ピンチですっ!
連載「LINE事件簿」は毎日更新中!
(LINE探偵)
※LINE事件ご提供者本人の許可を得て掲載しています
※個人が特定されないよう、名前や内容は一部変えています
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この記事を書いたライター
LINE探偵
30代既婚者。これまでに100人以上のLINEに関する相談を受けたことがある。その内容は、恋愛/家族/セクハラ/浮気などさまざま。
今日も次々と僕の元へ寄せられるLINEのトーク履歴をみんなでチェックして行こう!